坂東玉三郎・特別公演【メルパルクホール福岡】

玉三郎さんの舞踏公演を観るのは…何年ぶりだろう? 多分、玉三郎さんが福岡に来られるのもかなり久し振りだと思います。 故に三回の公演のチケットは即日完売となりました!
客席の熱気はスゴイものがあって…アンコールは3回もありました♪ 私は一番後ろの席で思いっきり拍手していたので、丈の表情は見えなかったんだけど、前の方ではメチャメチャ湧いていたのは…客席に向って“素の表情”で微笑みかけられたのでは?(多分) いいなぁ…。

冬の夜、一人の芸者が昔の恋を回想する、というもの。 1本の蝋燭に火が灯っているだけで、舞台は闇。 そこへ傘を手に真っ白なお着物でスックと立つ、美しさと言ったら! 殆ど動きのナイ、静かな舞踊でしたが、時折口元に袖をあててせつなそうに遠くを見つめる表情に魅せられました。

阿古屋琴責

幕があがって、打ち掛けの陰から舞台中央に進み出た時、その美しさから会場がどよめきました。 琴、三味線、胡弓…と次々と続く巧みな演奏に加え、玉三郎さんの唄も聴けました☆

藤娘

舞台セットは、藤棚が描かれた銀屏風! それだけですごく新鮮♪ 衣装を変えて登場する度に会場がざわめき、ため息がもれていました。 登場やハケる時の…ちょっとはじらうような仕草や表情は、とても可愛い。 こんな上品な藤娘を観たのは初めてでした!