當世流小栗判官・第二部【国立劇場】

乍憚口上

段治郎さんが口上(ナビゲーター)。 登場人物達が寸劇形式で一部の見せ場を断片的に紹介するスタイルを取っており「…という第一部、すでにご覧になっているとは思いますが~、万が一ご覧になってナイ方は是非」というフォローも忘れない。 今度は全員がお辞儀をした状態からクルリと盆が回って三幕目に突入。 「おぉ~!今度はそうきたかぁ~」

三幕目

春猿さん@お駒右近さん@小栗に一目惚れする様は、目の中はハートで頭からポワワ~ンとハートが立ち上っているようで可笑し味がある。 ちょっと【与話情浮名横櫛】木更津の“見染め”を思い出した。
久し振りに再会した小栗と笑也さん@照手姫だったが、事情により姫はお駒の上で下女として働いていた。 本来、小栗の許嫁である照手姫は、小栗と祝言を挙げるお駒に激しい嫉妬心を燃やし、照手姫お駒の女の火花がバチバチ。 ここで照手姫がちょっとイヤな女に見えるのは何故だろう? お駒の末路が可哀想すぎるからだろうか? 一心不乱に小栗を求め、絶命の後には化けて出る執着心は恐ろしくも哀れで、春猿さんが好演。 こういう怨念を持つタイプのお役って、ハマる方なのでは?
笑三郎さん@お慎。 いつも笑三郎さんを観て思う事は「ソツなく上手い。とても器用な方だなぁ…」という印象。 でも「笑三郎さんと言えばコノお役!」という決定打がナイような。 今年6月の三越歌舞伎で油のお吉をされるそうなので、コレに激しく期待(観れないけど)

大詰

【熊野湯の峯の場】は私がスーパー歌舞伎で印象に残っていた場。  でもって、今回その演出に一番意表を突かれた場! 一面の雪景色の中に映える赤姫姿の照手姫が、お駒の恨みから体が不自由になり動けなくなった小栗を躄車に乗せて引きながらの道行の舞踏とは~。 色彩の鮮やかさが印象的で、その美しさが小栗の哀れさを引き立たせる効果があった印象(で、でも照手姫の踊りが…以下自粛)
霊湯で回復した小栗は上意を受け、宿敵を打つため一路、常陸の国へ急ぐ。 ココで“天馬宙乗り”という事にあいなるのであ~る。 これは猿之助さんが映画【E.T】から着想されたそうで、作品の見せ場。 小栗と照手姫を乗せた馬は天を駆けて常陸の国へ…という趣向。
しかし、騎乗の二人が役を離れて観客サービスに徹している印象が強く、個人的には不愉快だった。 演出のひとつの手法である訳で“小栗と照手姫”でなければならなのでは?と。 喜びと勇みが全面に出ているべきなのでは?と。 話の筋上、宙乗りであってもおかしくないのだけれど、こんなに観客に媚びるものであればいらない、そう思った。
ラストのラストは…大量の雪がドッサリ、ビックリ、美しく印象に残る。
この演目、一部は春~夏、二部は秋~冬…という季節の移り変わりがあり、美術の美しさも堪能できるのも見所

當世流小栗判官・第一部【国立劇場】

実は…古典の【小栗判官】を観るのは初めて。 過去一度、京都南座(’92年3月公演)にてスーパー歌舞伎の【オグリ】を観ただけで、この時は“スーパー歌舞伎初体験”だったもので、ただもう圧倒されて「スゴイスゴイ」という記憶しかなく、歌舞伎自体にも全く馴染みがなかったので、ストーリーとしての記憶は今イチ残っておらず。 何故かしら一番記憶に残っているシーンは照手姫が判官を躄車に乗せて引いている…という寂しいシーン(他が派手だったから落差が印象的だったのか?)
予習の足しに…と、この時の筋書きを開いてみると…門之助さんの襲名と猿十郎さんの名題昇進のご挨拶が掲載されており…猿十郎さん偲んでしんみり
さて、今回は昼と夜の二部制。 そうするだけの意味ある舞台である事が期待される訳であり、どちらかの部だけでも楽しめ、またもう一方も観たくなる…という価値が求められる訳で公演形態としても新たなチャレンジ! 観劇料金やイヤホンガイド利用料では“通し割引料金”が設定されたり、一部、二部とも冒頭に口上をつける事に工夫も。 口上では「もう一方の部も必ずや観ていただけるかと」と宣伝も忘れないご愛嬌☆
一日通し観劇をした印象としては、一部に軍配…かな

乍憚口上

壮大なスケールのファンタジック時代物の大筋や人物関係を口上でもって、右近さん、笑三郎さん、春猿さんが解説。 澤瀉屋一門の口上だなんて今後も滅多にみれる事はナイ貴重な機会だろう…と、初めてみるその姿は爽やかな浅葱色の裃で初々しささえ感じられる。
「もちろん第二部も観ていただけるとは信じてはおりますが…」とユーモアも交え解りやすく解説し終えると、大セリがスッと下がって舞台をはけていく。 これには「お~っ、そうきたか」と早くもこの舞台の意表をつく演出にボルテージが上がった!

発端~序幕

御家騒動の発端から、馬術を得意とする小栗判官が荒馬を乗りこなし“碁盤の上での曲乗り”の見せ場まで。
歌舞伎の演目で馬が出てくる演目は数あれど、ここまで馬自体がアクロバティックな動きをするものはナイのでは? 馬役(っていうの?)さんの奮闘振りに拍手の連続☆ 馬の表情さえも変わって見えてくるから不思議。 後ろ足で立って、前足を上げる“ヒヒィ~ン体勢”は前足役の方の負担が大きいんだそうで、二人の呼吸の合せも訓練の賜物なんでしょうね。 その上にまたがって「ハッ!ハッ!」と涼しい顔でかけ声をかけているだけ(だけじゃないんだ、乗り手もきっと大変なんだ)右近さん@小栗判官。 「馬役の人、大変なんだからもうちょっと手加減してやってよ~」と軽い憤りを感じてみたり?
“馬相”=馬の良否の見分け方…という言葉、初めて知った!

二幕目

忠臣達による決闘シーンがメイン。
段治郎さん@浪七門之助さん@お藤。 この二人が夫婦役って…初めて拝見したような? 「来世でも夫婦に…」と誓う程、二人の間に愛は感じられなかったのは残念。 猿弥さん@鬼瓦の胴八は愛嬌のある悪党で、従来の猿弥さんの範疇のお役であろうし、手堅い印象。 借金取りに身ぐるみ剥がれて裸腹に着物を巻き付けての登場は、歌舞伎でそんな出で立ちって観たことナイから、えらくツボ。 肉襦袢?の胸がミョ~にリアルなのも笑える☆
かつては三枚目の橋蔵と二枚目の小栗を同じ役者が演じる…というのが通例だったそうで、この度は右近さんが! 事前にその事を知らなかった私は、花道の引込みまで「誰だ?この芸達者な人は?!」と思っていたほどの化けっぷり(見た目臭ってきそうに汚い…)。 ちょっと演りすぎの感はいなめなかったけど、楽しい息抜きの時間。
【浜辺の場】段治郎さん@浪七、オンステージ☆
遠ざかる船を小高い丘から必死に呼ぶ様、丘が盆の上で回る様は俊寛であり、自らの腸を取り出し瀕死の状態ながらもの胴八との斬り合いは壮絶で、知盛を彷彿とさせ迫力満点。
岩肌を豪快に流れる鮮血とラスト頭から丘を滑り落ちる演出は衝撃的であり、劇的な幕切れの…まさに“大出血サービス”だ!!
個人的には、あの大舞台でスケールの大きな芝居を一人で演じる時間も長く、そんなダンジロさんを観て「立派になって…」と胸がいっぱい。 涙悲しい
とはいえ、浪七(実は美戸小次郎武継)の前半の人となりの描かれが薄く、自分の命を投げ出して照手姫を取り戻すという忠義ぶりが唐突な印象が残った。
ここで、浪後見さんたちの奮闘ぶりも是非書き添えておきたい!

屋根の上のヴァイオリン弾き・千穐楽【博多座】

2006年の博多座公演の幕開け【屋根の上のヴァイオリン弾き】が本日千穐楽を迎えました。
昨年の11月公演【モーツァルト!】で博多座初お目見えだった市村正親さんが、早くも再び博多座へ…しかも全く違った父親像で登場☆
あまりにも有名な作品ですが、博多座でかかるのは今回が初めて。 私自身も今公演が初観劇となり初日開け直後と、本日の千穐楽、二回の観劇を楽しみました。
とりあえず千穐楽のカーテンコールのご挨拶の様子をレポート。
(※こんな感じの内容を言っていた…という事でお許しを~)

よつばのクローバー 市村正親さん@テヴィエ
森繁さん、上條さん、西田さんに続き“四代目テヴィエ”として、この博多座で1ヶ月間公演をして参りました。 東宝からは「体が動く限りはテヴィエを続けてくれ」と言われました(大きな拍手) 森繁さんは…何才まで? 80すぎ? そんなには演れないけど。
よつばのクローバー 浅茅陽子さん@ゴールデ
いつも恐く怒鳴ってばかりでしたが…。 この素晴らしいカンパニーに参加出来てとても光栄でしたし、またこの作品で…このカンパニーで博多座に戻ってかられたら。 その時にまた私も参加出来ているといいな。
よつばのクローバー 匠ひびきさん@ツァイテル
カンパニーや博多座、そして博多の暖かい皆さんに支えられて無事千穐楽を迎えられました。
よつばのクローバー 駒田一さん@モーテル
僕は博多座が大好きなのでこのまま残って来月の歌舞伎公演に出たいくらいです!(是非そうしてくださいっ♪) でも東京公演が控えているので…あちらで頑張ります!
よつばのクローバー 剱持たまきさん@ホーデル
今、シベリアから戻って参りました ホーデルという女の子は本当に真っすぐで強くて…私にとっては大きな役です。 また来月、日生劇場でも頑張ります。
よつばのクローバー 吉野圭吾さん@パーチック
アナテフカ村の皆さん、生意気な口をきいてすみません!(と出演者一同に向かっておじぎ) え~っと、こ~ゆ~挨拶は慣れていないので…。 でもまた来月も生意気な口をたたきます!
よつばのクローバー 安倍麻美さん@チャヴァ
とにかく舞台というのが初めてなのでとても不安でいっぱいでした。 出演者、スタッフ、お客様…皆さんの暖かさに支えられてやって来れました。 これからも頑張ります(終始涙声)
よつばのクローバー 中西陽介さん@フョートカ
え~っと…三階の皆さん聞こえますかぁ~?(マイクが生きてなかったのかな?) とても楽しい一ヶ月間でした。 またこの劇場に来れたらイイなと思っています(「おいで」と客席から声が♪)
よつばのクローバー 鶴田忍さん@ラザール
聞く所によると九州一円、そして海を渡って山口や広島からも観にきて下さったそうで嬉しいです。 来月もまたテヴィエに嫌われます。
とても暖かいカンパニーの様子が各々の様子に見てとれてニッコリでした。 来月の日生劇場で、更なる結束アップ&パワーアップの舞台が楽しみですね♪

美女と野獣【福岡シティ劇場】2005.5/8~2006.1.22観劇キャスト一覧

通いに通った自分のアホ記録として…鉛筆

01. 晴れ 2005.05.08(日) 初日
ビースト:柳瀬大輔/ベル:井上智恵/モリース:松下武史/ガストン:深水彰彦/ルミエール:道口瑞之/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷明雄/ミセス・ポット:早水小夜子/タンス夫人:武 木綿子/バベット:井田安寿/チップ:岸本美香/ムッシュー・ダルク:高橋辰也

02. 晴れ 2005.05.19(木) 福岡シティ劇場10th特別カーテンコール
ビースト:柳瀬大輔/ベル:井上智恵/モリース:松下武史/ガストン:田島雅彦/ルミエール:道口瑞之/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷明雄/ミセス・ポット:早水小夜子/タンス夫人:武 木綿子/バベット:井田安寿/チップ:岸本美香/ムッシュー・ダルク:高橋辰也

03. 晴れ 2005.05.21(土) 福岡シティ劇場10th特別カーテンコール
ビースト:柳瀬大輔/ベル:井上智恵/モリース:松下武史/ガストン:田島雅彦/ルミエール:道口瑞之/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷明雄/ミセス・ポット:早水小夜子/タンス夫人:武 木綿子/バベット:井田安寿/チップ:岸本美香/ムッシュー・ダルク:高橋辰也

04. 月 2005.06.01(水) 福岡シティ劇場通算2500回公演記念グッズプゼント開始
ビースト:柳瀬大輔/ベル:木村花代/モリース:松下武史/ガストン:田島雅彦/ルミエール:道口瑞之/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷明雄/ミセス・ポット:奥田久美子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:井田安寿/チップ:岸本美香/ムッシュー・ダルク:高橋辰也

05. 月 2005.06.15(金) リハーサル見学会(The Mob Song~Bell)
ビースト:柳瀬大輔/ベル:井上智恵/モリース:松下武史/ガストン:田島雅彦/ルミエール:道口瑞之/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷明雄/ミセス・ポット:奥田久美子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:井田安寿/チップ:岸本美香/ムッシュー・ダルク:高橋辰也

06. 晴れ 2005.06.19(日) オフステージトークイベント
ビースト:柳瀬大輔/ベル:井上智恵/モリース:松下武史/ガストン:田島雅彦/ルミエール:道口瑞之/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷明雄/ミセス・ポット:奥田久美子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:井田安寿/チップ:岸本美香/ムッシュー・ダルク:高橋辰也

07. 月 2005.07.15(金) バックステージツアー
ビースト:柳瀬大輔/ベル:木村花代/モリース:松下武史/ガストン:新木啓介/ルミエール:道口瑞之/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:小林アトム/ミセス・ポット:奥田久美子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:竹村千穂/チップ:川良美由紀/ムッシュー・ダルク:高橋辰也

08. 月 2005.07.29(金)
ビースト:柳瀬大輔/ベル:木村花代/モリース:林 和男/ガストン:新木啓介/ルミエール:道口瑞之/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:奥田久美子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:竹村千穂/チップ:川良美由紀/ムッシュー・ダルク:高橋辰也

09. 晴れ 2005.08.10(水) リトルプリンセス&ブリンス
ビースト:柳瀬大輔/ベル:秋本みな子/モリース:高橋辰也/ガストン:新木啓介/ルミエール:道口瑞之/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:奥田久美子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:竹村千穂/チップ:岸本美香/ムッシュー・ダルク:長 祐二

10. 晴れ 2005.08.24(水)
ビースト:柳瀬大輔/ベル:木村花代/モリース:林 和男/ガストン:野中万寿夫/ルミエール:下村尊則/ルフウ:江上健二/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:奥田久美子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:井田安寿/チップ:岸本美香/ムッシュー・ダルク:長 祐二

11. 晴れ 2005.08.31(水)
ビースト:柳瀬大輔/ベル:木村花代/モリース:林 和男/ガストン:野中万寿夫/ルミエール:下村尊則/ルフウ:江上健二/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:奥田久美子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:井田安寿/チップ:岸本美香/ムッシュー・ダルク:長 祐二

12. 月 2005.09.02(金) おとなのソワレ(バラプレゼント)
ビースト:柳瀬大輔/ベル:沼尾みゆき(本日デビュー☆)/モリース:林 和男/ガストン:野中万寿夫/ルミエール:下村尊則/ルフウ:江上健二/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:奥田久美子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:井田安寿/チップ:岸本美香/ムッシュー・ダルク:長 祐二

13. 月 2005.09.21(水) おとなのソワレ(グッズプレゼント)
ビースト:柳瀬大輔/ベル:坂本里咲/モリース:高橋辰也/ガストン:野中万寿夫/ルミエール:道口瑞之/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:末次美沙緒/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:八田亜哉香/チップ:川良美由紀/ムッシュー・ダルク:長 祐二

14. 晴れ 2005.09.29(木)
ビースト:柳瀬大輔/ベル:坂本里咲/モリース:高橋辰也/ガストン:野中万寿夫/ルミエール:道口瑞之/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:末次美沙緒/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:八田亜哉香/チップ:川良美由紀/ムッシュー・ダルク:長 祐二

15. 月 2005.10.07(金) リハーサル見学会(Gaston)
ビースト:柳瀬大輔/ベル:木村花代/モリース:高橋辰也/ガストン:吉原光夫/ルミエール:道口瑞之/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:末次美沙緒/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:八田亜哉香/チップ:川良美由紀/ムッシュー・ダルク:長 祐二

16. 晴れ 2005.10.16(日) リハーサル見学会(Be Our Guest)
ビースト:キムスンラ/ベル:沼尾みゆき/モリース:高橋辰也/ガストン:吉原光夫/ルミエール:道口瑞之/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:末次美沙緒/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:八田亜哉香/チップ:川良美由紀/ムッシュー・ダルク:長 祐二

17. 月 2005.10.22(土)
ビースト:キムスンラ/ベル:五東由衣/モリース:高橋辰也/ガストン:吉原光夫/ルミエール:道口瑞之/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:奥田久美子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:八田亜哉香/チップ:川良美由紀/ムッシュー・ダルク:長 祐二

18. 月 2005.10.28(金) 『10th Anniversary』秋のセンター試験
ビースト:キムスンラ/ベル:沼尾みゆき/モリース:高橋辰也/ガストン:吉原光夫/ルミエール:道口瑞之/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:奥田久美子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:井田安寿/チップ:川良美由紀/ムッシュー・ダルク:長 祐二

19. 晴れ 2005.11.06(日) “おもてなし”ツアー
ビースト:キムスンラ/ベル:沼尾みゆき/モリース:高橋辰也/ガストン:吉原光夫/ルミエール:道口瑞之/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:奥田久美子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:井田安寿/チップ:川良美由紀/ムッシュー・ダルク:長 祐二

20. 晴れ 2005.11.09(水) 『10th Anniversary』秋のセンター試験
ビースト:キムスンラ/ベル:井上智恵/モリース:高橋辰也/ガストン:吉原光夫/ルミエール:道口瑞之/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:奥田久美子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:井田安寿/チップ:川良美由紀/ムッシュー・ダルク:長 祐二

21. 月 2005.11.16(水)
ビースト:佐野正幸/ベル:井上智恵/モリース:高橋辰也/ガストン:吉原光夫/ルミエール:百々義則(本日デビュー☆)/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:岩本潤子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:井田安寿/チップ:川良美由紀/ムッシュー・ダルク:長 祐二

22. 晴れ 2005.11.24(木) 『美女と野獣』10周年記念特別カーテンコール
ビースト:佐野正幸/ベル:井上智恵/モリース:高橋辰也/ガストン:吉原光夫/ルミエール:百々義則/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:岩本潤子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:井田安寿/チップ:川良美由紀/ムッシュー・ダルク:長 祐二

23. 月 2005.11.26(土)
ビースト:佐野正幸/ベル:井上智恵/モリース:高橋辰也/ガストン:吉原光夫/ルミエール:百々義則/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:岩本潤子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:井田安寿/チップ:川良美由紀/ムッシュー・ダルク:長 祐二

24. 晴れ 2005.12.02(金)
ビースト:佐野正幸/ベル:井上智恵/モリース:高橋辰也/ガストン:吉原光夫/ルミエール:百々義則/ルフウ:遊佐真一/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:岩本潤子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:井田安寿/チップ:川良美由紀/ムッシュー・ダルク:長 祐二

25. 晴れ 2005.12.22(木) クリスマスウィーク特別カーテンコール
ビースト:佐野正幸/ベル:井上智恵/モリース:高橋辰也/ガストン:吉原光夫/ルミエール:百々義則/ルフウ:江上健二/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:岩本潤子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:井田安寿/チップ:川良美由紀/ムッシュー・ダルク:寺田真実

26. 晴れ 2006.01.01(日)
ビースト:佐野正幸/ベル:井上智恵/モリース:高橋辰也/ガストン:吉原光夫/ルミエール:百々義則/ルフウ:江上健二/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:岩本潤子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:井田安寿/チップ:川良美由紀/ムッシュー・ダルク:寺田真実

27. 晴れ 2006.01.22(日) 千穐楽
ビースト:柳瀬大輔/ベル:井上智恵/モリース:高橋辰也/ガストン:吉原光夫/ルミエール:下村尊則/ルフウ:江上健二/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:早水小夜子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:井田安寿/チップ:川良美由紀/ムッシュー・ダルク:寺田真実

美女と野獣・千穐楽【福岡シティ劇場】

昨年2005年5月8日に開幕しロングラン公演を続けていた【美女と野獣】が通算公演回数238回をもって千穐楽を迎えました。
福岡BB千穐楽
劇場内は演目の象徴でもある赤いバラの花で華やかに彩られ、今公演最後の舞台をしっかり見納めようとの賑わい☆
実際のところ、今公演は『福岡シティ劇場の存続を賭けた公演』であり、期間中は正直言ってその存続が心配になる入りの時にも遭遇しましたので…今日の賑わいが、公演期間中のいくらかにでも分散できてれば…と口惜しくも思ったりしました。 と、言っても千穐楽公演は殆どが熱烈なリピーター客なんでしょうけどね。
とにもかくにも一応成功公演だったようで、5月からは【アイーダ】の上演が決定! ま、次回作も『福岡シティ劇場の存続を賭けた公演』である事は間違いないようですが、福岡初上陸の作品なので…結果に期待したいです。
さて、私はご贔屓役者さんのご出演もあって千穐楽のこの日まで結果的に☆☆回もの観劇を重ねる事となった訳ですが、“ロングラン公演に通う”という経験が初めてだったので、役者さんの…キャスト・チェンジやデビューしてからの成長過程を拝見するなど、いつもとは違った舞台観劇の楽しみも知りました
きっと役者さんの中には開幕から千穐楽まで完投された方もいらっしゃった事でしょうね。 お疲れさま&有り難うございました。
で、本日の舞台。 何故かしら普段では考えられないミス頻発?で、ほぼ全員がリピーターの観客はその度に凍り付いた訳ですが…終わり良ければ全て良し! 全体的には、観る側の気持ちも手伝って見慣れている各々のシーンにも感動を新たにしながら作品としばしの別れを存分に惜しむ事が出来ました。
カーテンコールにおいて、下村さん@ルミエールのご挨拶の中に「Merci~ beaucoup 福岡」とありましたが…私もBBカンパニーの皆様に「Merci beaucoup」と声を大にして言わせていただきます!
今公演、演目を存分に楽しんだのはもちろんですが、観劇を通して新たな出逢いも沢山あり、とても嬉しい思い出深い作品となった事は書き添えておきたいと思います♪

青い旗キャスト
ビースト:柳瀬大輔/ベル:井上智恵/モリース:高橋辰也/ガストン:吉原光夫/ルミエール:下村尊則/ルフウ:江上健二/コッグスワース:吉谷昭雄/ミセス・ポット:早水小夜子/タンス夫人:織笠里佳子/バベット:井田安寿/チップ:川良美由紀/ムッシュー・ダルク:寺田真実