ファンタスティックス【キャナルシティ劇場】
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ミュージカルおぼえ書き キャナルシティ劇場, ミュージカル
思いがけず観劇の機会をいただいて、なんの予備知識も無しに劇場へ。
タイトルは耳にした事があったのですが、世界最長ロングラン記録を持つミュージカル作品で、宝田明さん@語り手が出演回数300回を超える…という大層なものだと知ったのは観劇後。 音はピアノとハープのみ、舞台上手で生演奏で、こんな演奏形態のミュージカルは初めて観ました。 客席通路を多用しており、観客をどんどん舞台に引き込む手法があったり…でしたが、そんな大層な作品の感想は…ん~、なんと表現したらイイでしょう? 私にはちょっと難しく、ロングランを続ける作品の魅力は…一体どこにあるのか、疑問のまま。
しかし演者は8名少数精鋭(島崎俊郎さん@モーティマーだけ異色)で皆さんはどなたも芸達者で素晴らしく観入りました。 光枝明彦さん@老俳優と沢木順さん@青年の父親、青山明さん@少女の父親の劇団四季出身のお三方が観れた事に軽く興奮。 「光枝さんがこの劇場に立ってる!」って。
宝田明さん@語り手は御年78才とは到底おもえない軽やかな動きと艶のあるイイお声、そしてダンディな色気を放っていて驚きました! 客席には“宝田さんの往年のファン”だろうな、らしきご婦人方がチラホラと。
松岡充さん@青年は40代とは思えない若々しい容姿で、彩乃かなみさん@少女より可愛かったかも? 劇中の場面表現に重要な役割を果たす本間ひとしさん@無言のしなやかな動きは綺麗。
カーテンコールでは宝田さんのこの作品に対する熱い想いが切々と語られ、劇中曲【トライ・トゥ・リメンバー】を観客と歌って終了。
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