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宝塚歌劇星組公演【博多座】

男役トップスター:安蘭けいさん&娘役トップスター:遠野あすかさん新主演コンビとしては博多座初お目見えとなる“新生星組公演”だそうです。
遠野さんは昨年、博多座宙組公演【コパカバーナ】に続いて2年連続の博多座出演。 昨年は『まるで芸能人社交ダンス部の杉本彩か?!』ってなくらいのド派手な拵えと強烈なキャラクター(@コンチータ)を印象的に演じ「ヅカにもこんな弾けた娘役がいるんだぁ~」と驚きましたが、今舞台を拝見し「あ゛…めちゃめちゃ正統派の宝塚娘役さんなんだなぁ」と再認識。
対する安蘭さんは在日韓国人3世だそうで、この華麗な芸名も“アリラン伝説”から名付けたとの事。 鳳蘭さん(中国籍)以来の外国籍2人目のトップスターという事で「トップスターのカリスマ性を持ちながらも努力の人なんだろうなぁ」と思われ、初めて拝見する舞台ながら観劇前から期待が高まりました星

ミュージカル【シークレット・ハンター】-この世で、俺に盗めぬものはない-

ストーリーは“カリブ版・ローマの休日”といった所ですが、最後にひとひねりがあって意表をつかれる展開が楽しい
芝居の冒頭もしかり。 ヅカの舞台って幕が上がる前にトップスターの挨拶音声が流れるのが常ですが、今回はそれがなく気がつけば緞帳が上がっていつのまにやら芝居が始まってまして「ええっ?!」 …と戸惑っていると、ココでその挨拶音声が流れる訳ですが、遊びの要素が芝居に絡む趣向となっており、お芝居への楽しい導引となっています。
冒頭、安蘭さん@ダゴベール(泥棒&詐欺師)が赤外線セキュリティーをくぐり抜けて王冠を盗み出す場では、“宝塚男役トップスターここにあり!”のようなキザカッコイイ登場で場を湧かせるものの、柔軟体操をしてみたり、童謡を唄ってみたり(かごめかごめ…だったかな?カリブなのに!)、博多弁をポロッと言ってみたり…と、ユーモアあるキャラクターである事を見せていきます。 このシーンのライティングとその中で一人動き回る安蘭さんはすごく絵になり印象的。 しかしながら何故かしらセリフまわしが“べらんめぇ口調”で…江戸っ子かい?
対して遠野さん@ジェニファー(パラス・アテナ国の王女)は「少女だったらこんな格好したいと憧れちゃうんだろうなぁ~」というようなドレスや可愛い洋服、髪飾り…と次々と着替え目に楽しく、それぞれに抜群に着こなすスタイルと姿勢の良さに見惚れてしまいました。 実際、博多座でお子様率(親子連れ率)が一番高いのは宝塚公演ですからね(除くファミリー・ミュージカル)
見所は前半に集約されていたような印象でしたが、高速回転の盆+素早く上下する大セリに「嗚呼、タカラヅカ」と独特の舞台機構の使い方や演出も堪能。
しかしながら耳に残る印象的なナンバーや心に残るシーンが個人的には何ひとつなく、観劇後の芝居の余韻がなかったのは厳しいなぁ~、と汗

ロマンチック・レビュー『ネオ・ダンディズム!II』-男の美学-

宝塚の男役の美学を追及したロマンチック・レビュー!…だそうです。 冒頭のチャイナ・マフィアのような衣装での登場と群舞は今まで私が観た数少ないレビューショーの中では異色で惹き付けられました♪
し、しかし「ダンディズム…それは○○。ダイディズム、それは○○」とマントを翻しながらの語りには「もう、ごめん!勘弁して~冷や汗」と聞いているこちらが顔から火が出そうな恥ずかしさに悶絶。 昨年「あ、私、少~しヅカの魅力が解ったかも♪」「ヅカって面白いかも」と思った気持ちがガラガラと崩れ「やっぱ、私にはヅカは向いてナイばい!」と振り出しに戻ってしまいました~汗 全体通して何故だか“一昔前の歌謡曲”ってな感じの歌詞やメロディラインが多くて赤面。 これは…狙い、でしょうか?
印象的だったのは2シーン。
出演者総勢?で歌い上げるゴスペルちっくな【明日へのエナジー】。 ヅカで思う事はあの化粧だけにヒップホップとかストリート系とかの衣装や演出にひどく違和感を感じる事。 今回はコーラス隊の白いコートに助けられたうえ、出演者一丸となった渾身の熱唱は、歌はさて置き…パワーを感じた見せ場でした。
そして安蘭さんが韓国語&日本語で歌い上げる【ポゴシップタ】。 これは韓国ドラマ『天国への階段』の主題歌だそうですね。 歌の上手さに定評があるトップさん、との事ですがお芝居から全体を通してさすがの安定感…でしたが、所々「ん?○パ○?!」と思える、口の動きと声のズレが見受けられたりして、謎も残りました汗
そう言えば…終演後に館内に流れる「♪さよなら~ 皆様~」って曲、あれも安蘭さんの歌声だったような?(これってその公演のトップさんの歌声で流れるんでしたっけ?)
総括として…主演のお二人以外に気になる方が誰一人として見受けられなかったのは残念。 大抵、主演以外にも「おっ♪あの人光ってるな」「小芝居が上手いな」とか脇にも目が留まる人が、私のようなヅカ素人でもいる訳なんですが…それが皆無だったのは、これまた珍しいな、と。 特に突出した人が居ない…言い換えれば、イイ意味で粒ぞろいの、均整が取れた組なのでしょうか?

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    ●夜の部/-

  • akko-3(あっこさん)
    歌舞伎・ミュージカルを中心に舞台観劇好きな福岡市民でリゾートダイバー
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