ユタと不思議な仲間たち【宗像ユリックス】

今春の東京公演後、全国巡業に出て…全国の小学生の無料招待公演を連日こなしているユタ御一行様。 日本を北上の後、南下してこの度ようやく最終地、九州~沖縄へ上陸。 しかし、この巡業が終わると年末~年明けには京都公演そして東京リターン公演…で、今期ユタ公演終了~という長い長い公演スケジュールです。
福岡では本日の宗像公演前に、福岡市民会館で5日間無料招待公演をこなしていた御一行様。 劇団に対して…というか代表に対してはいろいろと思うところがありますが、40年以上も続けている全国チャリティー公演と、このミュージカル【ユタと不思議な仲間たち】を作ってくれた!という事に関しては惜しみない賛辞を送ります拍手
宗像ユリックスって年に一度くらいしか行かないけれど、約2000人収容のホールがほぼ埋まってる大盛況公演には初めて遭遇! フライングでの客席手拍子に遭遇したのは2004年の福岡ユタ千穐楽公演以来でしたし、ラストのいじめっ子+ユタのダンスでの手拍子は初遭遇! いつも会場が大きすぎて(大体育館に椅子を並べた印象の会場)音響や照明など散漫な印象が強くて苦手だったイベントホールでしたが、この日は会場の熱気で舞台と客席が一体となった楽しさがありました♪ 舞台って…やっぱりその時の客席の反応次第でまた違った印象になりますものね。 春の東京公演以来、約半年ぶりの観劇でしたがとても満足な観劇となりました♪
舞台セットや演出は巡業仕様にコンパクトになっていて、通常公演を見慣れていた者には目新しくて「ほぉ~、そう対処するんだぁ」という驚きも楽しく、会場によっては本水を使っての降雨シーンはライティングで…という事もあるそうですが、宗像は本水使用でした。 切望していたペドロの親分の喫煙シーンの復活は…残念ながら~悲しい
で…これだけ長い長い全国巡業公演なので、チケットを取った時点ではこれこそホントにホントにキャストの予測は全く付かなかった訳で、ツアー開始時から登板していたキャストは終盤の九州ではごっそり入れ替わっているんだろうなぁ~と諦めは付いていたものの…だけど、やっぱりそこはご贔屓さんの登板を切望してしまうのが人情というモノ。 で、本日は…道口瑞之さん@ヒノデロ、降臨です☆ ウレシイ、うれしい、嬉しい~っときめき
以下、贔屓フイルターかかりまくりの道口ヒノデロ語りとなります汗
ヒノデロ全身
青りんご 道口瑞之さん@ヒノデロ
今春からず~っとヒノデロ続投ですが、スタートの東京公演ですでに『これで完成形だろう』と感心&感動で拝見したのですが…またまた進化してました。 進化の余地がまだあったんだ!という驚きに呆気に取られて魅入っていると…それは“余裕”に値する部分のような気がしました。 決して“余裕=流している”って事ではなく、役を楽しんでいる…というと何様ですが、役と完全に一体化しているというか“自然”なんですよ、違和感が全くナイ。 舞台に居るのは“ヒノデロ”なんですよ、役者・道口瑞之ではなく“白粉の匂いの好きな優男(やさおとこ)な座敷わらし・ヒノデロ”なんです。 男性が女装している時に感じるグロテスクさは微塵もなく(ヒノデロは一応男の子ですけどネ)本当に美人さんで艶やかで見とれちゃうし、一連の所作はひたすら美しく、心は乙女なヒノデロそのもの。 前回観劇時に『出来る事なら座った時に、着物の袖を腰元みたいに膝の上に広げてくれたら嬉しいなぁ~』と思っていたんですが…なんと、今回されてましたっ! 女形、勉強されているようで感涙…。 ご挨拶前に手鏡で身支度をチェックをして「うん、アタシ今日もキレイ☆」と、いそいそとユタに走り寄る様は完璧に女の子。 本篇はもちろんカーテンコールからロビーお見送りまで、ず~っとず~っと一瞬も途切れる事なくヒノデロな事にひたすら感動
今回は舞台に近いお席だったので、道口さんの生声がコーラスでもバンバン聴こえきましたが、あの美人さん口から魅惑の低音ボイスが響いてくるのがなんてもアンバランスで楽しい、楽しい♪
演技としてはの変更点は…道口さん苦手ポイント「脚だって付いてる方がイイんだわよ」の脚上げ回転が、方脚を持ち上げてペチペチって叩く仕様に。 「うわぁ…ついに克服できなかったのか~冷や汗」と思っていたら、体力作りのバトンでの脚上げ回転は今までみた中で一番高く美しく決まっていたので、ついに克服は出来ていたようであります。 じゃ、なんで変更に?
ヒノデロうなじ
隣席の親子、パンフレットを見ながらの会話聞き耳を立てる
息子「この人、男?」
母「ヒノデロは男やけど、ヒノデロのお母さんは女よ」
「そりゃ、母は女だろ!」と心の中で速攻突っ込みました…って、それほど、女性と見紛うほどの美人さんでした。 ロビーお見送りでは皆口々に「キレイ♪」「綺麗!」「きれい☆」と取り囲んですっごい人垣が出来ちゃうで大人気ぶり。 間近で観てもホントに美人さんでうっとり…。
改めて魅力的な役者さんだなぁ…という思いを強くし惚れ直しましたっ! 前回も言ってますけど、私『○○さんの演じる○○が好き』というのは沢山ありますが“道口さんの演じるヒノデロ”、これが最強ビカイチ☆です!王冠
その他のキャストについては…

青りんご 芝清道さん@ペドロ
まさかの親分登板! 私、初めて拝見でしたが、歌も演技も安心して観れる…というのはどれだけ貴重な事なのか?と思わされました。 逆に、観客がそんな心配をしながら観なきゃいけない舞台って…一体?と日頃の四季舞台に思わされた訳で汗 しかしながら序盤は意外にも「あれ?期待しすぎたかな?」という、ちょっと肩すかしのような感もあったのですが「馬鹿野郎!」の一喝が久々心にズシン!と重く響いてきたのはさすがでした。 湯の花村を立ち去るラスト、小夜ちゃんを見つめるせつない表情が素晴らしく、やっぱり上手い役者さんだなぁ…と。 歌は芝節?とでも言いますか?独自な感じもあって耳にも新しかったです。
青りんご 市村涼子さん@ダンジャ
ココまで印象に残らないダンジャって…汗 あまりの存在感のなさに…驚き。 “スッキリとりりしい”というよりは常に怒っているような表情で怖かったです~。
青りんご 深見正博さん@ゴンゾ
今巡業で登板された時は「今更…深見さんがゴンゾですか?!」と驚きつつ、拝見してみたかったゴンゾ。 ゴンゾって“やんちゃな暴れん坊や”なイメージだったので、“おやっさん”みたいな…ペドロ親分よりも貫禄ってか、度量の深さが伺えるような感じは新鮮。 “癇癪持ちで力持ち”には見えないものの、新らしい切り口のゴンゾ。 フライングの高速回転もなんなくクリアで驚きました~。
青りんご 田村圭さん@モンゼ
ダンジャより大きいモンゼって…汗 ゴンゾやユタとも大差ナイ背丈のモンゼって…汗 田村さん、モンゼのニンではあるかもしれないけども、やはりキャスティングとしてはその体格に無理があるでしょう? 演技は悪くない…ので気の毒だけど、やはり“モンゼ=ちいっちゃこい座敷童子”じゃないと! ご挨拶の時、ユタの後ろで思いっきり膝折ってましたし、座敷童子の並びのヴィジュアルではデコボコ感がなくて面白くナイ~。 田村さん、可愛いくてイイですけど…モンゼには大きすぎます汗
青りんご 斉藤昭子さん@ユタ母
おばあちゃん役でしか拝見した事がなかったので、その出で立ちだけでかなりの衝撃。「ユタは…幾つの時のお子さんですか?」って感じ汗
青りんご 丹靖子さん@クルミ先生
九州公演より再登板でとにかく嬉しいご出演。 その登場だけで会場が笑いに包まれる最強ぶりは健在! でも…丹さんすごくおヤセになってて、少し心配。
青りんご 樋口茜さん@小夜子
すご~く小夜子っぽい♪…ってのは俳優さんご自身はそう言われると複雑な心境かも? 純朴な出で立ちも歌い方や演技も今まで拝見した小夜子の中では一番好きでした。
青りんご いじめっ子たち
熊谷崇さん@大作、小原哲夫さん@新太は初めて拝見しましたが好演。 「ぷれじぇんと」はもう少し頑張ってナマって欲しいです! 松葉梨香さん@桃子が“青木さやか”に見えて仕方がなかったです~。
やっぱり改めて「この作品大好き!」 来年の京都公演&東京リターン公演も観に行きます! 今期これだけ上演を重ねたので…東京リターン後の再演は何年間封印されるか予測はつかないですから、今期キャストは是非ともしっかり見納めないと!

青い旗キャスト
ペドロ:芝 清道/ダンジャ:市村涼子/ゴンゾ:深見正博/モンゼ:田村 圭/ヒノデロ:道口瑞之/ユタ:藤原大輔/小夜子:樋口 茜/ 寅吉:吉谷昭雄/ユタの母:斉藤昭子/クルミ先生:丹 靖子/大作:熊谷 崇/一郎:遊佐真一/ 新太:小原哲夫/たま子:上原のり/ハラ子:小佐野知香/桃子:松葉梨香

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