マンマ・ミーア!【大阪四季劇場】

お江戸遠征はいつもギリギリの日程しか組んでいないので、歌舞伎座と海劇場が徒歩移動も可能な距離と知りながら、なかなか観劇のチャンスがなく、無理して行こうと心に決めてみると千穐楽が決まりチケットはSOLD OUT状態! で、結局『毎年1月は松竹座で歌舞伎♪』が恒例な私、その大阪遠征に合わせて大阪四季劇場の柿落とし公演でやっと観劇する機会を得たのでした。
実はABBA好きの小学生だった私。 近所のひとつ上のお姉ちゃんが、当時カーペンターズをはじめ、ABBA、アラベスク、そしてノーランズ…と聴いていたので、その影響で最初の洋楽かぶれらしき洗礼を受ける? その後、時を経てカルチャークラブ、デュランデュラン、JAPAN(全てヴィジュアル系だな)などに移っていくんですが…と、そんな私の洋楽歴はどうでも良いですかね?
…なので日本で劇団四季が上演する前から『全曲ABBAの曲のミュージカル』という事で、えらく興奮したものでした。 まず歌詞が日本語という事に興味があったし、『舞台はエーゲ海でABBA』の曲ってのがどうしても頭の中で結びつかなかったから(スウェーデン出身=寒いイメージ)興味深々だったんです。
で、舞台は…と言いますと、観たい気持ちが高まり過ぎていたのが悪い方に作用したのか?「あれ?」という感じでした。 プロモーションビデオ等で観ていたそれぞれのシーンがようやくストーリーとして繋がったのでスッキリはしたのですが、う~ん。 主演のお三方はさすがに歌は上手く、群舞も迫力があってコメディタッチな部分、ホロリとさせられる部分…それぞれ従順に反応して、カーテンコールでは立ち上がって一緒に歌って踊って…の観劇だったのですが、観劇後時間を経てみると…「あれ?」という感じででした。
「それは何故か?」とず~っと考えていたのですが、“太陽の熱と潮の香りがしない”という事でした。 海を感じさせるセットだったり、小道具だったり、衣裳だったり…は当然あるものの、舞台からは潮の香りがしない…。 別にお話しの舞台がエーゲ海でなくても成立するストーリーのような気がして、私の中では違和感が残り、消化不良でした。

青い旗キャスト
ドナ・シェリダン:保坂知寿/ソフィ・シェリダン:樋口麻美/ターニャ:森 以鶴美/ロージー:青山弥生/サム・カーマイケル:渡辺 正/ハリー・ブライト:明戸信吾/ビル・オースティン:野中万寿夫/スカイ:鈴木涼太/アリ:沼上麻子/リサ:宮崎しょうこ/エディ:丹下博喜/ペッパー:大塚道人

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