ユタと不思議な仲間たち【佐賀市文化会館】

昨年に引き続いての全国巡業公演が、よ~やく九州に上陸です♪
道口ヒノデロ目当で最前チケットを確保していた佐賀公演&北九州公演でしたが…劉ヒノデロでしたっ悲しい …って、実は私、劉ヒノデロってこれが初遭遇だったし、演目そのものが本当に大好きなので両日ともにチケットを手放すことなくミニ遠征して来ました♪
昨年から引き続き全国公演をしているこの演目ですから、今回のツアーが終わればさすがに数年は封印されるでしょうから、見納めておかないと!
ゴンゾ@キューピー先に他の会場にて今カンパニーで観劇した友から「柏谷ダンジャと伊藤ゴンゾがすごくイイ!」と聞いて楽しみにしていたのですが、期待通り! 自分の持っている『ダンジャとは…』『ゴンゾとは…』というイメージに両者共にピッタリ☆ そして歌が上手い! ユタってカンパニーが少ないから、如実にコーラスに歌の善し悪しが出てしまう演目だと思うのですが、今カンパニーは耳に心地よく響いてきます。 わらしたちのハーモニーは◎
ダンジャ@キューピー
私の席にはとくに柏谷巴絵さん@ダンジャの生声が綺麗にビンビン聴こえてきて鳥肌もんでした♪ 特にここ最近観ていたダンジャは「悪くはナイけど、陰が薄い…」という印象だったので、パンチのあるこぶしが気持ち良く効いた男前な歌声と、スッキリとカッコいいヅカ男役的な男装の麗人的なダンジャとの再会はすっごく嬉しかったです。 ただ「パンジャマァ」と「ピィ~マン」の訛りは激しく頑張ってもらいたいっ! 重要な笑いポイントですから!(新太の「ぷれじぇんと」もネ)
昨年はず~っと深見ゴンゾで拝見していたので、若々しいゴンゾ、というのががまず新鮮! 『癇癪持ちで力持ち』というやんちゃなの暴れん坊ぶりがすっごくピッタリとくる伊藤潤一郎さん@ゴンゾですね。 歌もウマ~♪
ペドロ@キューピー
菊池正さん@ペドロは…菊池さんはおそらくこの二年間ほどこの演目に縛られっぱなしで、他演目への出演がナイのですが、ペドロ親分~一郎のシフトとしても、それ故にホントに深く深く暖かいペドロ親分が出来上がっていて、素敵です☆ 小夜ちゃんに寄せる想いがますます行動や表情に細かく表現されていて、ホロリとさせられます悲しい
いじめっ子たちは…といえば、中村匠さん@大作が角刈りだったのが新鮮でした! ま、元々小学生がパーマ&リーゼントなのが変なんでしょうけど~。
上原のりさん@たま子が私、何故かしらすごく好きなので、再会が嬉しかったです♪ 時々ハラ子になったりしてますけど、のりさん=たま子が私の中では確定イメージなので。
そして…初遭遇となりました劉昌明さん@ヒノデロについては、明日の北九州公演レポートにて語りたいと思います。

鉛筆 写真のキューピーわらしは…以前、ヒノデロだけ作っていたんだけど「一家で揃ってなくっちゃ寂しいな」と思って全員作ってみました♪(身長5cm)

劇場 キャスト
ペドロ:菊池 正/ダンジャ:柏谷巴絵/ゴンゾ:伊藤潤一郎/モンゼ:小笠真紀/ヒノデロ:劉 昌明/ユタ:藤原大輔/小夜子:久居史子/寅吉:吉谷昭雄/ユタの母:菅本烈子/クルミ先生:丹 靖子/大作:中村 匠/一郎:小原哲夫/ 新太:酒井良太/たま子:上原のり/ハラ子:市村涼子/桃子:後藤華子

ユタと不思議な仲間たち(2)【四季劇場・秋】

良かった…。 無茶遠征して本当に良かった~悲しい
今期はコレで見納めと思って観るから…という事も作用しているかとは思うんですが、いやいやソレだけではなく確実に昨年春のスタート公演時とは格段の仕上がりの舞台になっています!(あの時は個々がバラバラで頑張っててまとまり感がなく…) 1月の京都公演時には菊地ペドロのあまりにも素晴らしい成長ぶり(と言うと何様で大変失礼ですが…)に感動し、2月の東京リターンその京都公演からのわずかな間に全体的に更に良くなってる~!と感動し、そしてこの3月、歌の迫力に感動~♪ わらし達のコーラスの層が厚くなってて、すっごく心に響いてくる感じ。 コレは私が初めてユタを観た時に「こんな少人数なのに、こんなに重厚で迫力ある歌声ってスゴイ…」って圧倒されたあの時の感動が蘇りました! ユタを観て、久々に歌で心を揺さぶられましたっ!
特に♪生きているってすばらしい♪は、心臓をズンズンと拳で叩きながらその命の鼓動を訴え、ユタに詰め寄るわらし達の真剣な眼差しと力強いメッセージに圧倒的な迫力があって…涙。 “生きていたくっても生きていられなかった彼らの悲しみ”と“生への憧れ”の様に…涙。 ♪鐘の音の輪にのって♪では、何故だかボロボロ泣けてしまって困りました汗
鐘の音の輪にのって

よつばのクローバー 菊池正さん@ペドロ
も~う、更に更に良くなってる~! さすがにこの作品に長~く関わっていらっしゃるだけの事はある!(と言うと失礼ですが) 歌は親分デビュー時から安定していたのですが、それは「菊地さんって歌ウマイんだぁ…」というものであって、ペドロ親分としての心情が伝わって来ず、物足りなく思ってました。 が、が!時を経て…“ペドロ親分”が歌ってました! 『これで菊地ペドロ、一丁上がり~♪』ってな感じで、菊地ペドロが確立してました! 特に♪見果てぬ夢♪の前のセリフ「あぁ~、俺も人間…だったらなぁ~っ」という心の底から絞り出すような溜め息まじりの叫びに涙。 青空教室の小夜ちゃんの言動に見せる親分の反応に「兄貴はホントに小夜ちゃんに惚れてるんだなぁ~」と微笑ましい。 青虫に関してクルミ先生に意見する小夜ちゃんを誇らしげに見つめて、わらし達に自慢するトコがたまらなく可愛い親分です。
菊地ペドロにだと、わらし達にスゴイ結束力を感じるんですよね~。 「ごぉ~んさん☆」ってなスキンシップも信頼感が感じられて大好きです。
よつばのクローバー 丸山れいさん@ダンジャ
「ダンジャが前に出てきた!」という変化に驚きました。 今まで決して悪くはナイけど特に印象にも残らない…という感じだったので、丸山ダンジャ独自な部分を今回拝見する事が出来、感動~。 わりと感情を表情に露にするタイプなんですね。 兄貴想いの所が随所に観られてそのフォローぶりに優しさが♪ 「ああみえても兄貴、デリケートだからなっ!」ではユタをすっごく睨んで怒ってるし(この時のゴンゾ、ヒノデロの立腹ぶりも今回顕著!…兄貴愛されてます!) 旅立ちのシーンでは目に涙ためて一番ウルウルしている感情豊かなダンジャです。
よつばのクローバー 深見正博さん@ゴンゾ
ゴンゾって“かんしゃく持ちで力持ち”なので大柄のキレやすい兄ちゃん…ってイメージが強かったので、いぶし銀の深見ゴンゾを初めて拝見した時の衝撃と違和感が忘れられません。 が~、この深見ゴンゾは観れば観るほど好きになります。 がらっぱちで、ちょいと江戸っ子な感じがあります。 「ガッツがねぇ~んだよぉ!ガッツがぁ!」「ま、黙って付いてこぉ~い!」「ユタの体力作り、はぁ~じめっ♪」ってトコが大好き。 菊地ペドロとでは信頼関係の厚さが随所に見られて素敵です☆
よつばのクローバー 大徳朋子さん@モンゼ
もう何度も拝見している気がしてましたが…実は今遠征で初遭遇。 “モンゼとはこうあるべき”というお手本のようなモンゼで、何の違和感もなく安心して観れますね。 でも~、やっぱり深見ゴンゾと丸山ダンジャと並ぶとそ~んなに背丈の差がナイのはヴイジュアル的に面白くナイんだなぁ~。
よつばのクローバー 道口瑞之さん@ヒノデロ
コーラスで一際声が大迫力で届いてきました! 毎度ですが、あんな美人さんの口から超低音ボイスが聴こえてくるのがなんともツボです。 ご挨拶の♪アゲロジャ ガガイッ♪ってトコに今回のわらしチームは凄い気迫が乗ってます! 青空教室の青虫事件での演技の細かさに改めて感動~。 ひどい事を言うクルミ先生にムッとし、小夜ちゃんの意見に目を細め「んまぁ~、なんてイイ子。ね、お兄さん」とペドロに相槌を打ち、事の終着にそっと袖先で両目の涙を拭う…可愛らしかぁ~。 体積と重さの実験では、親分とヒノデロがどうやら綿派、ダンジャが鉄棒派。 「あちゃ~、間違ってすまねえっス」とヒノデロに手を合わせて謝る親分に「んも~う、お兄さんったら!」とスネてみせる…その様子を微笑ましく笑って見てるダンジャに『このペドロ一家はイイなぁ』と感動~☆ 
梅雨前の「みんな一枚しか持ってなかんべ、なっ?」というモンゼのセリフを聞いている時の顔の引きつり方と口の端のピクピク具合はマンガを観ているようで楽し過ぎます~。
1日のマチネで「体ができでねぇっ!」と手拭いでユタを叩く時♪スパ~ン♪とそれはそれは大きなイイ音がして客席大爆笑☆ ソワレの二幕(だけかな?)昔のお着物になっていたような? マチソワ日は着回してるのかしら?
よつばのクローバー 遊佐真一さん@大作
クルミ先生から濡衣を着せられた時のキョトンとした悪意のナイ笑顔がツボです! 仲直りの握手「嬉しいよぉ」は遊佐大作が一番好き。
よつばのクローバー 笠松はるさん@小夜子
こなれて来たのが悪い方に作用しているのか?小夜子からどんどん離れて行っているような印象で残念。 田舎娘っぽさがなくなった…というか。
よつばのクローバー 藤原大輔さん@ユタ
今期のユタは大ちゃんしか拝見していないのですが…大ちゃんユタの好きな所は、冒頭のいじめから寅吉じっちゃに救済された時の呆然とした表情と「ねっ、小夜ちゃん」と財布を渡すオドオドぶりがピカイチ☆です(他の成長は…以下自粛) 今回、わらしのご挨拶後に名前を言い当てるシーンで「白粉の匂いの好きな………」の間がすご~く長くなっていて、ヒノデロのおたおたイジイジ百面相ぶりが楽しめる嬉しい事になっとります! 大ちゃんGJ♪
はぁ~、本当にイイ舞台でした…悲しい
次にわらし達に遭えるのはいつかな~? 今期一度も遭遇できなかった田代隆秀さん@ペドロ池末絵己子さん@ダンジャとはいつかお目にかかれる事を楽しみに…今期の見納めとなりました。

劇場 キャスト
ペドロ:菊池 正/ダンジャ:丸山れい/ゴンゾ:深見正博/モンゼ:大徳朋子/ヒノデロ:道口瑞之/ユタ:藤原大輔/小夜子:笠松はる/寅吉:吉谷昭雄/ユタの母:菅本烈子/クルミ先生:丹 靖子/大作:遊佐真一/一郎:厂原時也/ 新太:酒井良太/たま子:後藤華子/ハラ子:市村涼子/桃子:松葉梨香

ユタと不思議な仲間たち(1)【四季劇場・秋】

今期の東京リターン公演のチケットを取った時点では「今年(2007年)散々公演したから、次回再演迄はまた何年か封印されてしまうはず。そうなると現キャスト陣がその時点で再びキャスティングされる保証はナイし、ましてや在団してるかさえ~悲しい」と思い「これは東京リターンでしっかりと見納めておかないと!」と無茶を決め込んで2月、3月のチケット押さえました。 すると…今年も“全国巡業再び”と言うではあ~りませんか汗 …な、訳で3月遠征は諦めました。
諦めた…はずだったんですが~、先月観た東京リターン公演がすっご~く良かった!感動した! 「全国巡業に出ちゃったら…観れるのはまたず~っと先になるし~。キャストもこれまた全く読めないし~」と迷い始め~、ふと気が付くとJALマイルも貯まってる! 「これは行っとけ!って事でしょう♪」と、またまた自分の都合の良いように解釈して、決行しちゃいました☆  しかも“1泊2日ユタ三連チャン”の異常な観劇態度で臨むアホ遠征汗
改めて思った事は「やっぱりユタは特別大好き」という事。 常々、劇団に対しては不満タラタラですが、こればっかりは「この作品を作ってくれて、浅利慶太アリガトウ!」と心底思う。 しっかり見納め“悔いなし”と思うと同時に、今後しばらく観れない寂しさもあって冒頭からボロボロ泣いてしまった観劇となりました~。
たまたま3月1日ソワレ終演後に“バックステージツアー”が開催され参加。 実は京都公演時にも観劇日に偶然…で参加したのですが、再び♪ 内容は全く同じで、舞台監督さん進行の元、“ユタの体力作り”の裏で行われている【夏の長者山~秋の湯の花村】のセット転換を音尺に合わせて実演。 その後、参加者がそのセットに登って村探検~舞台袖のセット見学~スタッフさんに質問、という内容。 ヒノデロのバトンも石段の下に据えてあったので(京都の時はなかったような?)青空教室でヒノデロが大作の膝に触れてニマニマする如く…触ってきました(爆!) あのバトンって片端しか重りが付いてナイんですね~。
今回初めて知った事が二つ。 ひとつはクルミ先生の背中の青虫は、新太が事前に仕組んでいるという事! いつもヒノデロの美しい寝顔に見とれてるので、全くこれは気付きませんでした冷や汗(参加者には気付いている人多数) もうひとつは小夜ちゃんの弟の名前はヒロシという事(これも知っている参加者多数) ヒロシは初演時から使っているらしいので…もう立派な成人男性かと~。
参加者から『ペドロの喫煙シーンのカット』について質問がありました。 これは私も大好きなシーンでひどく残念に思っていた事なので「質問者GJ!」。 昨年から続いている公演は“小学生無料招待ブロジェクト”の一環なので、「小学生に観せるなら煙草のシーンはいらないな」という演出家の鶴の一声であっさりカットになったらしい。 「とてもいいシーンで残念なんですけどねぇ~」と舞台監督さんも名残惜しそうでした。 このシーンのセリフの中には座敷わらし達の永遠に彷徨い続ける悲しい運命が表現されているので、煙草じゃなくとも何かしらの形で復活切望!(ヒノデロ萌えポイントですし♪)
質問コーナーで聞きそびれていつも疑問に思っている事。 銀林荘の離れの時計、深夜12時をさしているというのに「あら寅吉さん、まだイイんでないの?」と引き止めるユタ母。 もう充分な時間かと~。 でもって、そんな時間に風呂に入っていたユタ…思いっきり“宵っぱり小学生”でいかがなものか?と毎度思うんですけど~。
…と、ココまで書いて長くなったので汗本篇の感想は別記事に改めます。

ヒノデロ@コスプレキューピー

↑突然作ってみたくなって…作ってみました☆
衣紋抜き劇場 キャスト
ペドロ:菊池 正/ダンジャ:丸山れい/ゴンゾ:深見正博/モンゼ:大徳朋子/ヒノデロ:道口瑞之/ユタ:藤原大輔/小夜子:笠松はる/寅吉:吉谷昭雄/ユタの母:菅本烈子/クルミ先生:丹 靖子/大作:遊佐真一/一郎:厂原時也/ 新太:酒井良太/たま子:後藤華子/ハラ子:市村涼子/桃子:松葉梨香

ユタと不思議な仲間たち【四季劇場・秋】

「同じ作品でも、観る度毎にこんなに感動を新たに出来るもんなんだ…」と“舞台は生もの”という事を改めて思わされた今観劇でした。
先月の京都公演観劇時から一ヶ月後ほどの経って観劇で、この時も初観劇時に似た感動を覚えた舞台でしたが、この東京リターン公演、キャストが一部変わっているものの「更に良くなってる~」という進化に驚き「やっぱりこのユタは特別大好き!」と改めて強く思いました。 ラスト、こんなにもボロボロ泣いてしまうのはそれこそホント初観劇以来かも
(幾分、初観劇時の舞台が思い出によって美化されているかもしれないケド)
今観劇で特筆すべきは…菊池正さん@大作遊佐真一さん@一郎のアダルト(過ぎる)いじめっ子小学生コンビ! ペドロ親分を経て拝見する菊池大作は私、恐らく初めてでして、ひどく感慨深いものがあり「菊池さん、このままず~っと再演の度毎に大作を演じ続けて欲しい!」と強く思いましたっ(同意!の人はきっと多いはず)  『ユタ=菊池大作』はある意味お約束になっていて、「どう見ても無理が~」と思いながらも嬉しく観れちゃう楽しみが約束されていますもの!
そして遊佐一郎は「まだまだ若いもん(←この表現が年か?)には負けてないぜ!」とばかり、バク転&側転、高いジャンプを次々と繰り出し「す、凄いよ!遊佐さん!」と興奮。 見た目もまだまだ大丈夫ですし(小学生となると…それは~ですが)
このアダルトコンビの投入でいじめっ子達のシーンは緩急自在で楽しめました。 幕間でロビーに居た時、小学生の女の子とお母さんの会話。 「ユタは皆と仲良くなれるのかな?皆と友達になって欲しいな」と心配していたのにニッコリ。 いじめシーンに本気を感じられた故でしょうね♪
そしてわらし達~♪はお二人に絞っての感想を。
今公演で足袋のデザインって変わりました? ピンク無地→ピンク迷彩柄になっているような? 今公演で旅立ちの時、わらじを履いている事を今更ながら気が付きました(観劇何回目よ、私?) いつも笠の下の表情に集中してるもんなぁ~。
芝清道さん@ペドロ
昨年11月の宗像公演以来拝見。 ロン毛にワイルドな迫力があってカッコいい! 歌のウマさは言わずもがなですが、表情の演技がと~っても細かくて小夜ちゃんに対する恋心がこれまた切々と伝わってくるのは流石。 ♪見果てぬ夢♪はなんと切ないことよ~。 旅立ちのラスト、小夜ちゃんが「誰だかわかんねぇけど、神様みてぇな優しい人、こうやっていっつも見守ってけれてたんだねぇ」と自分の存在を何かしら感じていてくれた事を知った時の…涙に濡れた喜びの表情は絶品! 泣きました…。

三味線ヒノデロ

道口瑞之さん@ヒノデロ
も~う、好き過ぎて困りますときめき …なので客観的にレポート出来ないことはご承知おきいただいて~汗
京都公演時に感じた“男らしさ”は一気にトーンダウンしていて、色気が増していました。 特に♪白粉の匂いが大好きで あたいもこんなやさ男♪はゾクッと来ましたっ! なんですか?あの目と首の色っぽいラインは! “流し目わらし”認定です! 「美人さんなのは知っとったばってん、ここまで色っぽいとは~」と愕然です。 青空教室で大作の膝にそっと手を触れてニマニマするところはデフォルトですが、本日はその前に大作とドンとぶつかってしまい…「あ♪ 今、体が触れたわ~。きゃ~っ」ってドキマギしてましたっ! ヒノデロを演じている道口瑞之さん…ではなく、そこに居るのはヒノデロでしたっ! 自然すぎる~。 体力作りで他のわらしたちに付いて励むユタを「頑張って、頑張って」とドキドキしながら心配そうに見守っている様は…女子マネージャーです。 「きゃ~っ出来たわぁ~」とバンザイしながらキャピキャピっと笑顔で走り去る様は…友達の告白に付き添って来てその成功を喜ぶ女子高生です。 可愛らしかぁ~☆
はぁ~、何度観ても新しい発見があって楽しくて…飽きないです。 も~うホント好き過ぎて困ります汗
後席にいた親子の会話「この人、声聞いたら男の人だったからビックリした~!男よね?女なの?男?」とお子さんは混乱を来たしていた模様。
ダンジャの「パンジャァマ」「ピィッ~マンッ」、新太の「ぷれじぇんと」は大切な笑いポイントなので頑張って訛って欲しいです~。

青い旗キャスト
ペドロ:芝 清道/ダンジャ:丸山れい/ゴンゾ:深見正博/モンゼ:田村 圭/ヒノデロ:道口瑞之/ユタ:藤原大輔/小夜子:樋口 茜/寅吉:吉谷昭雄/ユタの母:菅本烈子/クルミ先生:丹 靖子/大作:菊池 正/一郎:遊佐真一/ 新太:厂原時也/たま子:後藤華子/ハラ子:上原のり/桃子:市村涼子

ユタと不思議な仲間たち【京都劇場】

昨年11月の全国巡業・宗像公演以来の観劇です。 気がつけば…昨年の冬も寒~い寒い京都へ観劇に来てたなぁ~と(ACL観劇)。 大阪滞在で当日足を伸ばしたのですが、快晴の青空の下、空気はキーンと冷えてクリアに澄み渡っていたので…私、初めて京都タワーに上ってみました♪ 「ホントに盆地なんだ」「ホントに道は碁盤の目状だぁ」とか、知識として知っていた事を眼下に見下ろして、ひとしきり感動♪
さて、舞台は…
セットが巡業仕様から本ステージ仕様へ…という事で、久々に目にする仕掛けもあり「あ、そうだった、そうだった」と思い出しながらのマチネ&ソワレ観劇となりました。 京都劇場のロビーは狭いので、終演後の俳優陣のお見送りは大混雑でちょっと怖いものが~汗
観劇日直前まで未だに拝見した事がなかった田代隆秀さん@ペドロがキャスティングされていたので「やっと田代親分に遭えるわ♪」と喜んでいたら…直前に菊地さんにチェンジ冷や汗
しかし、今回はこの菊地正さん@ペドロがすっごく良かった! と~ってもヨカッタ! 親分としての貫禄は、やはり深見正博さん@ゴンゾが居るだけに突出したものは感じられなかったのですが、独自の笑いポイントも増えていて、特に小夜ちゃんに対する想いの切ない様に大拍手☆ 「小夜ちゃん…」とつぶやく一言や、小夜ちゃんを見守る暖かい眼差し、そして圧巻は別れの時、目にいっぱい涙をためて振り切る切なさ。 いや~、菊地親分にここまで泣かさせるとは思わなかったです。 歌もすごく安定していて耳に心地良い♪
モンゼはやっぱり“ちぃ~っちゃこい”人がイイですね。 他のわらし達とのヴィジュアルのバランスがイイですし、なんといっても岸本美香さん@モンゼはたまらなく可愛い! 哺乳瓶をくわえて吸い付く様や、ヒノデロからひょいと取り上げられてむずがる様はまさに赤ちゃん。 青空教室の幕開きで石に覆い被さって寝ている様や無邪気さも可愛くて、可愛くて。 だから…余計にこの世に生を受ける事なく座敷わらしになってしまった悲しさも強く感じられて胸が痛くなります。
初めて拝見した丸山れいさん@ダンジャは特筆すべき印象はなかったものの、スッキリと男らしい哲学的なキャラクターを的確に表現されて好演かと。
笠ヒノデロ
そして…一番の観劇目的であります道口瑞之さん@ヒノデロ。 まさか引き続き京都公演も登板があるとは思わなかったので、嬉しくて、嬉しくて~♪ しかし、確か昨年夏からず~っとシングルで続投のはず。 拝見出来るのは嬉しい…けど心配、とはファンとは複雑なもんです汗 長~い巡業公演を経て、お着物も新調されていて…眉間の皺は深くなってました~。
で、そのヒノデロですが『今まで観た中で一番男らしいヒノデロ』でした。 岸本モンゼとの対比も要因のひとつかと思うのですが、公演期間中TVインタビューで「ヒノデロは女形ではなく、あくまで男の子。 “男”というモノがなくなってしまったら座敷わらしじゃなくなってしまう。 しかし何度もご覧になっている方はヒノデロの女らしい仕草を楽しみにされているので、その兼ね合いを絶妙のバランスを取りながら演っている」と話されていた道口さん。 特に印象的だったのはラストの別れ。 わらしたちは皆、涙を目にいっぱいためてウルウルしている中、ヒノデロだけはクールに微笑んでいるのが印象的。 キャラから言えば「あたいはユタさんと別れたくナイわいなぁ~」って、おいおいとすがって泣きそうなのに…男らしいっス!

丹靖子さん@クルミ先生の振り下ろす指し棒のスピードって超高速ですよね。 「速やかにっ!」って振り下ろすとき♪ヒュン♪って空を切る音が毎回聞こえますもん。 …だもんで、あの調子で頭を叩かれるゴンゾ役の人って、あの一撃毎に脳細胞が確実いくつか死んでいるような気がします。 イイ音するもんなぁ~☆ 丹さんのクルミ先生は大大好きなので、拝見出来る事は本当に嬉しいのですが…ここ最近すご~く一気にフケられた印象を受けるのが心配汗 お見送りの握手時に「丹さんのクルミ先生を拝見出来てすごく嬉しかったです!」とお伝えしたら、「まぁ、有り難うございます。どうぞお気をつけてお帰りくださいね」と素敵な笑顔で見送ってくださいました。
いじめっ子たちは…
熊谷崇さん@大作はホントに怖い…目が怖い~。 体力作りのダンスではめっちゃ足が、耳の横まで足が上がってます! 高橋卓爾さん@一郎のアーミールックは普通に格好良く馴染んで“田舎の子がいきがってお洒落しているダサダサ感”がありません。 酒井良太さん@新太は初めて拝見しましたが、とっても小柄でキュートな方ですね。 “大作の手下”としてパシリ、やらされてそうです。
今回『初めてユタを観た時に感じたラストの別れの寂しさと切なさ』を感じました。 あの感動が蘇りました! うん、やっぱりユタは大好き♪ 来月の東京リターン公演も遠征します☆(でもって…今年も全国巡業があるそうで)

青い旗キャスト
ペドロ:菊地正/ダンジャ:丸山れい/ゴンゾ:深見正博/モンゼ:岸本美香/ヒノデロ:道口瑞之/ユタ:藤原大輔/小夜子:樋口 茜/寅吉:吉谷昭雄/ユタの母:斉藤昭子/クルミ先生:丹 靖子/大作:熊谷 崇/一郎:高橋卓爾/ 新太:酒井良太/たま子:後藤華子/ハラ子:市村涼子/桃子:松葉梨香