アラジン【四季劇場・海】

チケット発売開始があまりにも先の先だったので…さっぱり予定は判らないものの「とりあえず早いトコ1回は見観ておかないと!」という事で、大きな予定もなさそうな平日狙いで取ったのがやっとのこの日(今の時点で来年末まで発売中) ちゃんと観れて良かった!

【ウィキッド】【トリルマーメイド】と同じく、最初は“2階席最前”で鑑賞。 すでにSong&Daceシリーズで耳に馴染みのあるナンバーが「な〜るほどこのシーンで歌われるナンバーなんだ♪」と他作品と同じく合点! 文句無く面白かった! デイズニー・ミュージカルのど真ん中を行く“Theエンターテーメントshow”王道作品ですね! 他の作品でも見かける手法も数々、アッと驚く仕掛けも数々。 空飛ぶ絨毯の仕掛けはどんなに目を凝らしても判らなかったし、あのキリ穴のよう小さな穴から回転しながらセリ上がってくる盆の機構を考えた人は天才! 二階席から床面が見えていても、まるで煙と共に出たり消えたり…と思わせる巧みさに感嘆。

しかしながら、他の作品と明らかに異質であるのは“笑い”の要素でしょう! ロビン・ウィリアムスの偉大さを改めて痛感。 それはカッチカチの“四季お決まりカーテンコール”にも表れていて、ラフな感じに驚かされました。

この作品の外部オーディションでジーニー役を掴んだ瀧山久志さん。 私はもちろん初見でしたが、とにかくジーニー役の力量に負う所が多い大変難しい役所を素晴らしく引っ張っていく存在感で、観客をグイグイ引き込んでいく手腕は圧巻。 ホントはご贔屓の道口瑞之さん@ジーニーを切望していたのですが…瀧山ジーニー、拝見出来て良かったです! 牧野公昭さん@ジャファーはアニメから抜け出てきたかのようなハマり役! “悪者笑い”がとにかく良く似合う♪

アラジンとジャスミンって…改めてこのお話を観てみると、かな〜りご都合主義(一番はジャスミンパパか!)で驚いてしまったけど「自分の道は自分で切り開く」「仲間を大切に」「嘘はつかない」というメッセージを繰り返し緩いジャブのように劇中で伝えてくる。

しかし、やっぱりジーニー役が要ですね! 道口ジーニー、観れる日はいつかな〜。

2013年に開幕した【リトルマーメード】でさえ、まだチケットが取りにくい状況なんで、これが地方公演になるは、まだ先で…ましてや【アラジン】なんておらが街での上演なんて一体何年待つのやら〜。 あと数年は上京の度に海劇場へ足を運ばなくてはならないようです。

キャスト
ジーニー:瀧山久志/アラジン:島村幸大/ジャスミン:三井莉穂/ジャファー:牧野公昭/イアーゴ:町田兼一/カシーム:西尾健治/オマール:山下啓太/バブカック:正木棟馬/サルタン:増田守人
劇場
四季劇場・海
日時
2015.10.7(水曜日)/18:30〜

クレイジー・フォー・ユー【キャナルシティ劇場】

かなりの回数観ていたつもりのCFYですが、久し振りの観劇に「あ!そうだった、そうだった〜」と思い出しながらの観劇となり、自分の記憶が彼方に行ってしまっていた事に唖然。 そして改めて「やっぱCFYはイイわ♪」と楽しめる単細胞の自分でヨカッタ。 何度観ても楽しめる“ザ・ミュージカル”な作品。

この日は全国ツアーのスタート公演となるうえ『劇団四季2010年5月の福岡撤退から7年を経て、2017年6月から3年間通年公演復活!』という九州の四季ファンには嬉しいニュースもあった直後とあって賑わう客席。

松島勇気さん@ボビーは歌が上手い事にまず驚き! やっぱりバレエダンサーのイメージが強く、それでもいろんな作品で歌声は聴いていましたよ、いましたが…ここまでメインでガンガン歌っている作品で、しかも主役で拝見したのは初めてだったので、ホントにビックリ! 私が一番四季の舞台を観ていた時、メインのダンサーで活躍されていた西尾さんや萩原さんも今じゃバンバン歌ってる役をされていますものね…。 しかも退団された方もチラホラ戻って来ていらっしゃいますし、数年振りに四季熱、再燃しそう…かも?
宮田愛さん@ポリー・ベーカーは細いっ! ガサツな感じが凄く良かった(褒めてます)

キャスト
ボビー・チャイルド:松島勇気/ポリー・ベーカー:宮田 愛/ランク・ホーキンス:志村 要/アイリーン・ロス:光川 愛/ベラ・ザングラー:青羽 剛/エベレット・ベーカー:松下武史/ボビーの母:中野今日子/テス:加藤久美子/ユージーン・フォダー:中村 伝/パトリシア・フォダー:西田有希
劇場
キャナルシティ劇場
日時
2015.9.20(日曜日)/13:00〜

リトルマーメイド【四季劇場・夏】

初演開幕から1年のロングラン公演となり、私もほぼ一年振りの観劇。 前回は日本上演前から『観たい!』気持ちが高まり過ぎて…何故かしら観劇の記憶が欠落している箇所が多々ある情けない有様で落ち込み、今回再度の観劇に至りました。 キャストは大空卓鵬さん@フランダー以外は前観劇から全て違います。 で〜、未だにディズニーのアニメ映画【リトルマーメイド】は観たことがありません。

全体的な印象は変わらないものの、アリエルが王子を助けるシーンの演出とか、アースラーとその足達のチームワークの素晴らしさとか、海中の表現とか…細部に目が行って感心する部分も多くて楽しめる。 そして改めてそれぞれの曲が耳に心地良く残る名曲揃いだなぁ〜と、観劇後に口ずさむ自分に気付いてしみじみ。 そしてやっぱり【アイーダ】の“おしゃれは私の切り札”に似てるなぁ〜と思うアノ曲と演出。 そして【美女と野獣】の“ビーアワーゲスト”的な皆が楽しく集う演出も同じく。 作曲者が違うのに…これはディズニー・ミュージカルの定番手法になっていくのかな? “らしく”て楽しいんですけど、ね。

改めてディズニープリンセスものって『お姫さまが王子様と出逢って恋に落ち、幸せに暮らしました』というお話なんだなぁ〜と、悲恋のグリム童話とのラストの改変に感じ、現在大ヒット公開中の【アナと雪の女王】が目新しくウケているんだなぁ…と思いました(Wヒロインだし…ってこれはウィキッドもだけど)。 アナ…もミュージカル化しそう…じゃありませんか?

久々の劇団四季観劇となりましたが…やはり時間をあけると独特の“開口法”は耳障りに感じますね。 特に金本和起さん@トリトンは激しかったなぁ〜。 小林由希子さん@アリエルは“ザ・日本人”的なお顔立ちとブチッブチッと伸ばすところが切れる歌唱が気になりました。

福岡公演、首を長〜くして待ってます!!

キャスト
アリエル:小林由希子/エリック:竹内一樹/アースラ:原田真理/トリトン:金本和起/セバスチャン:奥田直樹/スカットル:丹下博喜/グリムスビー:志村 要/フランダー:大空卓鵬/フロットサム:有賀光一/ジェットサム:中橋耕平/シェフ:ルイ/リーワード:清水大星
劇場
四季劇場・夏
日時
2014.4.13(日曜日)/13:00〜

2月22日は【猫の日】という事で…

CAT'S舞台模型4月20日開幕の福岡【キャッツ】。 上演が発表された時はまだまだ先だと思っていたら、頻繁に広告を目にするようになり開幕が近づいてきたんだなぁ〜と実感。

博多駅に模型が展示されていましたのでパチリ☆ キャッツは公演地に合わせた“ご当地ゴミ”が観劇の楽しみのひとつですが、模型ではそこまでは〜。
私自身は苦手演目の為、観劇の予定はありませんが福岡でいろんな舞台が上演されるのは嬉しいものです♪

ソング&ダンス 60 感謝の花束【キャナルシティ劇場】

この劇場で四季公演を観るのは、ほぼ一年振り。 ハマりにハマって馬鹿みたいに通った【Song&Dance2】を懐かしみ、そういえば【55Steps】は肩すかし感があったな(あくまでも自分比です!)と思い出しながらの観劇。
キャスト表を見ても知っている俳優さんのお名前が殆どナイ…。 いかに自分が四季観劇から離れてしまったかというその長さと、改めての団員の入れ替りの激しさを感じました。
構成やダンスは「あぁ、加藤敬二だ」という既視感のあるものでしたが、やはり“生の舞台の迫力”はイイ! 【55Steps】よりは好きでした。 今回はクラシックバレーがより焦点が当っているようで松島勇気さんが大活躍☆ もう幹部クラスくらいのダンサーさんなのにメインでバリバリ踊ってて指先まで動きがホント綺麗。
今回も思ったけど【ノートルダムの鐘】、やっぱりミュージカルが観てみたいなぁ。 名曲多いですよね! そういえば四季が日本語で上演しているのって女の子が主人公のものが多いですよね。 何かこだわりがあるのかな?
今回も客席連れ去りはあったんですねぇ。 【お洒落は私の切り札(アイーダ)】と歌っているわりには衣装がひどい…(客の分じゃなくてね)。 最後のお客さんが“小林幸子仕様”になるのは楽しかったです♪
【迷いつつ(アイーダ)】は男性ツインボーカルってのがすごく新鮮で印象に残りましたが、一番感動したのはシンプルな【愛せぬならば(美女と野獣)】。 改めて歌詞をかみしめて聴き入り心にしみてきました。
第二幕の“三木たかしメドレー”。 【煉獄のおいらたち(夢から醒めた夢)】の三人分はちょっと長過ぎたような~。 賭場のゴザ、パースが付いている工夫に感心☆ 【ジョン万次郎の夢】はTV放映を録画したまま放ったらかしだった事を反省。 三木さんを偲んで…は分るけど、【ウィキッド】からとか、もっと他演からのを聴きたかったなぁ(事前に会員アンケート取ってましたよね?)

観劇前に「知っている俳優さんのお名前が殆どナイ…」と思っていたら、二幕冒頭で気になる俳優さんを発見☆ 左右のバーでバレエストレッチをしている人に「ん?男性でショーパン・レオタードってあるんだ?!」ってとこから注目していたら、すっごく可愛い人である事に気付きました。 ショートカットの華奢な女性、といっても分らないくらい細くて体いっぱい使ってで動いてて、表情もめいっぱい大きく“全身全霊”で奮闘している姿にキュン☆ いや~、最後まで彼に注視してしまいました。 ん~、多分、松出直也さん、でしょうか? これからの四季観劇、楽しみになりました♪
終演後のお見送りがあるとは知らなかったので、慌てて“松出直也さん(多分)”を探しましたが…殆どの俳優さんが並んでたというのに、居ませんでした~!! 「感想を直接言って握手をしたいっ!」という私の前のめりな感じに殺気を感じての避難だったのでしょうか~? 残念…。

劇場 キャスト
ヴォーカルパート:飯田洋輔/李 涛/飯田達郎/光川 愛/福井麻起子/松元恵美
ダンスパート:西尾健治/松島勇気/朱 涛/大森瑞樹/斎藤洋一郎/水原 俊/松出直也/林 晃平/原田麦子/須田綾乃/井上佳奈/高田直美/坂本すみれ/相馬杏奈/西田ゆりあ/加藤久美子