ノートルダムの鐘【四季劇場・秋】

フィーバス以外は前観劇時と違うキャスト! 演じる役者さんによってフロローの印象は随分変わる作品である事を痛感。 そしてコーラスの“圧”は、やっぱり素晴らしい!! 重厚! 客席から見える位置にクワイア(聖歌隊)が配置されているのは、舞台からダイレクトに客席にズーンと重く届く

主要4キャラは人間の持ついろいろな感情の象徴として登場しているようだ。 鐘突きのカジモドは『純真さ、孤独感や羞恥心』、ジプシーの娘・エスメラルダ『強い信念と美』、大聖堂大助祭フロローは『信仰心と嫉妬』、警備隊長フィーバスは『自由』というところかな? 『みんな違ってみんなイイ』なんだろうけど、宗教、人種、価値観の違いによって偏見を持つことは悲しいかな現代でも続いてるなぁ…。
今作は、四季の作品の中でも新たな試みが取り入れられているらしく『舞台はシンプルに、芝居や動きは俳優に委ねられている部分も多い』との事で、その時のキャストで雰囲気が他作品より結構違う印象を受けるのはその為か? 基本的な動きは決められてるけど、自由な交流や自由な動きが認められている…って、四季なのに珍しい!
美術も大きなセットはセンター上に鎮座する鐘のみで他は、木でできた板がベンチになったり、壁になったり、坂道になったりと、舞台に出ている演者が動かしてて面白い。 演出家って凄いアイデアマンだなぁ。

キャストは…田中彰孝さん@カジモド、私、おそらくシンバ以外の役で拝見した事がナイので新鮮。 あまり自身に対する卑屈さを感じさせないカジモドは、故にエスメラルダへの愛がとても真っ直ぐに見えた。 芝清道さん@フロローは表情があまり変わらないので、行動の振り幅が大きく、唐突に感じてカジモドと一緒に戸惑ってしまう。 ちょっと神経質な人がキレちゃった感じの怖さがあるような…そんな感じを受けた。

キャスト
カジモド:田中彰孝/フロロー:芝 清道/エスメラルダ:宮田 愛/フィーバス:清水大星/クロパン:吉賀陶馬ワイス
劇場
四季劇場・秋
日時
2017.1.13(金曜日)/13:00~
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