ジェーン・エア【博多座】

松さんは今年5月【ラ・マンチャの男】に続いて二度目の博多座登板。 2002年以来10年振り…で、いきなり年2回ってどういうバランス?! 松さん単独主演(になるのかな?)では初になりますね。
初演では松さんが第35回菊田一夫演劇賞を受賞したとの事で、3年振りの再演でまさか博多座公演があるとは思わなかったのでラッキー♪ 今作品、私は初観劇で博多座公演前に公開された映画を先に観ていて良かった~、と思いました(先行していた“暗くて難しい作品イメージ”は間違ってなかったので)
博多座では初となる“舞台上に客席を設ける”試みが。 あ~する意味がどこにあるのか?って通常客席からの観劇では謎でしたが、ご覧になった方いかがでしたか? 故に場面転換はどうやるのだろう?と思っていたら、これがホントに良く計算された舞台美術で照明や最小限の小道具であらゆるシーンを表現していて感嘆! 物語が進むにつれて両脇に配された客席も眼中に入らなくなりましたし。

歌は…難しいメロディに心情を吐露しながら~そしてセリフにつなぐ、というタイプが多く、聴衆が聴き入って1曲毎に拍手、という感じではありません。 ので、ちょっと気持ちが乗り切れない部分が多く「別にミュージカルじゃなくてもイイんじゃ…?」と正直思ってしまいました(でもストレートプレイだと観劇しなかったかも) 狂人の妻の存在が判明する場があまりにもバタバタと進んでしまい、せっかくの謎解き?の衝撃がお芝居では解りづらかった印象
松たか子さん@ジェーン・エアは出づっぱりにもかかわらず、歌・芝居共にどっしりと安定。 故に“不幸な生い立ちの線の細い女性”が、いろいろな境遇に鍛えられ愛を知って強くなる…的な成長は感じられませんでしたが…安定。  橋本さとしさん@ロチェスターはヴィジュアルは◎でしたが、他は特筆すべき印象は残らず。 やっぱりメロディが難しいのかな? 聴いていて“耳が心地良い”類いの歌ではありまんせでした。 阿知波悟美さん@リード夫人は死の病床で力強く歌いすぎでビビリました~。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください