アフタートークショー(春野×石丸×石川)【博多座】

夜の部終演後、治田敦さん(@グリュンネ伯爵)の司会で、春野寿美礼さん石丸幹二さん石川禅さんが登壇。
冒頭の挨拶では、博多っ子の血湧き肉踊る夏祭り【博多祇園山笠】(この日は“追い山ならし”)を横目に来場した観客に御礼。 私はお櫛田さんで4番山まで見届けてから博多座に行ったんだけどね。 やはり他県の方には、締め込み姿の群衆が奇異に映るんでしょうね? 必ず「尻・尻・尻がぁ~」という言葉を耳にしますが、治田さんも。 でも“ふんどし”というと山男衆に怒られますばい。 あれは“締め込み”と言います。 子供の頃から祭りに親しんでいる地元民は、な~んの抵抗もありませんが…だって、綺麗やろ?
博多座サブちゃん公演に触れるなど前置きが長くなっていると、下手ドアから禅さんがヒッョコリ顔を出してニッコリ。 タドタドと上手席に進み出て…春野さん、石丸さんが続いて着席。 春野さん、石丸さんはお二人とも寝室のシーンの衣装に、禅さんは一幕最後の衣装で「二人とも仲イイね!」と一人だけ違うのでスネてるご様子。
ちびルドの山田瑛瑠くん坂口湧久くんからの質問に答えるという形で進行

Q 犬と猫、どっちが好きですか?
春・丸・禅 = 犬(自宅又は実家で飼っている)
Q お休みの日は何をしてますか?
= 先日の休演日に自分で調べて温泉地に行ったが、地元民の為のスーパー銭湯みたいな所で失敗した~(私らしいとの事)。
= 美味しい食材を求めて街を徘徊。 象印“おかゆメーカー”をホテルに持ち込んで炊いてる。
= 太宰府天満宮に行って梅が枝餅を食し満足♪
Q 俳優になりたいと思ったのはいつですか? 辞めたいと思ったことはありますか?
= 【志】中3?で初めて宝塚に接し「私はあの舞台に立ちたい」と思った。 【辞】2番手、3番手を経験せずにトップになったので「周囲に認めてもらえるように5年間はやってみよう!」と自分の中で決めて務めた為、宝塚時代に辞めたいと思ったことはナイ。
= 【志】声優になるつもりが当時は専門の養成所がなかった為、新劇系の劇団に入団。 ミュージカルはミスサイゴンが初めてで、人前で歌う快感に目覚めてそれから研鑽を積んで今に至る。 【辞】5年前と同じダメ出しをされた時。 その間成長をしていなかったのかと酷く落ち込んだ。
= 【志】歌を唄う仕事に就きたくて劇団四季へ。 【辞】歌しかやってこなかったので、とにかくダンスが大変で苦労した時。(CAT’Sが顕著だった様子)
Q 舞台で困ったことはありますか?
= 書類にハンコを押すシーンで勢いよく飛ばしてしまい、皇帝である事を忘れて“石川禅として”慌ててスタコラ拾いに行ってしまい、家来から注意された事。
グリュンネ伯爵が「バート・イシュル行きの“バス”がお待ち申し上げております」とミスった時、笑いをこらえるのが大変だった。 彼を“将軍”と呼んだ事もあり。
Q お化粧にはどのくらい時間がかかりますか?
= 劇団四季【美女と野獣】で野獣を演じた時に匹敵する1時間くらい。 「あれも大変でしたからねぇ~」 マニキュアを2回重ね塗りして…手の甲にキラキラを描いて…パタパタして乾かす(女の人は大変ですね~)
個人的には、丸ちゃんと治パパの伏せたところで明白な「すぐ近くのあちらの劇場」の劇団四季時代の辛口な話しが聞けたのが楽しかったです♪(【美女と野獣】治パパ@ルフウで共演) 「いろいろありましたね~」「大変でしたね~」(爆!)
2回公演後のトークショーとは演者には大変お疲れのところでの楽しい時間ではありましたが、これが販促に繋がっているのかは謎。 とは言え、お三方の穏や~かな空気感に触れ、俳優さんも作品も更に応援したくなったトークショーでした。

エリザベート(春野×石丸)【博多座】

前博多座公演以来、4年振りの観劇です。 そんなにご無沙汰だったとは!ちょっとビックリ。 例によってキャスト表とニラメッコして…最大公約数のキャストが観れるように熟慮した2公演のチケットを確保(山口トート、大野ルドルフ、加藤+鈴木チビルドを断念)。 その後確保した両日ともアフタートークショーが開催される事になったのはラッキー☆
演出の大きな変更点はナイんですね。 シシィが木から落下する際の映像は改善されず…で、髪も服も風圧的に上になびいてナイのが毎度激しい違和感
結婚式での♪賽は投げられた~♪の口に手を当ててアワアワする振りや、うるさく感じるほどに過剰に舞うトートダンサーズのダンスに毎度疑問
春野寿美礼さんは、彼女がヅカトップとして初めて立った2002年と2005年の博多座公演で二度拝見したのみで、それ以来の観劇。 正直、その時はヴィジュアルのインパクトの方が勝って…“歌の上手いヅカの人”という印象はなく、ヅカ退団までの功績を聞いて「歌の上手いヅカの人」という情報がインプットされた私。
石丸幹二さんは、四季時代にいろんなお役で結構な回数拝見していますが、トートのような役では初見なので“お耽美ロックな丸ちゃん”にワクワク♪
歌ウマーな二人がどんな風に聴かせてくれるのか楽しみに観劇☆

以下、各キャストについて。

再演の度に「新ルキーニ登場か?!」という淡い期待を打ち砕き、2000年の初演時から唯一シングルで続投中?嶋政宏さん@ルキーニ。 幸四郎さん並みに記録に挑戦? 再演の度に細かい言い回しや演技に変化があり、それを発見するのも楽しみではあるんですが(キッチュの「せからしかぁ~」は健在だけど、前後の歌詞と意味が噛み合ないんだけど?)…今公演は、今まで歌っていたものをセリフ調で流す部分が多くなっている印象。 ?嶋さんの歌、好きなんでちょっと残念。
身長172cm、体重50kg、ウエスト50cmなエリザベートって、きっと春野寿美礼さん@エリザベートくらいがリアル体型なんでしょうけど…怖いくらい筋張ってて細過ぎるぅ~。 春野さん、思ってた以上にヴィジュアルが…。 お芝居は…なんだろう?いろいろなタイミングが早いのかな?余韻が残らない印象。 相手と向き合う感じではなくて、一人で演じているような…うまく説明出来ないけど、ちょっとそんな感じを受けました。 エリザだから独りよがりな感じでイイのか? う~ん。 期待していた歌は、聴いている方が心配になることも、辛くなる事もなく安心して堪能。 でも…これは石丸幹二さん@トートもですが歴代演者では聴くことがなかった“弾むように区切って唄う”箇所が多くて驚き
石丸幹二さん@トート。 四季時代から「丸ちゃんが退団後にエリザ出演ならフランツだろう」と勝手に確信していたら、前公演時からまさかのトート登板でビックリ☆ 写真からは以外にもゴツイ印象を受けていたのですが“自分ダイスキー☆お耽美ナルシスト”ぶりが、独自の工夫されたメイクや所作の随所見れて楽しめました♪ 丸ちゃんのロックテイストなナンバーを聴くのは初めてでしたが…なんだろう?「面白かった」です。 やっぱり上手いし、聴き入りますが…なんだろう?聴き慣れないので「ほぉ~」「へぇ~」という驚きが“面白かった”と感じたのでしょうか? 【私が踊る時】の春野vs石丸は聞き惚れました!! 圧巻でした♪ でも、舞台が進むにつれて…ちょっと重い動きに「誰かに似てる…誰かに…?!」「!!!」 松平健だ! マツケンだ!  ミュージカル【ドラキュラ伝説】を演じた上様に似てるっ!!  なんだろ?目張り具合かな? いやいや魅力的な丸ちゃんトートでした♪
杜けあきさん@ゾフィー。 お綺麗です☆ 貫禄と威厳を誇張するヴィジュアルや所作がモッサリとした印象を受けてしまったのは残念。 声も無理に低くしているのが聴き辛い箇所も。 【結婚○年目】の歌詞で♪初孫(ういまご)です~♪→♪“にいまご”です~♪に変りました? 逆かな?(聴き違いかも…だけど何か引っかかったから違いがあったかと?)
今井清隆さん@マックス至って真面目。 自由人として娘が憧れる父親には見えず、その父性も感じられなかったけど、安定の歌で満足
古川雄大さん@ルドルフ。 “少女漫画で花背負って出て来る美青年”って感じ。 孤独で線の細い愁いを帯びた儚気な雰囲気はキャクターにピッタリ。 常に前のめりの姿勢はトートやフランツとのバランスの為なのか?ちょっと気になりましたが「何頭身?」って、思わず自殺のシーンで数えちゃいました。 安定のダンスは群舞でも華があって目立ち、歌は許容範囲。 後に『ルドルフは古川君でなくっちゃ!』的なエリザファンが増える予感。
石川禅さん@フランツは…ちょっと面白系に? 最後のダンス前のダンスでフェイドアウトとか、1幕最後、登場したエリザを振り返る様などは「プッ」と吹出すくらいに大袈裟で…愛おしい。 いつも以上に目がウルウルしていたような? 歌は超安定。
感想が長くなったので【アフタートークショー】は別記事に改めます。

劇場 キャスト
エリザベート:春野寿美礼/トート:石丸幹二/フランツ・ヨーゼフ:石川禅/ゾフィー:杜けあき/ルドルフ:古川雄大/少年ルドルフ:坂口湧久

エリザベート・“禅”楽【博多座】

MY初日の5日マチネ観劇を終えて…チケット追加になる事はなく、本日の“禅”楽が今公演二回目の観劇で見納め~、となりました。
本日ソワレ前楽は、山口トート、朝海エリザ、禅フランツ、ちびルド(名前判らず)の四名が楽…だったのですが、カーテンコールでは山口&朝海のみのご挨拶。 時間的余裕は充分あったんだから、禅さんにも挨拶させてあげてよっ悲しい村井さんっ(←進行役)怒り
山口さん「無事一ヶ月を楽しく終える事が出来て、おじさんは幸せです!」
朝海さん「公演は明日までありますので、どうぞ宜しく」
…ってな感じの簡単なご挨拶の後、全員で2回、山口&朝海で2~3回の登場。 “満員御礼”の客席はほぼスタンディングオベーションだった…かと思われます。

私は最初にして最後の朝海ひかるさん@エリザベートだったのですが…
「思ったよりイイ」というのが率直な感想。 彼女のヅカ時代の作品を映像で何本か観た事があるので、何様で大変失礼ですが、もっと歌がダメダメかと思ってました。 ヴィジュアルは、正直「ミラクルメイクで大化け美女か?!」と想像していたのですが、いわゆるヅカメイクではナイ故か?素の朝海さんのお顔立ちが見えて…扮装写真の方が綺麗だったなぁ~な印象汗 失礼!
歌は…ホントに思ったよりは…ですが、葬儀での♪ルドルフ~何処なの~♪と【夜のボート】はドスが効いて、声もめっちゃ力強くて萎えました。 もう少し感情によって声量を加減していただけナイものかと~汗
演技は“孤高の女王”然とした感じは良いですが、絡む他キャストと噛み合ず一人で演技している(歌ってる)感じを強く受けました。 よって蟄居を命ぜられ母親にすがってくるルドルフを拒絶する様は本当に驚くほど冷たく、ルドルフが絶望の淵へと突き落とされ死を選ぶ気持ちが良く伝わってきたように思えました。 …なので葬儀での“大音量の慟哭”ぶりに違和感が強く「は?」と感じたのかと汗
トートダンサーズと絡む際のちょっとしたダンスの部分は、ほんとにちよっとした所作でも流石に綺麗でしたので、“朝海仕様”で踊るシーンを入れても良かったのでは?と思ったりしました。
山口祐一郎さん@トートは、すご~く久し振りに拝見しましたが、歌、好調だったのでは? 【最後のダンス】で、あれだけスカッと決められると聴いている方も本当に心地よいです♪ やっぱりフケたなぁ…という印象が随所に見受けられたのですが、だからこその包容力が増しているようにも思えました。 【闇が広がる】で久々に聴いていて震えがきました!
石川禅さん@フランツ・ヨーゼフ。 MY初日でも驚愕しましたが…皇太子時代のあの“若返りミラクルメイク”は、なんなんですか?! 前公演時よりも確実に若返ってますよね?!
今回は“走り方”と“はけ方”がツボでした。 お見合いの席で銃を撃って走り出る所とか、悪夢で絶叫しながら小走りで閣下に近づいていく所とか…つんのめり…そうで可愛いです。 “はけ方”の一番のツボは【最後のダンス】前で踊りながら一人ワルツステップで上手にシレっとはけて行く所。 なんなんですか?その踊りは?!
今回印象的だったのは成長したルドルフに対する演技。 意に沿わない息子に対しての腹立たしさが、今まで以上に明確に強く、怒りの沸点が高い印象。 プルプルと怒りに震えながら忠告している感じで「これじゃルドルフも取りつくしまもナイわな~」という感じ。
大好きな【夜のボート】では、毎回もれなく泣かされます。 禅フランツは本当に“シシィLOVE”なんですよね。
大熱演【悪夢】では、またしてもオモロ~髪型になってて、目が釘付け~♪
浦井健治さん@ルドルフは…またしても何様感想ですが、上手くなりましたね。 個人的に残念だったのは、馬車が「トゥ!」と戦隊ヒーロー名残りを残したカッコいい飛び降り方じゃなくなってたのと、上手から下手にトートに向かって攻めのダンスで近づいてくる所で滑ってしまった所汗 どっちも“私的・浦井ルドルフ萌えポイント”だったので残念でした。
あと…気になったのは今回から新キャストで加入されている南海まりさん@ヘレネ(シシィ姉)が好きでした。 以前のヘレナって、玉の輿狙いのギスギスした感じが苦手だったのですが、今回の南海ヘレナは、ぽわわ~んとおっとりした感じが憎めなくって可愛らしくって好きです♪
先月の中日劇場、今月の博多座を経て来年1月まで続く今公演。 どんな進化をしていくのか楽しみですね♪

劇場 キャスト
トート:山口祐一郎/エリザベート:朝海ひかる/フランツ・ヨーゼフ:石川禅/ルドルフ:浦井健治

エリザベート【博多座】

MY初日です♪
初めて一路さん以外での東宝エリザを観る訳で、【回転木馬】【マリー・アントワネット】そして今回の【エリザベート】と三度目となる禅さん×涼風さん夫婦のコンビネーションを猛烈に楽しみにしてました♪
涼風真世さん@エリザベート。 シシィ時代は「アニメ声かも?!」と危惧していましたが、それはなく、やはりあのパッチリとした目の可愛らしいお顔立ちに魅せられました(けど、何故かしらオバちゃんにも見える不思議が汗) サーカスの~の側転は鮮やかにキマりますね! お転婆度が強調されていて良かったです☆
やはり歌が安心して聴けるのは嬉しいです。 聴いていて辛くない…というのはホント重要です! 期待していた禅フランツとのハーモニーには大満足☆ 特に【夜のボート】は、この組み合わせでCDを出して欲しい!と思いました。
で、総体的に一言でいうなら“無難”って感じでしょうか? 何様で大変失礼ですが「悪くはナイ」って感じで、心に引っかかる“何か”が私は残りませんでした。
セリフのタイミングが全体的に早いのが気になりましたが、“死への憧れ”のようなものが常に根底にあるような寂しさが漂っているようにも感じられる部分が好きでした。
一路エリザでは感じられなかった感情なども湧いてきて、キャストが変わる事への面白さを改めて知りました。 衣装や鬘も涼風仕様になっていて、そのチェックも楽しめますね♪
「やたら力が入ってるなぁ~」と圧倒された武田真治さん@トート。 計らずも本日は“武田トート初日”だったそうで、カーテンコールではご挨拶がありました。 帝劇で拝見した時も思ったのですが、あの“俺様オーラ”全開のトートからは想像出来ない、真面目で誠実なお人柄が伺えるご挨拶に誰もがニッコリ。
前回のデビュー公演で印象的だったルドルフへの死のキスですが、今回はキス後に“舌なめずり+ニヤリ”でしたっ汗 歌は更に工夫が加えられていて「初演以来相当努力されたんだろうなぁ~」と感心しきりでした。 やはりポックリブーツは続行、なんですね汗 せっかく妖しくファッショナブルな容姿なのに、ブーツが全てを台無しにしているかと~。
今公演では初演からず~っと出演されて持ち役とされていた方も結構入れ替わって、衣装も変わってたり…なんですね。 目や耳で親しんでいたものとは違う間やヴィジュアルに戸惑いながらも楽しめました。 革命家の一人(←名前は何?)谷口裕久さんが愛之助さんに見えて仕方がなかったです汗

劇場 キャスト
トート:武田真治/エリザベート:涼風真世/フランツ・ヨーゼフ:石川禅/ルドルフ:伊礼彼方

ルドルフ【帝国劇場】

宮本亜門さん演出のミュージカル作品を観るのはこれで三作目。 【スウィーニー・トッド】があまりにも好きだった為、【 トゥーランドット】にも期待したのですが…「あらぁ~」だったもんで汗(これは脚本やキャストにも問題が~)、今作品も一体どうなる事やら~と危惧しながらの観劇でしたがコレは○なのではナイでしょうか。 周囲の観劇の友に聞くと亜門さんって“イイか悪いか…の振りが大きい”らしいですが。 ウィーンものを亜門さんがどのように演出するのか、ものすご~く興味があったので観劇に至ったのですが観て良かったです。
印象的だったのは大きな舞台空間をセットや照明で巧みに切り取り、ものすごく奥行きとスケールを感じさせる舞台美術だった事。 特に城内の大広間は果てしない大きさと重厚さ、威圧感を感じました。 また帯状のライティングにより道や廊下を浮き上がらせ、馬車に注ぎ浴びせる流れるライトはスピードと焦燥感を感じさせ巧み。 オープニングとラストシーンにリンクするルドルフの額縁に入っての自殺シーンは、【ルドルフの自殺】というようなタイトルの有名絵画が存在するのでしょうか?(勉強不足ですんまっせん汗) 有名西洋絵画を室内壁装飾にあしらった工夫も面白かったです。 今作品と【トゥーランドット】で思ったのは巨大セットと舞台空間の使い方の上手さでした。 空間デザインが…立体的なデザインが出来る人って憧れます(二次元デザインで限界な私汗
人を使った表現では、床から“モグラ叩き”のように人が出てくるとか、足長竹馬&半身スケボー?(ひのあらたさん、長い脚が更に長~く)とか…悪夢や強迫観念にうなされている妄想部分の表現が新鮮でしたが…浦井健治さん@ヨハン・ファイファーの必要性は「?」でした(本家の演出でも登場キャラですか?) ストーリーテーラーとしては弱く、夢先案内人のような雰囲気でしたけど…「?」でした。 あの動きなら森山開次さんで観てみたかったなぁ~(歌がなければネ)
ストーリーは個人的には【エリザベート】を観た事があるから楽しめた…という部分が多分にあり、この作品単独で観たら果たして楽しめたか?というのは謎でした。 各々のキャラクターの描かれ方が今ひとつ魅力的でなく、特に主人公の二人には嫌悪感を抱いてしまった事は致命的。 …ってコレは私の井上芳雄さんと笹本玲奈さんに対する苦手意識が大きく作用している事も要因だと思うのですが汗 しかしお二人とも…特に井上くんは歌も演技も格段に上達されていたのには驚かれました。 キャラクターとして唯一好印象だったのは香寿たつきさん@ラリッシュ。 楽しみにしていた壤晴彦さん@フランツ・ヨーゼフは、ことごとく自分の意に添わない息子に対してのイライラ感の表現が巧みで感嘆(どうしても六平直政さんに見えて困った!)
曲は…多分、回数聴くとリフレインするナンバーもあるかと思うのですが、印象に残ったのは井上芳雄さん@ルドルフが民衆に対して演説する曲。 [井上くん、歌ウマ~…」と素直に感動。 改めて貴公子然としてたヴィジュアルと帝劇ロビーでのグッズの充実ぶりの人気に「彼はプリンスなのね~」と思った次第(苦手だけど今回は素直にそれを認めざるおえなかった)