壁抜け男【自由劇場】

1999年の福岡初演時に1度見ただけで、今回はそれ以来の観劇。
その時のパンフレットを引っぱり出すと、キャスト表も出て来たのですが…この時は有賀光一さんが四季初舞台だったんですね。 今公演も同じ新聞少年でご出演でしたが、変わらず“新聞少年”を好演です。
しかし、作品としては驚くほど覚えていませんでした冷や汗
で、改めて観て…それもそのはず、という感じ。 作品自体は面白くせつなかったりするけれど、強く心に響いてくるテーマが感じられずサラッと流れる印象。 『人生は素敵』という言葉が、観ていて「何処が、何処の部分がそう言っているの?」と私は思ってしまいました。 でも面白い作品です。 でも私には残らない…です。
メロディーで、唯一耳に残って蘇ってきたのは佐和由梨さん@M嬢が牢屋前で歌う♪デュティ~ユル デュティ~ユル 愛のうた~♪って、コレだけ汗 それだけ強烈に印象に残っていた…という事だったんでしょうけど、今公演もまた胸の谷間も露な迫力で…またしてもこのフレーズが観劇後は一番リフレインする有様でした~。
各キャストで特筆すべきは…
寺田真実さん@デュブール医師・警官2・弁護士 一言で言うと『寺田さんに釘付け!』の舞台だった、と申しましょうか。
いや~、なんてナイスキャラなんだ! 面白い、面白いゾ寺田さん! なんなんだその笑顔は! 文章では上手く言い表せないのが歯がイイくらい面白い。
寺田さん
そして高井治さん@部長・刑務所長・検事
私は【オペラ座の怪人】は苦手なので、高井さんの舞台を拝見する機会があまりナイのですが…驚きました。 歌の上手さにも改めてシビレる事は言う間でもなく、その弾けっぷりに! 髪爆発させちゃうし、四つん這いでハイハイしちゃうし…。 勝手に持っていた既存イメージがガラガラと音を立てて~、役者さんってスゴい!
劇団四季の舞台って『キャストによって当たり外れが大きい』って事を改めて痛感。 今回は素晴らしく歌の達者な人を集めた精鋭チーム、って感じでチケット代金に見合った満足を得る事が出来ました。 が、それだけに、直前じゃないと判らないキャスティングシステムは納得いかないなぁ…と不条理を感じる訳でありました。
コレ、自由劇場という空間に、すごくフィットする演目ですね♪

青い旗キャスト
デュティユル:石丸幹二/イザベル:坂本里咲/部長・刑務所長・検事:高井 治/八百屋・娼婦:丹 靖子/C氏(公務員)・囚人:小林克人/デュブール医師・警官2・弁護士:寺田真実/B氏(公務員)・警官1・看守1・ファシスト:荒木 勝/画家:渋谷智也/M嬢(公務員):佐和由梨/A夫人(公務員)・共産主義者:久居史子/乞食・看守2・裁判長:井上隆司/新聞売り:有賀光一

それから…1999年自分の観劇時のキャスト。 今公演でも続投組が多いのに驚きましたが、自分の為の覚え書きとして当時のキャストを記しておこ~っとdown
赤い旗1999年キャスト(今回と同じ人は割愛)
イザベル:井料瑠美/部長・刑務所長・検事:光枝明彦/C氏(公務員)・囚人:青山 明/デュブール医師・警官2・弁護士:喜納兼徳/B氏(公務員)・警官1・看守1・ファシスト:川原洋一郎/A夫人(公務員)・共産主義者:横山幸江/乞食・看守2・裁判長:千野昌保

芸術祭十月大歌舞伎・夜の部【歌舞伎座】

仮名手本忠臣蔵 五段目・六段目

歌舞伎座での仁左衛門さん@勘平は20年振りとの事ですが…私は今年1月松竹座で拝見して間もないので、その有り難み?が、なかったのはちょっと残念? 今回改めて拝見し“東西折衷型”というような印象を漠然と受けたのですが、どうでしたか。
菊之助さん@お軽。 仁左衛門さんとの夫婦は初めてだそうですが…残念ながら、主君の大事に忍び会ったのが仇となってしまった今の境遇…というようなラブラブ夫婦ぶり(と言うのもちと違うけど)が感じられない。 綺麗だけど情が薄い感じで。 表情も声も冷たいのかなぁ? 綺麗なんだけど。
今回、改めて感じたのは“おかや”の重要性ひらめき
家橘さん@おかやは…なんと言うかちょっと元気? 悲壮感が足りない感じで与市兵衛を殺した事を疑う本人に面と向かって疑う様、その疑惑を千崎弥五郎(権十郎さん)と不破数右衛門(弥十郎さん)に切々と訴える様にはあまり心動かず、最後でいつもボロ泣きしてしまう…悲劇性が際立たない印象
痙攣しながらも仇討ちに加われた事に喜び笑顔を浮かべながら絶命する勘平には、涙腺が緩むものの、その側ですがって泣いているおかやが“嘘泣き”しているみたいで(毒舌汗)残念。
余談ですが…猪。 昔の劇場舞台サイズであの走り回りっぷり、だったそうですが、現代のあの歌舞伎座サイズでは昔の2倍以上もの距離になっているそうで…お疲れさまです。 あの体勢、辛いですよね~。

髪結新三

ホトトギス、初鰹、目に青葉(=植木鉢)…で、初夏ですよ~♪と言われたところで、いつも思う事だけど、季節に合った演目で観たいよ!と諦めちゃいるが、今回ばかりはすでに肌寒い季節なだけに改めて思ってしまいました。
魚屋は錦弥さん。 鮮やかな鰹さばきに前席の外国のお客さんは大喝采でした♪
このところ世話物への挑戦が続いている幸四郎さんですが、今回は初役の新三。 ポンポンポン!と威勢のイイしゃべりっぷりと、スパッとした江戸っ子風情はいかがなものか?と興味津々で観劇に臨んだのですが…「意外とイイ!」(何様な言い方でホントすみません汗) セリフはクリアに聞こえて来ず、顔の表情の変化も見て取りにくいのだけど…意外とイイ! 髪結いの場面は大袈裟な手つきでその作業工程を楽しませ、小悪党な風情もキラリ☆ 市蔵さん@下剃勝奴とのやり取りも軽妙。
新三を呼びにきた丁稚?の男の子がセリフをかみながら「将来は役者になるんだい!」とで言ったら…「セリフを間違えるようじゃダメだな」と幸四郎さん@新三が返したのには客席大ウケ。 これはアドリブのようでしたが…だとしたらその機転に拍手! 幸四郎さん、面白いじゃない♪(また失礼発言汗
そして弥十郎さん@家主長兵衛! この二人が絡んだ舞台…って私はあまり拝見した事がないんですが、これがまたイイ♪
大きな体をちんまりと折って、小判を一枚づつ大切そうに数える様にお金への執着振りが感じられて◎ 家主の狡猾さとそれに振り回される新三&勝奴の「???」ぶりは、どなたが演じても笑えて好きな場面だけど、このキャスティングもなかなか。
宗之助さん@おきく。 久々にデフォルト宗之助さんを観た!という感じでした~(なんじゃそりゃ!)
団扇と扇子

芸術祭十月大歌舞伎・昼の部【歌舞伎座】

葛の葉

魁春さん@葛の葉は初役との事。 いつもの事ながら、姫と女房をクルクルと早替わる様に「舞台裏はF1のピット並みの慌ただしさだろなぁ~」と、その連携プレーの見事さに感嘆! 舞台裏には何人くらいの方が総がかりでされているんでしょう?(機織りの♪トントン カラカラ~♪って音、耳に心地良くって好き)
後に陰陽師・安倍清明と言われている、門之助さん@安倍保名との間に出来た息子に対し「お乳を飲んでねんねしや」あやしますが…昔は何歳くらいまでお乳を飲んでいたのかな?と疑問を感じるしっかりとした幼児さんの安倍童子(でも可愛かった~♪)
安倍保名を尋ねて来た、信田庄治夫妻+葛の葉姫。 在宅の返事がナイとなるや、勝手に人の家に上がり込んで、部屋を覗き見る…って、それって姫家のやる事として、あんまりな~汗と笑える(姫家でなくても人としてどうよ?ですけど)。
錦吾さん@信田庄司が帰宅した保名に「保名殿、ちょっとトイレタイム」と一言。
「は?今、なんて言ったと?びっくり」と、一瞬混乱しましたが「保名殿、ちょっと問い入れたい(といいれたい)」と数秒後に理解。 人間の耳って恐ろしい~聞き耳を立てる(私だけ?)
葛の葉の…保名がなにげに言った「畜生め!」という一言にハッと敏感に反応する様はとても細かくで感心し、次第に狐の本性を現していくくだりでは、狐色の着付けで暖簾をツイと跳ね上げて出て来る一連の表情がイイ。 女房として、母として、過ごしてきた幸せな日々に自ら決別しなくてはならない苦悩と深い悲しみと情が感じられる
ラスト、毛ぬいの狐姿となってスッポンからの出では、ろうそくでの“面灯り(つらあかり)”に照らされ、闇に浮かび上がる表情は静かな深い悲しみが伝わってくるようで印象的
しかし総じて、葛の葉の辛い気持ちに沿って子別れで涙する…という事はなかったです。 サラッと流した印象で(前回観たのが藤十郎さんのこってり特濃だったから余計にそう感じたかも汗
いつも思う事ですが『恋しくばたずね来てみよいづみなる信田の森のうらみ葛の葉』と書置を記す障子。 美術さん、毎日張り替えご苦労さまです~。 左文字(裏から見た文字)をちょっと書いてみたくなっちゃいません?
葛の葉親子

寿曽我対面

歌舞伎座における成田屋親子共演は2年5ヶ月振りだそうで、ファンでもナイ私もジ~ンとくるものがありました。 本当にヨカッタ! 病気平癒、改めておめでとうございます。
團十郎さん@工藤祐経が舞台正面で礼をするのは“劇場正面の櫓にも一礼”の意味があるとはこの度初めて知った次第。
私にとっては團十郎さんの声、というか、セリフまわし、というか…あの大らかな感じに何故だかヒーリング効果があるんですよね~。変わりなく聞く事が出来て本当に嬉しい。
いつもながら「あ~ら~」「でっけぇ~」の化粧声は一緒にかけたくなってしまう立派さで♪
小林朝比奈(権十郎さん)って、あのキャラが私、好きなんですよね~。 猿隈、猛者言葉、力髪は大仰でいかにも歌舞伎!って感じだし、あのジャングルチックなデザイン上着が他の演目ではあまりお目にかかるものではなく珍しくてお洒落でお気に入り♪
松之助さんのなまず姿(しかも白髪!)って初めて拝見で衝撃的)
菊之助さん@曽我十郎海老蔵さん@曽我五郎の兄弟は言う迄もなく美しく、花道登場七三のキメでは一斉にオペラグラスが上がって笑える。
「でも~」「やだやだ~」「堪忍袋の緒が切れた~」という元気な駄々っ子ぶりが、コミカルな愛嬌になるところは海老蔵さんならでは? ニンですが…“海老蔵さん”でした。
“富士山”と“舞鶴”で絵面でキメのラストは“THE歌舞伎”で本当に好き! 「嗚呼、私、やっぱり歌舞伎好きだわ~」と思うシーンのひとつであります♪

熊谷陣谷

この演目。 私、何故だか縁がなくて今年の六月博多座大歌舞伎(橋之助さん@直実)で初めて観た…という次第でして、しかもこの時は珍しい芝翫型
「定番演出が観てみたい!」と思っていた所に意外にもチャンスはこんなに早く♪
幸四郎さん@熊谷直実は…そんな訳で他のデフォルトと比較しようがナイのですが、ラスト、定式幕が引かれた後の花道での引込み。 戦太鼓が聞こえてきて僧形ながらハッ!と一瞬武士の顔に戻るのがすごく印象的でした。
芝翫さん@相模は、首桶には自刃の子供・小次郎である事を判ってからの慟哭ぶりは胸を打つものがあり、あまりにも取り乱す様は義経など眼中になく、何か粗相があるのでは?心配になるほど。
團十郎さん@源義経が小次郎の首を小脇に抱えて、出家する直実にその顔を見せながら見送る様は絵的には残酷ながらも、深い情けを感じるものがありました。

お祭り

私、千之助くん初舞台以来の【お祭り】でした。 あの時は千之助仕様だったうえ、彼に意識が集中していたので…鳶頭には全く眼中に入っておらず…で、そう考えると仁左衛門さんの鳶頭できちんと拝見したのは2002年六月博多座大歌舞伎以来か?! 「待ってました!
“粋でいなせでイイ男”のほろ酔い加減の江戸っ子風情は、ヴィジュアルだけで納得させられるものはありますが、改めて軽快な踊りぶりに観ていてウキウキとさせられました。

樋口@アイーダ【福岡シティ劇場】

なんといっても本日の目的は樋口アイーダひらめき
数年ぶりの…しかも福岡登板があるとは本当にビックリしましたびっくり
何故かすぐにチェンジしてしまいそうで「観れないかも~?」とドキドキしていましたが、以外にも長期登板で無事予定の観劇日に拝見。
総括。 私は「井上アイーダより好き」でした。 でも、観るのは一度で…イイかな汗
セリフのキッカケが早く、たたみかけるような印象があったものの、それも“活発な女性=やんちゃな姫”という感じ(王女様、という品格と威厳は…ナイ)であり、他のアイーダでは感じられなかった“コミカル”な部分は独自の魅力
少しずつラダメスに心を開いて惹かれていく…というよりは、最初から自国の民を苦しめた敵”という“憎しみ”の部分は弱い印象。 興味をもって見ていたら、それが好意に変わっていた、という感じでしょうか。
メレブが「ラダメス様が女達の鉱山行きを救った(だったかな?)」と話すのに対して、「あれには驚いたわねぇ」と井戸端会議のおばちゃんみたいな言いっぷりに笑えます。
「アムネリスとの結婚で王座に縛られて身動き取れずかわいそ~」とオイオイと泣いてみせる部分は、おもいっきりコメディタッチの演技でこれまた笑えて面白い。
ラダメスからお守りをもらった後に「愛してるわ」と言った後、再度言うように要求されて口を押さえる仕草は人差し指を立てて口の前でバッテンをつくるんですね。 とても無邪気な感じで可愛かったです。 この場で他のアイーダでは“幸福感”は伝わってきていたのですが、“可愛さ”というのを感じたのは初めてでした。
歌は独特の“樋口節”があるものの、やっぱり上手い方だなぁ…という印象。
【迷いつつ】のラダメスとの絡み熱唱は中のブレスで「ああっん」っていうお色気ブレスがあって「へっ?!」って、一瞬なりましたけど(この日だけ?)
ただ樋口さんのチャームポイントでもある歯のせいか?真剣な思い詰めた場面でも角度によって笑っているように見える場が多々あって、思いっきり気持ちがグーッと入ってみていたら「へっ?」と引き戻されて、また違った角度から見ると「ああ、だよねぇ」と納得したり。
次に初めて拝見する吉賀陶馬ワイスさん@メレブ。 メレブって“ひょうひょうとした”ってのがキャラクターの持ち味かと思っていたのですが、ワイスさんは至って誠実なヌビア青年、という感じ。 樋口アイーダはコミカルなので(言い切ってしまうと語弊がありますが)、ワイスさんの誠実メレブとの対比は良かったと思います。
ま、アイーダとメレブ、二人ともコミカル…ってのも観てみたい気はしますが、他のアイーダが来た時の対比が気になります。
阿久津陽一郎さん@ラダメス。 前回の観劇時に感じた“明るいラダメス”は樋口アイーダとの相性はとても良く思えました。 お互いのキャラのカラーが合っているというか。 …ですのでラストの二人の悲しい運命、悲壮感ってが弱く感じました(私は)。
阿久津さんって人気があるんですね~。 カーテンコールで「あっく~ん!」「阿久津さぁ~ん!」って声がかかっててビックリ。 四季の舞台で俳優さんの名前を叫ぶ客席って…稀ですものね。 今日は中学生の団体が入っていたのですが、私の前席の男子学生。 カーテンコールでは阿久津さんが出てくると思いっきり手を振ってました。 どうやら惚れたようです。
五東由衣さん@アムネリス。 今日も泣かせていただきました。 あなたが舞台に立つ限り、あなたの出演される舞台を私は見続けたいと思います!!

青い旗 キャスト
アイーダ:樋口麻美/アムネリス:五東由衣/ラダメス:阿久津陽一郎/メレブ:吉賀陶馬ワイス/ゾーザー:大塚 俊/アモナスロ:石原義文/ファラオ:岡本隆生/ネヘブカ:今井美範
Dance of the Robe
今日の舞台に限らず、アイーダで…実はど~しても気になって、気になって…古代エジプトにワープしていた気持ちが一気に現代に引き戻されてしまう点があるんです。
それも…この演目の象徴的シーンであり鳥肌もののカッコ良さに感動ジ~ン…で盛り上がる所なのではありますが【Dance of the Robe】。

例えて言うなら『憧れの君を間近で見ると…鼻毛が一本出ていた喪失感』とでも言いましょうか?
アイーダの衣装、両脇の汗染みが非常に目立って気になるのです汗
だもんでアイーダとしてみていた目の前の人が「熱演している役者さん」である事にフッと気付いてしまい「ライト、熱いんだろうな」「気がノッて燃えてるんだろうな」って超現実的に思っちゃう。 下から見上げるヌビアの民は余計に気にならんのだろうか?
ディズニー制約があるにせよ、衣装さんって毎日ケアしているなら気付いてあげても良さそうなものの~。(舞台の本番は観てナイの?) “汗わきパット”とか何か工夫をしてあげればイイのに~汗
故にアイーダがノースリーブの衣装になってからは安心して舞台に集中できる私でした。
※その後、衣装が改良されたのか?俳優の工夫か?気にならなくなりました~♪

ファインディグ・ニモ【マリンメッセ福岡】

子供の時に行って以来の…ディズニー・オン・アイス。
だって今年の演目は【ファインディング・ニモ】なんだもの~☆ 海大好きダイバーの私は“海関連”のモノには目がなく、映画やグッズに関しては“我慢”という事が難しい性分。
猛烈に絶対行きたい!…けど子供もいない上、今回の福岡公演日程内で自分が行ける日時が平日の昼間のみ…となれば~、友達親子に付き合ってもらって行ってきました☆
今春、ディズニー・シーを訪れた際、楽しみにしていたニモグッズが意外と少なくてガッカリ…だったのですが、会場に足を踏み入れた途端、狂喜! 友達の子供が見ていない所でニモグッズを大人買い♪(ニモが光るライトも…やっぱり欲しかったなぁ) どうしてこうもブレーキが効かなくなるのか、自分でも呆れますが…ニモ、大好きなんだもの!
演目のストーリーは映画そのまま。 素晴らしく上手くあの世界を壊さずに立体的に表現してあってビックリ! オープニングシーンは、真っ暗の中、蛍光塗料で着色された魚の衣装を見に纏ったスーケーター達が優雅に滑って、ホントに海の中を漂っているようで美しくて感動! 【ライオンキング】を初めて観た時のような感動がありました。
小魚スケーター
中でも幻想的だったのはクラゲのシーン。 氷上いっぱいにクラゲスケーターがヒラヒラと滑り、天井からもパラシュートのように無数のクラゲが下がってきて美しい~っ! 映画ではちょっと緊張するシーンだけど、こんな見せ方があるんだ…と驚きました。
ニモとクラゲ
通常のディズニー・オン・アイスがどのような質の演目を公演しているのか知りませんが、あの作品をこのような形で表現出来る!っていう事に本当に驚きました。 演出って…スゴイ! 衣装デザイナーって…スゴイ!
コレ用に書き下ろされた曲も多々ありましたが、視覚的な方に意識が集中していたので…耳に残っていませ~ん汗