エリザベート(瀬名×マテ)【博多座】

もういい加減飽きが来ていた感のあるエリザベートでしたが…今日は主要キャスト中、寿ひづるさん@ゾフィー以外は初めて観るキャスト揃いだったので、久し振りに味わう観劇前のワクワクした気持ちで臨みました♪(東宝の思うツボだな) 一番の楽しみは久し振りに新キャスト登場でWとなったフランツ・ヨーゼフの岡田浩暉さん(って私は禅ファンですが)
以下、各キャストについて。
岡田浩暉さん@フランツ・ヨーゼフ イイ! すっごくイイ☆ 謁見の間では『皇太子がそのまま大きくなって皇帝陛下になったのね…』と、その面影が残るような青年っぷり。 母親のゾフィーの手のうちで転がされている感がものすごくあって「しっかり!」と応援したくなる。 全体を通して、わりと感情を露にするタイプのフランツで「解りやすい~♪」 エリザベートさんよ、こんなフランツのどこがそんなに我慢できなかったのさ?と思ってしまう好人物のようであり。 【HASS】前の親子喧嘩では、バンバン息子にぶつかってて新鮮でした☆ 岡田さんの声って高いイメージがあったので、今回はその歌声に驚き、改めて「歌ウマ~♪」と聴き入りました。  これからの更なる進化を拝見するのも楽しみです。

瀬名じゅんさん@エリザベート 強い。 ひたすら強い。 一幕ラスト、鏡の間での白いドレス姿は勇ましく、戦闘服のよう。 「このシーンでそのボリョームで歌う?話す?」と驚く事度々で、とにかく我が強いキャラクターが更に強調された印象を受けました。 あんな力強い【ルドルフの葬儀】と【夜のボート】って…。 ♪…ゾフィから取り返してみたものの、自分の手では育てず人に任せきり~♪で完全に「やっぱエリザベートって人として嫌い」と再確認。 これだけ主人公に全く共感出来ないのに、何故この作品自体はこんなにも好きなんだろう?と毎回不思議になります。 娘時代が無理なくキュートでした。
マテ・カラマスさん@トート ウィーン版のトートがまさか日本版に出演、しかも地方巡業までしてくれるとは!という驚きと期待で拝見。 基本的に歌が上手い方って耳がイイんでしょうね? 歌に日本語の違和感は殆どなく、彼独自のアレンジがすごく新鮮で聴いているのが楽しい♪ セリフとなると…それは劇団四季開口法で鍛えた耳を持っている私、全く問題気になりません(ってかむしろ四季よりも自然なセリフまわし!) よりロック色の強いトート、とにかくいろいろが新鮮で魅入りました。 一幕最後、鏡の間の最後、ポールダンサーのように悩まし気に扉にもたれている姿がツボでした。 蒸し暑い日本の夏に、遠い異国の地に長期間、しかも西の端まで…有り難うございました♪
平方元基さん@ルドルフ 皇太子は、これで福岡が2人も輩出した事になりますね。 歌がすごく安定していて、聴いていて心地イイ~! 見た目なのか?演技なのか?やたら落ち着いた皇太子に見え“孤独に一人悩める皇太子”感はあまり感じられず。 今後、他の作品でも拝見するのが楽しみ。
今期のマダム・ヴォルフのコレクションの皆さん、おみ足がメチャメチャ綺麗! M字開脚パッカァ~でも、と~っても綺麗で見とれちゃいました☆
新キャストがズラリで目に新しくても、贔屓が出ていても「やっぱりちょっと飽きたな」と、今公演2回の観劇を経て思ったのは事実。 400年近くも同じ演目が上演されている歌舞伎にはそんな事は感じナイんだけどなぁ…。 ミュージカルも古典作品になればそうなるのかな?
感想が長くなったので【アフタートークショー】は別記事に改めます。

劇場 キャスト
エリザベート:瀬名じゅん/トート:マテ・カラマス/フランツ・ヨーゼフ:岡田浩暉/ゾフィー:寿ひづる/ルドルフ:平方元基/少年ルドルフ:鈴木知憲

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