イッセー尾形のとまらない生活 2007 春の新ネタ in 博多 【IMSホール】

春の公演、初日観劇。 しかも初めての最前列にて! 初日だったからなのか?初めての間近での拝見だったからなのか?いつもよりイッセーさんの表情が厳しく、お着替えでは「随分おヤセになったなぁ…汗(フケたなぁ)」という印象で、もしかしたら体調が悪いのかしら?と心配。 けれどひとたび舞台中央に移動して、暗転からパッと照明が付くと…その出の立ち姿だけで笑えてしまう強烈なキャラクターがいつも通りに出現! 役者・イッセー尾形です☆
今回はスーツ系+眼鏡キャラが多く、私の大好きな女性キャラが1つだけだったのが個人的には残念でしたが、楽器演奏と歌をいつにも増して堪能♪ “ご高齢キャラ”がとても愛おしく見えてくる公演でした。
2007春-1
青い旗 東京ナイツ
昭和40~50年代にかけて自称ヒット曲を飛ばした?ムード歌謡バンド“○○○○と東京ナイツ”の東京郊外のホテルラウンジにおけるライブの様子。 一番の若手メンバーが62歳(だったかな?)の熟練バンドマン達のリーダーはライブの進行役であり、マラカス、タンバリン、ハンドベルを担当。 老練な技巧でマラカスを振りながら時々挟むコーラスの一節に笑い、持ち歌のタイトルにもまた爆笑。 【ちりめん娘】って…全歌詞が知りたいなぁ。 メンバー全員の姿がハッキリと見えましたっ!
青い旗 守衛主任
とあるビルの裏門の守衛主任が、定年退職したであろう新人3人(前職=校長先生、JR職員、広告代理店社員)に対して職務の指導を行う。 老年の主任はキャリア上がりの3新人に対して主任としての虚勢を張るものの、己の立場や境遇を危惧する事となってしまう…。
体にフィットしていない制服と気弱そうな視線の定まらなさぶりが激しくツボ。 広告代理業の業務内容を全く解ってないところは就労していた者としては大いに笑いましたっ! 定年後の再就職の厳しさも、ちょっと考えさせられたり…。
青い旗 ホテルマン面接
生まれてこのかた三軒茶屋を出た事がナイらしい?今ドキの男子高校生。 ホテルの就職試験を受けた動機も「三茶にあるから」。 面接会場とその控え室、その間の歩き方や態度の豹変ぶりが面白く、控え室に待機する同級生にイキがったり、混乱させるようなアドバイスをしたりで…小学生の時には放火の前歴がある暴れん坊ぶりに爆笑!
彼は社会に出て…どんな大人になって、どんな社会になっていくのかしら?と笑いながらも不安が~。
青い旗 緊急呼び出し
自宅で入浴中に会社から緊急呼び出しがあり、駆けつけなければならない部長?さん。 同居の年老いた母親が息子を心配して夜食におにぎりを持たせようと作りながら、子供の頃から緊急事態でも常に冷静だった息子の武勇伝を語る。 「さぁ、行こう!」と自分に発破をかけるものの、なかなか腰が上がらない部長の様が可笑しい。
頼りにされるって嬉しいけど、重くもあり…ますよね、うん! イイ大人の息子を心配する母親の愛にホロリ
2007春-2
青い旗 フクロウ眼鏡店
フクロウの剥製がズラリと並ぶ不思議な店内の眼鏡店。 そこへ眼鏡を買いに来た男が、耳の遠くて仲の悪い老夫婦の店主と彼らのひ孫(女児)に翻弄される様子。 節目節目で「…と、いう夢を見た」となり、「あ、このハチャメチャな設定はこの男が見ている夢の世界なんだなぁ」と思って続きを観ていると…「ん?」と、混乱してきたりで、ちょっと話の設定への理解が難しかった汗
青い旗 ひとみちゃん(ホステス篇)
今公演唯一の女性キャラ。 “熟女パブ(キャバレー?クラブ?)”とでも言いますか…勤めている女性は、お福ちゃんだの、おカメちゃん、みすゞちゃん(とかそんな感じの名前)で、指名を受けると客の目の前で一芸を披露する“マンツーマン芸”が売りの店。 その芸も三味線や小唄、大正琴だったりで、イッセーさん演じる“ひとみちゃん”の芸はウクレレでジャズ演奏&せくしーリンボーダンス。 そうとは知らず入店してしまって悪態をつく客に強引に対し、自分ペースで芸を披露するひとみちゃんが最高にキュート☆ ラストの水中ショーは…間違いなく夢に出て来る!
女性って逞しいなぁ…と、思いつつ、こんなに可愛く年を取りたい、かな♪(ある程度の厚かましさも必要ネ)とにかく笑った、今公演一番好きだったネタ。
青い旗 ウエスタン村
ウエスタン村入り口で“ウエスタンバンドショー”を披露するバンドマン・ケンタッキー上田。 彼はアルコール依存症で入院していたがこれが退院後初仕事。 牧場に入場しようとする家族を強引に引き止め、演奏を聴いてもらう必死の様に笑いと哀愁が漂う。
これは以前、博多で新ネタとして披露された…との事で、私その時の公演拝見していましたので懐かしいのとパワーアップ(ケンタッキー上田は年数分年老いていた)の様にまたまた爆笑!
青い旗 哲学を語る大道芸人(アンコール)
彼は…哲学家で大道芸を披露しているのか?大道芸人が哲学を語っているのか?はたまた哲学的な吟遊詩人なのか?、は謎でしたがその風貌は充分に怪しく、道行く人は間違いなく一瞬足を止めたはず! 簡易リズムマシーンが奏でるリズムにのって怪しげなステップを踏んだり、ウクレレを演奏しながら哲学について歌ったり、はたまたまだ練習中だというアフリカの太鼓?と笛で呼吸困難に陥りながらも演奏を披露したり…の不思議キャラ。
かなり昔のタモリさんのネタっぽい印象を受け、アンコールとしてはもう一発ドカンと爆笑出来るモノが良かったなぁ~と個人的には思いました(私的には今ひとつ解りづらかった)
今、ファミリー劇場で【イッセー尾形の笑ートカタログ】が毎日1本づつ?放映されているので時々観ていますが…海外ドラマのような、ドリフのようなわざとらしい客席の笑い音声が耳障りで、引いてしまって笑えない~撃沈 やっぱり生の舞台です、イッセーさんは!

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