王家の紋章(キャスト感想)【帝国劇場】

作品の感想に続いて、キャストの感想を。

浦井健治さん@メンフィス 浦井さんの王子=シャルル王子(by新感線)の印象が強烈な故に「エジプトの王子?!」と扮装を目にするまで唯一違和感を感じたキャスティングだったけど…納得! 激しい気性と勇猛果敢さ+残忍で冷酷という様は、怒鳴りながらバタバタ動くだけで、高貴な感じは薄いけど“若く美しい少年王”にハマる。 私自身、浦井さんの歌をここまでガッツリ聴いた事がなかったので、まず声の高さに驚いたのと、思っていたより歌唱が不安定で、聴いていて息苦しくなる箇所が多い印象。 蠍の毒に侵されて意識が遠のいていく時の表情、現代に帰りたいと泣くキャロルを後ろから包みハグして「泣くな!」というシーンが◎! 「愛いやつ…」が聞きたかった!

宮澤佐江さん@キャロル 考古学好きな16才の女の子、というキャピっとした感じは◎ 失礼ながら歌も思ったよりも…だし、タッパがあるので舞台映えする!けど、小柄に見せようとしている為か?姿勢が悪いのと、表情のバリエーションが少ないのが気になった。 しかしミュージカル作品において今後の活躍が期待させるような好演。

新妻聖子さん@キャロル 歌になんの不安要素もなし。 16才設定が痛いのかと思えば、かなりの頑張り! 周りのキャストが背が高い人が多いのも手伝って、その懐にスッポリ収まるサイズ感が愛らしいキャロル。

宮野真守さん@イズミル 映像も含めて“唄うマモちゃん”を初めて拝見。 デカい、声もデカい…。 熱い、とにかく激アツなイズミル王子。 あのイズミル衣装はタッパがナイと着こなせないですね〜、似合ってる! 芝居は自分に酔っている感じで見ていてちょっと恥ずかしい…かな。 歌唱は『それ、イズミルが歌ってナイよね?』という感じの“宮野真守オンステージ”な印象。 しかし、とにかく舞台映えするし歌える方なので、今後も是非ミュージカル作品で拝見してみたいと思いました。

平方元基さん@イズミル 気高く静かに熱いものを胸に秘めた…という作品のイメージに近い王子。 歌も記憶よりは格段に上手くなっている印象。

濱田めぐみさん@アイシス キャスティングの第一報を聞いただけで「絶対ハマる!遠征決定!」 ファンとしては嬉しいものの、作品全体としてみた時に『ちょっとアイシス曲、多くね?』 いや、どれも期待以上だし、キャラクターとして語り生きる圧倒的な歌唱力には大満足で濱田さんにはなんの不満もナイんだけど。 鑑賞後、猛烈に【アイーダ】観たくなった!

山口祐一郎さん@イムホップ あの歌唱スタイルは…もう治らないのかなぁ? アイシスを国の為と諭すシーンは静かな説得力が良かった!

伊礼彼方さん@ライアン キャラクターの再現率、ピカイチ☆ あまりにも孤独過ぎて同情するレベル。「キャロル…。」の一言で幕…という斬新な幕切れ。 劇中、何度「キャロル…。」とつぶやいたのだろう?

愛加あゆさん@ミタムン ダンスが得意な元ヅカさん? ゾンビ状態になってからの方が長く舞台に上がっているので気の毒。 …って、あの状態のミタムンをず〜っと出す演出が謎。

出雲綾さん@ナフテラ 慈愛に溢れていて素敵! 包み込むような歌唱も◎

矢田悠祐さん@ルカ 誰もが「誰あの綺麗な人?美脚〜」と、そのヴィジュアルに驚いたのでは? ミュージカルの歌唱ではナイものの歌えるし、舞台映えする! ルカは元々“おいしいキャラ”というと語弊があるけど、矢田ルカによって、更にルカが際立った印象。

木暮真一郎さん@ウナス 原作ではあんなに黒い肌の印象はナイんだけど…? ウナスのキャラクターを的確に演じる好演。

川口竜也さん@ミヌーエ将軍 改めて「めっちゃ歌ウマイな、川口さん!」と大変失礼ながら、ホント改めて聴き入る歌の上手さ! あのヅラは難易度が相当高いのに、川口さんの眼力でクリア。 もっと歌、聴きたかったなぁ〜。

工藤広夢さん@セチ 高橋龍輝さんが降板の為、登板とのことでしたが、とっても良かった! ダンスもすごく軽やかなうえ、情感豊かで魅せられました。 母・セフォラとの親子の様、志願して兵士になり、命を散らす様の演技はすごく胸に響く好演でした。

来年の再演で、続投しない方はいらっしゃるんでしょうか? 作品と共に、どのように変化しているのか楽しみでなりません。

 

2016.8.24(水曜日)/13:00〜
キャロル:宮澤佐江/イズミル:宮野真守
2016.8.24(水曜日)/18:00〜
キャロル:新妻聖子/イズミル:平方元基
2016.8.25(木曜日)/18:00〜
キャロル:新妻聖子/イズミル:宮野真守

 

王家の呪い

王家の呪い…(Twitterより/@design_akko3)
a: ライアン兄さんが、桝太一アナウンサーに見えてくる
b: 『敵軍に紛れたウナスがヘルメットを脱いで正体を明かしたものの、その下もヘルメット!』な事に、笑いへの忍耐を試される
c: ルカの美脚ばかり目で追ってしまう
d: イムホテップの指揮に、コーラスで参加しそうになる

王家の紋章(作品感想)【帝国劇場】

201608王家の紋章夏はダイビングに投資してしまう為『夏の観劇遠征は諦める』というモットーを初めて曲げて遠征決行☆ 「あの“王家の紋章”が、ミュージカルになる!しかもアイシスが濱田さん!がシルヴェスター・リーヴァイの曲を唄う!」という事は、私にとってそれほど強大な吸引力だったんです!

そもそも【王家の紋章】を初めて読んだのは、小学生の時で…その時の既刊が果たして何巻だったのかは記憶していないのですが、その時でさえ「随分時代を感じる絵柄だな…」と感じつつも、読む手が止まらずどっぷりとその世界観にハマり、今もなお新刊が出るとレンタル読みしている唯一の作品(【ガラスの仮面】は購入継続中) 宝塚歌劇団ならなんとなく想像も付きそうだけど、東宝でミュージカル化って、どうよ?!

2泊3日で3公演、集中観劇してきました! まずは、作品全体の感想から。

ストーリーは『ヒッタイト軍に囚われたキャロル奪還の為、エジプト軍が敵地に乗り込み戦争勃発→奪還成功→キャロルは古代で生きていく事を決心し、メンフィスへの愛を自覚する』というところまで。 ミヌーエ将軍がアイシス王女に慕っている、なんて設定はすっかり忘れてた!(しかもナフテラ女官長の息子って!) 各々のキャラクターの再現率が素晴らしく、作品ファンは大満足なのでは? 但し、キャロルの“碧眼”設定はナシ(金髪、白い肌は度々セリフで出てくるけど)なのは何故? 碧眼もナイルの水や宝石に例えられ、古代エジプトで“ナイルの娘=神の娘”と崇められる一因だったのでは? そのキャラ豪華再現に比べ、セットがかなり寂しい印象

脚本・演出は『これは…再演ではかなり手が入るだろうなぁ』という、原作を知らないと「?」となる不親切な部分や、テンポの悪さ、『ここにそんな時間を取らなくても』『このキャラクターはこんなに出なくても、こっちはもっと出しても』というバランスの悪さが作品ファンとしては気になりました。 特に1幕最後の現代へ戻る〜2幕冒頭の古代へタイムスリップはひどく解りにくい!! キャロルのタイムスリップはアイシスが操作(っていうの?)している設定のはずなのに、舞台では古代のアイシスはキャロルの事は知らない設定になってるみたい??? イズミル王子がキャロルに惹かれる過程をもう少し丁寧に!いつの間にキャロルに惹かれたの?!という唐突感が否めず。 でもって『骨折治るの早すぎっ!』古代エジプトの医療技術恐るべし! そしてラスト、あれは結婚式?戴冠式? ミタムン王女やセチが生前の姿で群衆に居並ぶし…夢? ちょっと理解が及ばなかったです。(パンフレットを未購入の為、説明の記載があればスミマセン!) “古代エジプト”と“現代”の切り替え表現のメリハリを希望! ライアン兄さん一人で現代を表現するのは…ん〜(ず〜っと暗い闇に佇む感じで“現代=闇”なの?) あと、心の声が度々“録音源再生”されるのがひどくチープに感じた。

印象に残ったシーンは、メインフィスのソロのバックでセチが踊るシーンと、エジプト軍×ヒッタイト軍の群舞。 ロンリー過ぎるライアン兄さんと、セチ+セフォラ親子、ウナス、ルカの描かれ方は大満足♪ “神の娘”を目にし、驚きながら取り囲む人々の【M!】的な囁きナンバー。

曲も初見では「ストーンと心に響いて耳に残る曲がナイ」という印象でしたが、3回の観劇を経ると思わず口ずさんでしまうフレーズも。 但し、キャラクターのナンバー数のバランスの悪さも感じました。 キャロルとメンフィスのLOVE&LOVEデュエット曲や、アンサンブルさんがガーッと迫ってくるような曲の追加希望! 個人的には冒頭のキャロル曲がポップな歌謡曲みたいで、重厚感がなく、物語に入り込むのに戸惑う事に難あり、と感じました。

…と作品+ミュージカルファン故の不満ばかり書き綴ったようだけど、総じて『大河・少女漫画の世界観を見事に具現化』された舞台には感動! とにかくキャラクターの再現率の功績が大きいかと。

次はキャストの感想へ続く…。

2016.8.24(水曜日)/13:00〜
キャロル:宮澤佐江/イズミル:宮野真守
2016.8.24(水曜日)/18:00〜
キャロル:新妻聖子/イズミル:平方元基
2016.8.25(木曜日)/18:00〜
キャロル:新妻聖子/イズミル:宮野真守

 

201608王家の紋章

六月博多座大歌舞伎・昼の部【博多座】

君が代 松竹梅

友右衛門さん@松の君錦之助さん@竹の君廣松さん@梅の姫。 お目出度い舞踊なんだけど…なんだけど…この演目、ココまで華のナイのって初めて観た(ホントにごめんなさい!正直な感想です)

毛抜

松緑さん@粂寺弾正は初めて拝見(確か)。 う〜ん、夜の部の【十種香】でも感じましたが、松緑さん、セリフになんか変な節回しが付いてて、お芝居もたっぷり…というよりネットリしている感じで、なんか気持ち悪くて背中がゾワゾワする。 私、松緑さん自体を今公演で久々に拝見しているのですが…いつからこんな感じになっちゃってるのかな? う〜ん…。 米吉さん@小野春風は可愛い! 「危ない!全力で超逃げて!」と観る側が焦ってしまう、可愛さ。 米吉さん、あのポヨンとした柔らかが雰囲気と相まって、すごく可愛いですよね。

熊谷陣屋

仁左衛門さん@熊谷次郎直実は、制札の見得をはじめとする型がパシッパシッと“これぞ”というお手本のように決まって気持ちがイイ。 「十六年も一昔、夢であったなぁ〜」は、つぶやくよりも慟哭に近い感じで花道を引っ込んでいったのが、強い悲しみの余韻として残りました。 雀右衛門さん@熊谷妻相模、首実検が我が子と分かってからの悲嘆ぶりが痛いほど伝わってきて、熊谷次郎直実が憎らしく思えるほど。 歌六さん@白毫弥陀六実は弥平兵衛宗清…って、今公演の歌六さん、この一役だけって贅沢〜! 安定の好演。 菊之助さん@経盛室藤の方、これはもっと年輩の役者さんが演じるイメージだったけど、これもまたイイ!(ホント、今公演のMVPは菊ちゃんだわ>私的)

身替座禅

「またぁ?」とガッカリ感が半端ない身替座禅。 もっとさぁ〜、他に演目いっぱいあるでしょう? 配役にしても“毎度お馴染み”でウキウキ感もなく…。
菊五郎さん@山蔭右京左團さん@奥方玉の井、でもって松緑さん@太郎冠者。 尾上右近さん@千枝+米吉さん@小枝の侍女コンビに注力で目を楽しませてもらいました。 うん、米吉さん可愛い。

六月博多座大歌舞伎・夜の部【博多座】

中村芝雀改め五代目中村雀右衛門襲名披露【六月博多座大歌舞伎】です。
雀右衛門さんは今年3月末、舞台の成功祈願のため【櫛田神社】を参拝。 5月29日は【船乗り込み】…の予定でしたが、あいにくの雨で式典のみの開催。 意外にも「博多座への出演は久し振り」という役者さんが多い中、竹三郎さんと尾上右近さんは「2ヶ月振り」と言って笑いを誘ってました。

引窓

「そうよ!竹三郎さんはこういうお役で拝見したいのよっ!」という竹三郎さん@母お幸。 仁左衛門さん@南与兵衛後に南方十次兵衛孝太郎さん@女房お早ってこの親子夫婦(変な言い方?)久し振りに観た印象。 観劇する自分が慣れたのか?演じる側がこなれたのか?…しっくりと馴染んでいる夫婦だった。 左團次さん@濡髪長五郎って初めて拝見したかも?(関取役が)
ごめんなさい! この演目、何故か私、気絶演目なんです…。 いつも演題の“引窓”の部分の記憶がnothing!!(ひどい感想、すんまっせん!)

五代目中村雀右衛門襲名披露 口上

下手から…仁左衛門、時蔵、錦之助、松緑、友右衛門、芝雀改め雀右衛門、藤十郎、左團次、孝太郎、菊之助、歌六、菊五郎。
おのずと左團次さんに期待する訳ですが…無難な“犬友達”ネタで♪ 友右衛門さんの口上って初めて拝見したかも? 弟よりも数倍ガチガチに緊張されている印象。 藤十郎さんは、今公演は口上のみ…って贅沢!

十種香

3月の歌舞伎座に続き、初役となる三姫の一つ、八重垣姫! 雀右衛門さん@八重垣姫ですよ! おとなしくいじらしいお姫様かと思いきや、思い込みが激しく我わ通す様が、わりと好きなキャラクターです。 歌舞伎の姫って、世間知らずがそうさせるのか? 恋愛に関してかなり積極的にグイグイいきますよね! かねてから“”静かに耐える美しさ”雀右衛門さんの特筆すべきところですが、今回はその積極性がイイ塩梅に可笑しみも加味されていて◎ その姫を呆れながらもサクサクとコントロールする時蔵さん@腰元濡衣のクールさがイイ! 菊五郎さん@花作り蓑作実は武田勝頼は…役の重さ的には、親父様で妥当なんだけど「菊ちゃんにチェンジ!」と思ってしまったことは内緒。 その菊之助さん@白須賀六郎、すごくイイ! 口跡も動きもキビキビしていて美しい。 対して松緑さん@原小文治、なんであんなに不思議な節回しでセリフを言うんだろう? “三之助”として一時代を築いたお二人に歴然と差が出たように思えました

女伊達

【雀右衛門襲名披露】というのに、ごめんなさい! 昼夜通して、この演目が一番良かった! 菊之助さん@女伊達木崎のお菊に、男伊達の亀三郎さん@淀川の千蔵+亀寿さん@中之島鳴平という亀兄弟が絡んで、目に楽しく華やか☆ 素人ながら、菊之助さんっていろいろな事がすごく上達されてますよね?(何様な感想すみません!) 今まで持っていた華を、もうひとつ背負った、といいますか…“中心に立つ役者”というオーラがキラキラです。 また声がイイ! 観劇後「菊ちゃんイイ!」をしばらく連呼していてました。

maku201606

乱鶯【北九州芸術劇場】

久し振りに“真面目にカッコイイ古田さん”を観た!(いのうえ歌舞伎《黒》BLACKですものね!) 脚本は倉持裕さん。
ちなみに“乱鶯”とは『春に鳴くはずの鶯が夏になっても鳴いているさまを表現する言葉』だそうで、「そいつぁ、往生際が悪くてイイや…」と、つぶやく古田新太さん@十三郎に惚れる。

ストーリーは…
古田新太さん@鶯の十三郎は盗賊の頭だったが、押し込み強盗に失敗し瀕死のところを居酒屋の夫婦(粟根まことさん@勘助+稲森いずみさん@加代)に助けられる。 勘助が病で逝った後、加代を助けて居酒屋で板前として働く十三郎の元に、昔の仲間、橋本じゅんさん@火縄の砂吉が、過去の素性をネタに協力を迫ってくる…。 ここへ十三郎と加代の恋模様が絡んだり、十三郎の更生を信じて罪を見逃した山本亨さん@小橋貞右衛門(幕府目付)の、息子・大東駿介さん@小橋勝之助(御先手組組頭)の立身出世に恩返しの為一役買おうと十三郎が奮闘…というのが大筋。

オープニングはいつもの大音量ヘヴィメタBGM…からの毎度激烈にカッコイイ“芝居タイトル”の表現にシビレていたら、いきなりの大人数の大立ち廻り! 舞台上で所狭しと展開される立ち廻りは、怪我しないかハラハラするほど超高速の殺陣と迫力圧倒される!

火縄の砂吉を追っている大東駿介さん@小橋勝之助が、彼らが押し込み予定の呉服屋へ送り込んだ引き込み役を探る為、十三郎と共に身分を偽って潜入するも、あからさまに不審者で思いっきり空回りする様がいろいろ可笑しい。 高田聖子さん@呉服屋女将のお幸に思いっきり尻に敷かれている逆木圭一郎さん@呉服屋主人・丹下屋総兵衛があんまりな扱いで笑える。 ちょっとくらい話し聞いてあげても〜。 そして…出た! 村木よし子さん@お照中谷さとみさん@お夏親子の面倒臭い客。 河野まさとさん@奉公人太兵衛の飄々とした様を持っても回避できないクドさで迫ってきます!! 笑すぎて、顔痛い…。 でもって要所要所で登場する粟根まことさん@勘助の幽霊。 「あれ?コレいのうえ歌舞伎BLACKだよね?」と途中まで心配になりますが、ラストは畳み掛けるような怒涛のシリアス展開!

橋本じゅんさん@火縄の砂吉の絵に描いたような“蛇のようにねちっこい悪党”ぶりがハマり、大東駿介さん@小橋勝之助の道化役から一変する最期、そして幕引き間際、ラスボスの登場vs十三郎の花火の映像演出が余韻を残して唸るほどカッコイイ! 大谷亮介さん@黒部源四郎(奉行所与力)、山本亨さん@小橋貞右衛門がビシッと締めていらっしゃいました。

いや〜、面白かった! 殺陣、スゴかった!

劇場
北九州芸術劇場大ホール
日時
2016.5.11(水曜日)/12:30〜