レ・ミゼラブル(キム×川口)【博多座】

まさか自分が今公演3回も観る事になろうとは~、でソワレは今回のみ。 【Cafe song】やカーテーンコールにガブローシュが居なかった事で気が付きましたけど。
キャストの感想を…
キム・ジュンヒョンさん@バルジャン ん~、私は四季時代、拝見した事があるのか?ナイのか? 【HOME】は聴いている方もキツかったですが、全体的には年齢の経過も伺えて今公演3人のバルの中ではそこは唯一に感じました。 なんですが~『悪くはない…けど印象に残るものが何もナイ』という不思議な感じでした。
昆夏美さん@エポニーヌ 小さい、歌パワフル。 【On my own】は、寂しさよりも怒りを感じる強さでした。 マリウス、コゼットと並ぶとすごく年下に見えて一生懸命背伸びして「私を見て!」と全身で訴えている感じで健気さが伝わってくる。 プリュメ街で育三郎さん@マリウスにグルグル~ってされた後、放り出させるのは…あんまりだ、マリウス。 昆さん、単体ではすごく上手い女優さんけど他とのバランスで難しく感じる事もあるのがもったいない!
和音美桜さん@ファンテーヌ一番安定している印象。 そしてやっぱり強い女だった。
上原理生さん@アンジョルラスはラテンの血が流れている感じの熱い男ですね。 歌の上手さと力強さに思わず付いて行ってしまうそうな強烈なリーダーシップを感じる
谷口ゆうなさん@マダム・テナルディエはキュート。 福岡出身の28歳ってトコに驚き! グワッと大きく開いた飽満な胸元にポヨ~ンとした柔らかさで(おやじ目線か!)「若いんだなぁ」と再認識。 パワフルな歌声とキャラクターに今後のご活躍が楽しみになりました。 同郷、応援していきます♪

劇場 キャスト
バルジャン:キム・ジュンヒョン/ジャベール:川口竜也/エポニーヌ:昆夏美/ファンテーヌ:和音美桜/コゼット:若井久美子/マリウス:山崎育三郎/テナルディエ:KENTARO/マダム・テナルディエ:谷口ゆうな/アンジョルラス:上原理生/ガブローシュ:松井月杜

ソング&ダンス 60 感謝の花束【キャナルシティ劇場】

この劇場で四季公演を観るのは、ほぼ一年振り。 ハマりにハマって馬鹿みたいに通った【Song&Dance2】を懐かしみ、そういえば【55Steps】は肩すかし感があったな(あくまでも自分比です!)と思い出しながらの観劇。
キャスト表を見ても知っている俳優さんのお名前が殆どナイ…。 いかに自分が四季観劇から離れてしまったかというその長さと、改めての団員の入れ替りの激しさを感じました。
構成やダンスは「あぁ、加藤敬二だ」という既視感のあるものでしたが、やはり“生の舞台の迫力”はイイ! 【55Steps】よりは好きでした。 今回はクラシックバレーがより焦点が当っているようで松島勇気さんが大活躍☆ もう幹部クラスくらいのダンサーさんなのにメインでバリバリ踊ってて指先まで動きがホント綺麗。
今回も思ったけど【ノートルダムの鐘】、やっぱりミュージカルが観てみたいなぁ。 名曲多いですよね! そういえば四季が日本語で上演しているのって女の子が主人公のものが多いですよね。 何かこだわりがあるのかな?
今回も客席連れ去りはあったんですねぇ。 【お洒落は私の切り札(アイーダ)】と歌っているわりには衣装がひどい…(客の分じゃなくてね)。 最後のお客さんが“小林幸子仕様”になるのは楽しかったです♪
【迷いつつ(アイーダ)】は男性ツインボーカルってのがすごく新鮮で印象に残りましたが、一番感動したのはシンプルな【愛せぬならば(美女と野獣)】。 改めて歌詞をかみしめて聴き入り心にしみてきました。
第二幕の“三木たかしメドレー”。 【煉獄のおいらたち(夢から醒めた夢)】の三人分はちょっと長過ぎたような~。 賭場のゴザ、パースが付いている工夫に感心☆ 【ジョン万次郎の夢】はTV放映を録画したまま放ったらかしだった事を反省。 三木さんを偲んで…は分るけど、【ウィキッド】からとか、もっと他演からのを聴きたかったなぁ(事前に会員アンケート取ってましたよね?)

観劇前に「知っている俳優さんのお名前が殆どナイ…」と思っていたら、二幕冒頭で気になる俳優さんを発見☆ 左右のバーでバレエストレッチをしている人に「ん?男性でショーパン・レオタードってあるんだ?!」ってとこから注目していたら、すっごく可愛い人である事に気付きました。 ショートカットの華奢な女性、といっても分らないくらい細くて体いっぱい使ってで動いてて、表情もめいっぱい大きく“全身全霊”で奮闘している姿にキュン☆ いや~、最後まで彼に注視してしまいました。 ん~、多分、松出直也さん、でしょうか? これからの四季観劇、楽しみになりました♪
終演後のお見送りがあるとは知らなかったので、慌てて“松出直也さん(多分)”を探しましたが…殆どの俳優さんが並んでたというのに、居ませんでした~!! 「感想を直接言って握手をしたいっ!」という私の前のめりな感じに殺気を感じての避難だったのでしょうか~? 残念…。

劇場 キャスト
ヴォーカルパート:飯田洋輔/李 涛/飯田達郎/光川 愛/福井麻起子/松元恵美
ダンスパート:西尾健治/松島勇気/朱 涛/大森瑞樹/斎藤洋一郎/水原 俊/松出直也/林 晃平/原田麦子/須田綾乃/井上佳奈/高田直美/坂本すみれ/相馬杏奈/西田ゆりあ/加藤久美子

レ・ミゼラブル(福井×吉原)【博多座】

チケット確保の際、キャスト表をにらめっこして熟考して購入したつもりだったのに…初日開いて気が付けば「福井さんが全然観られない!」という失態をやらかしていました!
加藤清史郎君も前回のエリザ博多座公演で観れなかったので『福井さんバルで清史郎くんが観れる日を』という事で本日のマチネ、立見してきました。
平日の昼間だというのに(自分もな!)立見は1列ズラリ。 夏休みって事もあるでしょうが、今公演は学校からの団体観劇も多いみたいですね。
本日の感想はキャストのみ…
今公演一番楽しみにしていたお二人の共演。 実は四季時代には共演を観たことがなく今公演が初めて。 感想は「残念ながら期待したほどではなかった」 でもカーテンコールでお二人が堅い握手でガッチリと抱き合うのを目にすると感慨深いものがありました。
福井晶一さん@バルジャン 福井さんを拝見するのは【アイーダ(旧:福岡シティ劇場)】のラダメス以来。 歌は流石に上手く安定している…けど予想外に【HOME】が全く胸に響いてこなかった。 観終わって感じたのは『福井バルは全く年をとらない』。 表情も一辺倒で終始険しくて時間の経過を伺えず、だから「まるで我が子です~」という歌詞に父性(学生と同年代くらいに見えなくもなく)を感じられずHOMEが響いてこなかったようで。 瀕死状態のマリウスを担いで下水道を逃げた後のジャベとの対決、疲労困憊であんなデッカイ声が出る訳が~。 死を待つシーンだけいきなりガクッと弱っていてひどく違和感でした。

吉原光夫さん@ジャベール うん!ジャベの方が好きだ! 映画を観る前だったら既存のジャベール像と比較すると違和感を感じたかもしれないけれど、ラッセル・クロウを観た後だと「有り!」と感じるジャベ。 やはりヒール役的な方が馴染みがあるせいか安心して観れたし、ヴィジュアルもカッコイイ! けど『吉原ジャベも年をとらない』、って事は福井バルとはバランスが取れているのか?
里アンナさん@ファンテーヌ 【夢やぶれて】が、ものすごく力強くて「こんなに強い女なら別に工場を辞めるハメにはならなかったんじゃ~」と思わされる。 臨終の床上、度々ものすごい腹筋で起き上がるのに笑えた。 ファンティーヌ、知念ちゃんでも思ったから今演出では“強い女”に演出されているのかな?
加藤清史郎くん@ガブローシュ 『清史郎くんを観た』という満足感で、彼が果たして上手いのか?否か?は公正な判断出来ず。 なにせEテレ【からだであそぼ】の時から見守っていた親戚のおばちゃん状態なんで。 今後もまた別ミュージカルで観れる機会があるのかな?

劇場 キャスト
バルジャン:福井晶一/ジャベール:吉原光夫/エポニーヌ:昆夏美/ファンテーヌ:里アンナ/コゼット:若井久美子/マリウス:原田優一/テナルディエ:KENTARO/マダム・テナルディエ:谷口ゆうな/アンジョルラス:野島直人/ガブローシュ:加藤清史郎

レ・ミゼラブル(吉原×川口)【博多座】

博多座でのレミゼ公演は2004年、2007年、そして今年で3回目。 新演出の上演は初めてです。
映画の大ヒットを受けてか?前公演より格段にスター俳優が少ないキャスティングなのに、公演前からチケットの売れ行きがビックリするほど大好調のようです。 残念ながらコゼット役の青山郁代さんが、怪我により休演。
今公演では、私が一番四季を観ていた時期にメインキャストで多くの作品に出ていた吉原さんと福井さんを退団後初めて、しかも博多座で、同じ作品で、同じ役で拝見出来るという事を一番の楽しみにしての観劇。
新演出は簡潔に言うと『盆がなくなって両袖があり映像が使われている』。 今までは自分が想像で補っていたシーンが、映画のイメージをなぞるように「ココはこうでしょ?」とイメージの軌道修正をさせられている感じ。 完全に出来上がって安定の定番演出を一から造り替えるという作業は、素人でもものすご~く大変な作業だったんだろうなぁと思わされました。 歌詞も一部変っていたり、増えていたり、「えっ?今どこから出てきた」「ん?何処で唄ってる?」など、以前の演出なら立ち位置も把握して登場を構えて観劇していたりしたので、“ウォーリーをさがせ”的にお目当てのキャストを探すのに忙しい。

新演出唯一残念に思ったシーンは【Cafe song】。 他のシーンは“目に見えるセット”として具体的なものを出していたのに、ここでは一切を排除して空間にポツンと一人立たせている事。 やはり『空のイスとテーブル』が実際にあって、悲しみに打ちひしがれそれに突っ伏しての絶唱が胸に響いたし、仲間の登場も消える様も余韻があって歌詞がより心に刺さる感じで好きだったのに…。 でも今回、マチネではガブローシュも登場するんですね。 それは嬉しい♪
あとコゼットのビジュアル。 マリウスよりずっと落ち着いた姉さんに見えるし、エポニーヌが『金持ちの小娘』というには無理がある年上感。 この三人ってほぼ同年代な感じですよね。 初めての出会いの初々しさが感じられず、かまととぶってる印象を受け、俄然エポニーヌに心を寄せて観てしまう(ん?それが狙いか?)
キャストの感想は…
吉原光夫さん@バルジャン 吉原さんの舞台を拝見するのは【美女と野獣(旧:福岡シティ劇場)】のガストン以来。 ヴィジュアルは悪くないし(若い!)、歌も記憶よりはずっと上手くなっている…という何様ですが、そんな印象。 逆に演技が「ん…?」 考えてみると四季時代には“ワイルドな乱暴者、だけど憎みきれない奴”という役所が多く、ソレがはまっていたからか?そんな役以外で拝見するのが初めてだな、と。 なので次回観劇のジャベールの方が楽しみになりました。
川口竜也さん@ジャベール 多分、初めて拝見しました。 心の動揺が大きく表現されいて人間味溢れる感じですね。 歌ウマーで【Stars】に聴き惚れていると「上島竜兵ちゃんに似てる」と気付いてしまいました(3階席から見下ろした時)
知念里奈さん@ファンテーヌ コゼット、エポニーヌを経ての…ですが、一番ダメでした。 この役って毎公演さっぱり当りの役者さんに出会えナイのですが、それほど難役なんでしょうね。

劇場 キャスト
バルジャン:吉原光夫/ジャベール:川口竜也/エポニーヌ:綿引さやか/ファンテーヌ:知念里奈/コゼット:磯貝レイナ/マリウス:原田優一/テナルディエ:駒田一/マダム・テナルディエ:浦嶋りんこ/アンジョルラス:野島直人/ガブローシュ:鈴木知憲