Song&Dance2 【福岡シティ劇場】

ツアー最終地:福岡、ついに開幕!』という事で、いよいよスタート。
すでに開幕前から観劇の度にロビーで…呪文のようにエンドレスで【シング・シング・シング】のナンバーがかかって、サブリミナル効果を狙うがごとく、プロモーションビデオが流れてました開幕前からすでに福岡のお客への洗脳は成功か?! 「生の舞台を観なくっちゃ」と、いう気にすっかりなった地元民も今公演は多く劇場に足を運ぶはず。

さくらんぼ  照 明
歌、ダンス…もちろん素晴らしくって感動しきりだったのだけど…なんといっても一番感動したのは“照明デザイン”! 「スゴイ! スゴイ! スゴ~イ!」です! 劇中30曲弱が唄い踊られるんだけど、どの曲も、その曲の中でも歌の世界を見事にイメージする光の演出で素晴らしい! “照明で感動した舞台”って…ちょっとここ最近じゃ記憶にナイくらい! 素晴らしいです。
舞台セットや小道具は、次から次へと曲によって世界が変わるので簡単かつ何でも応用が効く…鉄骨組柱とかパイプ椅子。 だから照明で全てそのシーンのムードを作りだす訳ですね。
「この舞台は照明がなかったらその魅力が半減」と言っても過言じゃないくらい、照明の役割は重責です!
2階のお席の方が全体を見渡せて、その照明の素晴らしい演出が堪能できるんだけど、デザインもさることながら、現場の照明さんにも拍手喝采。 だって今回ほど寸分の狂いもなくリズムに
あわせて次々とピンスポットを当てたり、切り替えたり…が重要な舞台も珍しいのでは? 『メチャメチャ踊って クルッ回転 ピタッ!』とダンサーがキメた瞬間にスポット『ズレ』…だったら台無しですもん! 照明さんもリズム感も必要ですよね? ま、今はコンピュータにある
程度プログラミングされてるんでしょうけど、やはり現場で照明に当たっていらっしゃる方は、大変でしょうね~。 さっそくプログラムを購入して照明の方のお名前をインプット。 今後もチェック! チェーック!です。

さくらんぼ   Song
ヴォーカルパートは…男性陣が田邊真也さん渋谷智也さんキム・スンラさん。 田邊さんと渋谷さんは、ついこの前まではライオネルとタドベリ先生として同じ福岡の舞台に立っていたので、なんだか不思議です。
田邊さんがこの演目で、しかもヴォーカルパートというのは今公演で一番の注目?! 【キャラバン】は、力強く唄う…というよりは、ちょっと力は入りすぎて怒鳴っているような感があったのですが、【ホール・ニュー・ワールド】【ホェア・イズ・ラブ】などはダンスは「ヴォーカルパートなんじゃ…?」と、思うくらいメチャメチャ踊ってらっしゃいました! さすがにキレがあって目が惹き付けられます。
キムさんの歌声は甘~い、甘いんですね。 曲ごとに、その中のキャラクターになりきって、せつなかったり、りりしかったり…お茶目だったり…と、いろんなお顔や声の表情が拝見できてファンの方は必見の公演ですね♪
女性陣は井上智恵さん早水小夜子さん関口三千香さん。【ナイス・ラーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット】はこのお三方の最高に素敵な楽しいハーモニーが聴けますね♪ 失礼ながら…「歌、ウマ~イ♪」と思って聴き入りながら、体でリズム、取っちゃいました。
早水さんの【サマータイム】【ユア・ダディズ・サン】【星に願いを】【ア・ドリーム・ワース・キーピング】。 どれも特別なセットがある訳でもなく、凝った照明が当たる訳ではありません。 歌で、歌のみで魅せてくれます!  素晴らしい声量と、表現力! 圧倒されます~。
井上さんは、私は何故だかシリアスなお役での拝見が多いので“キュートでニコニコ”が拝見できて嬉しかったかな♪

さくらんぼ  Dance
あれだけ息の合ったダンスを見せてくれるまで、一体どれだけの練習をするんでしょうね…。 45分のエアロでさえも後半は集中力を欠いてフリを間違う私にはとても出来ないわ~(イヤ、しなくてイイんですけどね)
舞台を降りたら、満身創痍なんでしょうね…。 月並みな言葉ですが、「スゴイです!」 まさに自分の肉体をフルに活かしての表現芸術って感じで、堪能させていただきました。
私自身、役者さんをよく知らないので「○○さんは…」というレポートは出来ませんが、それ故に“ダンスそのもの”を全体で大きく楽しめたのでは?と思っています。
皆さん、頭まで足を振り上げるフリが沢山あるのですが、その度に「自分が振り上げた足で頭を強打して、脳しんとうを起こさないのかしら」といらん心配をしてしまったほど、メチャメチャ足あがってますね。体、柔らか~い。 身が軽~い。 筋肉の付き方キレ~イ、カッコイイ「私もあの筋肉目指して、ちゃんとスポーツクラブに通うぞ!」と、ちょっと心を入れ替えたりしたのでした(単純すぎ)いや~、エエもん見せていただきました…。

さくらんぼ  連れ去り事件
で…私、一幕最後の【アンダー・ザ・シー】で“お客連れ去り”の目に遭いまして、舞台で踊ってきました(正確には棒立ちしてきた、と言う)
初見は2階席での観劇だったので、気がつけばお客さんが舞台に居たので「へぇ~」と思って観ていたので、その趣向が全く理解出来ておらず、2回目の観劇では「わぁ、海だ海だ♪」と舞台に見とれていたのです。 そしたら…「あら、誰か通路に立ってる? 」と前のブロックの人影に気がついた途端、目の前にヒュッて手が差し出されて、「は?」(←口、ポカァ~ン) その手を辿って見上げると「ヒィーーーーーッ!」(←楳図かずお漫画ふう)役者さんの顔がありました。 「マジっすか?!」と声に出しては言わなかったけど…「こんなの断られたりしたら、すっごく困るよね…」と、普段、仕事の取材とかで散々断れている私は…その手を取って立ち上がりましたよ!(よく頑張った、私。うん。)
舞台に上がるまで、通路で待機してる時が一番ドキドキしたけど、上がったら…客席はライトがまぶしくてあんまり見えないから、開き直りでされるがまま。 相手の目の前の役者さんを見て「あら…意外と化粧は濃いのね」とか「胸毛があるのね」とか…冷静に観察してたりして。
わぁ~、ゴメンナサイ、ゴメンなさ~い! 「これって、彼のファンの人だったら気絶するほど嬉しいんだろうなぁ…」と、殺気にも似た痛い視線も多少は感じながら、申し訳なく思いましたよ。 終演後、その役者さんをパンフレットで確認したら…『萩原隆匡さん』でした。 ファンの方、知らなさすぎで…スミマセン。

さくらんぼ  意外な客層
19日の観劇では、通路挟んだ隣のお席に老夫婦が座ってらして、「まぁ、なんとハイカラな♪」と微笑ましく思っていました。すると…カーテンコールの時、舞台に向かって二人して一生懸命手を振っていらっしゃったので「どなたかお孫さんがご出演だったのかも♪」と思いました。
今公演は、若い男の子を客席で結構見かけます。 やっぱり、ちょっとダンスをしていそうな感じなんですけど、劇場であまり見かけない層なので、そんなトコも楽しめました。

北島三郎特別公演【博多座】 

最近、何故かチケットを間違った日程で確保する事が多く…自分で自分がちょっと心配な私。 今日も何故だか平日の夜の部のチケットを購入してしまい、ちょい早退して博多座へ。 しか~し!今日は朝から台風18号が九州最接近で、福岡市内の公共の交通期間は全面ストップ!というなんとも…な日でありました。 が!夕方には台風は過ぎ去りまして博多座、行ってきました!

幡随院長兵衛

正直言って…ここ数年見ているサブちゃんのお芝居の中で一番「ん~」って感じでした、私は。 オープニングは花魁道中なんかあってとっても華やかでしたが、あんなに高速で歩く花魁道中って初めて観たよ。
いきがかり上、子供を預かり本当の娘として年頃の娘に育てあげた所に、本当の親が引き取りたいと申し出て…。 【義理と人情】【男同士の友情】【親子の絆】を軸に展開するストーリー。 劇中の暗転で字幕つきで主題歌が流れる演出には…正直苦笑しながらも聴き入ってしまいましたが~。
いつもサブちゃんの女房役の野川由美子さんはソツなくさすがの存在感なのですが、白木みのるさん>や龍虎さんなどのサブちゃん芝居でお馴染みのメンバーの活躍の場が少なく、今回のゲスト俳優林与一さんも今ひとつ印象が薄く、なんだかもったいない起用の仕方の脚本になっていたような…。
ラストの大立ち廻りはキレは…置いておいて、吉原の大階段での奮闘ぶりに拍手☆ なんだけど「あれ?ソコで幕が降りておしまい?!」という感が強く、なんだかスッキリできない終わり方で…「ん~」。

北島三郎大いに唄う

「待ってました、サブちゃん!」さすが日本が誇る大エンターテナー
失礼ながら「サブちゃん、歌、ウマイ…」と改めて思ってしまう。 曲の合間合間のサブちゃんトークも軽妙で「今日は台風の中大勢のお客さんがこんなにも来てくださって、感謝感激」と度々感謝の気持ちを語っていました。
オープニングではド演歌なのに、何故か白いイブニングドレスを 着た大勢のお姉さんたちが舞台両袖からワラワラと現れて、 ムーディーに踊りあげ、コーラスのお兄さん方は何故だか手持ち マイクでちょっと斜め向きで整列。 不思議で面白いゾ!
セットも曲調に全くマッチしない雰囲気で場を盛り上げる時も あり、サブちゃんの衣裳も「素材はきっと高価なんだろうなぁ」と推察できるものの、デザインと色のセンスに謎が深まるばかり。 突っ込みどころ満載の歌謡ショー鑑賞はこれだからヤメられない!
そして!今回一番楽しみにしていた生【与作】。 しか~し! 何故だか前半はコーラスのお姉さん方が歌い上げ、サブちゃんは後半の部分をチラッと唄って終わり なんでだよぉ~!!
そしてそして、いきなり、本当にいきなり上手より登場してきた 歌謡ショー司会者。 「その衣装はどこで誂えたの?」と問いただしたくなるような印象的な衣装と、不思議な笑みを浮かべて流れるようなトーク。 「○○とかけて○○ととく、その心は…」 と2つ3つ、かまして客席をドン引きさせた後、何事もなかったか のように「それでは我らがサブちゃん、宜しくお願いしま~す」と 上手にハケていった司会者。 面白すぎる…。 しかし、その後、彼は二度と再びトークで現れることはなかった! 彼は果たして必要だったのか?
でもって今回のラスト、クライマックスの2曲で「やっぱりサブちゃん最高!」と思ってしまいますドライアイスの海をローリングする北島丸の船上で漁師姿のサブちゃんが熱唱する【北の漁場】! 今回は背景の映像の荒海も迫力満点で、ここ数年で私的には一番ナイス☆
それから【祭】になだれ込み~!! TAOの太鼓も大迫力。 今回のセットはまるで“香港のアバディーン”のよう…そこに巨大な赤提灯が登場し、サブちゃんがその上で熱唱! 「祭だ、祭だ」というリズムに合わせて、客席に飾ってある博多座の赤提灯も一緒にフラッシュするのもイカしてる♪ 1番が終わったところで、巨大提灯が半回転ししたかと思うとパカッと開いて、電飾獅子舞が登場。 さすがサブちゃん!舞台も客席も最高潮に達した終宴でした。
来年5月も博多座での公演が決まっているサブちゃん。 人気です!

一路真輝+内野聖陽+山口祐一郎=ブレミアムトークショー【メルパルク福岡】

10月の博多座【エリザベート】公演に先駆け、主演のお三方を迎えてのイベント
司会進行は地元のタレント?中島浩二さん(=ナカジー)でしたが、お三方の独特なリズムにナカジーの調子は最後まで狂いっぱなしで汗だくで司会進行のご様子。 特に山口さんの不思議なリズムに振り回されてました。
今日のトークショー、遠くからはなんと!北海道からご参加の方もいらっしゃったとか。 もちろん福岡以外の方もかなりの数いらっしゃってました。 お三方個人のファンなのか作品のファンなのか…。 昨日の台風の影響で遠征の方はもちろん、ご出演のお三方の足にも影響が出た
模様。 とにもかくにも皆様お疲れさまでした。
会場はまだ一度もエリザベートをご覧になった事がナイという方も結構多くて、舞台に関してはネタバレのような事は避けてのトーク。 最後はお客さんからの質問状に対して答える形。

さくらんぼ 衣装について
一路さんの衣装は皇后様なので豪華な素材を使ってあって…重いらしく、それを聞いた山口さんが「そうコレは重い」(鏡の間のドレス)って。 どうやら着たらしい、山口さん…。 一路さん&内野さんビックリ!
内野さんは動きが激しいので、動きやすい素材に…とか通気性がイイものを…とか衣装さんにお願いするらしい(汗っかきなので)

さくらんぼ 好きな食べ物
名古屋では?楽屋の冷蔵庫が内野さんと山口さん共有だったらしく冷凍庫には山口さんのアイスがぎっしり入っていたそう。 それで内野さんが山口さんに“アイスクリーム券”をプレゼントしたら山口さん大喜び。 でもその後に衣装さんから「山口さんにエサを与えないでください」と内野さんは怒られたそうです。

さくらんぼ 失敗談
一路さんは“エリザ300回”での挨拶を考えながら【私だけに】を唄っていたら…その日は禅さんと思っていたら綜馬さんで、それが予定外で動揺していたら、歌詞がトンでしまって♪鳥の、鳥が、鳥で~♪と唄ってしまい、後から舞台監督に「今日何回鳥飛んだ?」と。
内野さんは、よく一路さんのドレスの裾を踏むそうですが…一路さんは全く動じず「フンッ」て力強く引っ張って事なきを得るそう。 ちなみに山口さんには踏まれた事はなく「内野さんは動きまわりすぎるから踏むんだよ」と山口さん(ちょい得意気)

さくらんぼ オリンピックはみましたか?
山口さんは平泳ぎを見た日は影響されて、唄う時のブレスポイントが変わったそう。 手の動きも左右同じ動きをしてしまったとの事。 マラソンを見た日は、野口選手の腕フリを真似たそうです

さくらんぼ 犬と猫どっちが好き?(12才の子?の質問)
山口さんは、以前ずーっと猫だった時があって、稽古場でも言葉を交わさず?スキンシップで挨拶したり…で、今は家の隣の空き地に鈴を付けた黒い猫がいて(命名:クロスズ?)、会話が出来る。 好き…というよりは自分は猫、というようなコメント。
その後はプレゼント抽選会と、新聞掲載用の客席と一体となった記念撮影がありました。 最後のお一人つづの挨拶で、トークショーは苦手という内野さんが「あ…しっかりしなくっちゃ!」と自分で自分を励ましながらコメントしてたのが可笑しかったです。 トークショーなのに2回?カーテンコール…っていうのかな?があったのも面白かった~。

人間になりたがった猫(千穐楽)【福岡シティ劇場】

夏休み企画第2弾! 福岡シティ劇場では初登場のファミリーミュージカル。
劇団四季のファミリーミュージカルの中でも大変人気の高い作品だそうで、前回の【王様の耳はロバの耳】よりはちょっぴり大人向け?! この作品のテーマは【仲間の大切さ】【人間って素晴らしい】というもの。 ずっと人間になることに憧れていた猫のライオネルが、2日間だけ人間の姿になり、人間とふれあい…傷ついたり、恋をしたり…と人間の心に近づき成長していく、というストーリー。

よつばのクローバー 田邊さん@ライオネル
観れば観るほどほんとにニンに合ってて、「田邊さんご自身のお人柄がこのお役には滲み出てるんだろうなぁ…」と思わされました。 「僕、猫のライオネルです」「助けてください。目から水がもれるんです」「恋ってこんなに苦しいものなのですか?」…だなんて、いくらお芝居とはいえ30過ぎの男性が口にすると…ん~なんだかと、なるでしょうけど田邊さん、全く自然なんですね。 「ああ、そうなんだ」と、観ていて素直に納得してしまう説得力が彼にはありました!
私はなんとなく“田邊さん=ダンス系の役者さん”というイメージがあったので演技はもちろん、歌でもホロッとさせられてビックリな嬉しい収穫。

よつばのクローバー 服部良子さん@トリバー
劇団四季の大ベテラン! この方が出てこられただけで“芝居”って感じです。 とにかくと~っても細かい演技を丁寧にされていて…服部さんだけ注目で1回観劇したかったくらい! こんな素敵な役者さんが在籍されているとは改めて四季の役者さんの層の厚さを知りました。 表情を観ていると「舞台に立つ事が本当に好きな方なんだなぁ」と感じてしまうような、こらちまであの笑顔と演技にパワーをもらえるようでした。

よつばのクローバー 川原洋一郎さん@スワガード
このお役は川原さんのアタリ役だそうで、なるほどとっても魅力的なキャラクターとして生きているんですね。 町の嫌われ者だけど、憎めないチャーミングな部分は子供たちのハートをわし掴み! でっかい体で細やかな動きや表情、そしてダンスも軽やかなのに「さすが!」と思ってしまいます。
今日も客席の子供たちの反応は良く、一人ものすご~く楽しそうに大きな声で笑う子がいて(しかも笑う時間が長い)それにツラれて周りも笑う…みたいな感じで“笑いの連鎖反応”が起きてました。 ライオネルがキスの仕方を習うところは、もうキャッキャッって♪ そして、ジリアンのほっぺにチュッ-☆では「きゃ~っ♪」って。 可愛かったなぁ…。 私の隣の席の子(推定7才)は、ものすご~く感動しているようで、幕間に席を立ってロビーに移動する親御さんから離れて一人席に残り、一生懸命パンフレットを読んでいました。 歌も拍手も力いっぱいしてましたし…この舞台の感動が、きっと彼女に何かを残すんだろうなぁと思いました。
カーテンコールは、何度も何度も繰り返されて、舞台も客席も腕がダルくなるくらいお互いに手を振り合って、名残を惜しんでいました♪ 千穐楽って、やっぱり“特別感”があってイイですね 。

劇場 キャスト
ステファヌス:松下武史/ライオネル:田邊真也/ジリアン:木村花代/タドベリ:渋谷智也/トリバー:服部良子/スワガード:川原洋一郎

宝塚歌劇星組公演【博多座】

私にとって“年に一度の宝塚観劇”。 今年も行って参りました!
宝塚に関する知識はゼロに等しいのですが、歌舞伎公演では絶対にお目にかかることのナイ、客層や雰囲気、そしてスゴイ熱気が感じられるグッズ売り場やモニター周辺。 その独特な“ヅカワールド”を垣間みるのが楽しくて、ほぼ毎年行っています
博多座公演では各組がローテーションで来るのですが(現在はこの法則は崩れてマス)、今年は一巡して星組公演。 そして…去年に続き何故だか“中国もの”のお芝居がかかりました。 澤瀉屋さんの歌舞伎やお芝居といい…福岡という立地ゆえか?何故か中国ものがよくかかるような気がする、博多座
今公演のお芝居もショーも博多座が初お目見えらしく、トップのお二人もインタビューで熱く抱負を語っていらっしゃいました。

歌劇・花舞う長安 ~玄宗と楊貴妃~

湖月わたるさん@玄宗壇れいさん@楊貴妃。 そして宙組から客演の大和悠河さん@安禄山
ストーリーは玄宗が楊貴妃を見染めて政治をおろそかにし、安禄山が民衆と乱を起こし…という有名な部分のくだり。 お芝居的には、多分これから練られていくんだろうなぁ、という厳しい部分が目立ちました。 玄宗の見染めの強引さは納得が行くものの、楊貴妃の心の移り変わりや国が傾いていく危機感などは感じられず気がつけばいきなり反乱が起こって…。 どの人物に感情移入して観たらいいのか解りませんでした
しかしやはり衣装やセットはきらびやかで“ザ・ヅカ度100%”で満足! 今回は照明が素晴らしくって感動! 河村隆一が提供したテーマ曲での睡蓮のシーンは幻想的でとても美しくて素敵でした。

ロマンチカ宝塚’04 ~ドルチェ・ヴィータ!~

舞台は1940~60年代のヨーロッパ。 リゾート地の港を舞台に繰り広げられる華やかショー。 シャンソン、カンツォーネなどの曲調やユーロ・ポップなど次々とダンスや衣装が変わって楽しい。
ココでも感動したのは照明! 特にフロアーに当てる光のバリエーションが豊富で、一瞬にして『どういう場所か? シチュエーションか?』という事が判る感じで見入ってしまいました。
注目の方は大和悠河さん。 昨年の宙組公演で「カッコ綺麗な方だな」という印象が残ってて、今年唯一判るジェンヌさんでしたので。 ダンス、しなやかでキレがあって、とっても素敵! 船乗りの白いパンツでも「足長っ!」と思ったけれど、ラインダンスで網タイツで出てきた時は、その脚線美に釘づけ! 「足長っ! キレイ!」 女役の時のお顔は…なんとなく浅丘ルリ子を彷彿とさせましたけど。 しかし…歌が~、歌がぁ~っ!
いや~、ショーは楽しかった! “ヅカワールド”思いっきり堪能しました。