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ラ・マンチャの男【博多座】

幸四郎さんって、博多座に来る時は集中して御出演…来ない時はとんとご無沙汰、という印象。 でもって来福すると「ウチの妻は博多の生まれで、故に子供達は博多の血が半分入っています」というコメントが必ず~。 今公演開幕前に松たか子さんとお二人でローカル番組に公演PR御出演の際、私、初めて長女・紀保さんのお名前が【ドン・キホーテ】のキホから取って名付けられた…という事を知りました! その紀保さん、前回の博多座以来のアントニア復帰だそうで♪
私はこの演目、10年前の博多座上演の際に1度だけ…で、今回はそれ以来の観劇。 でも凄く鮮明に記憶に残っていて、独特で印象的な舞台美術と舞台袖に配されたオーケストラ、そして耳に残るナンバーの再会を楽しみに観劇。 博多座の玄関周りの装飾も“ラ・マンチャ仕様”で気分も「高まるぅ~!」以下、役者さんのみの感想。
一番の楽しみは初めて拝見する駒田一さん@サンチョ。 キャラクター自体、大好きな旦那様を敬って付き従う様は微笑ましく可愛らしくお気に入りなので「駒田さん、ピッタリ☆」と嬉しい配役。 記憶してたより歌う箇所は少ないものの、短い小節を口ずさむだけでも「やっぱり歌ウマ~」と感激。 旦那への無償の愛とその主従関係は、長く演じられた佐藤輝さんの方が深く感じられましたが、それはこれから重ねていくサンチョ歴でクリア間違いなしですものね。 暗い舞台の中で「♪旦那が~好きなのさ~」に代表されてるサンチョのナンバーは救いです。

松たか子さん@アルドンサ、前博多座公演が初役で…まだ独身で、テレビドラマにバンバン御出演の頃だったので、当時博多座の客席では遭遇したことのない“若い男性”が多くて驚いた事が強烈な思い出(で、10年経った今公演、その客層は全くなく…) 初役の時は「アルドンサには若過ぎるんじゃ~」という危惧が、その若さがギラギラとした輝きを放っていてすごく良かった印象で、+10年の大人の魅力が増した今公演は…あら? ん~、何だろう?ちょっと残念。 ワーワー怒鳴っている感が強く、姫扱いをされて戸惑い優しい自分を取り戻していく“乙女度”が低くなってる…といいますか。 あくまで私の感じた印象。
幸四郎さん@セルバンデス&ドン・キホーテ、畳み掛けるようなセリフの際は聴き取りにくいものの、今回はコミカルさが強かった印象。 曲がったサーベルをクルクルと腰に差す様や、床屋から洗面器を奪って騎士の称号を受けるまでのとんちんかんな周囲とのやり取り等にニッコリ。 歌舞伎ではこもって聴き取り辛い声も(コラッ!)歌になると「幸四郎さんってイイ声なんだなぁ~」と。 改めて古希(後の東京公演時の誕生日に1200回目)とは思えないスレンダーでダンディーな舞台姿に驚く。
松本紀保さん@アントニアvs荒井洸子さん@家政婦vs石鍋多加史さん@神父の三重唱『♪あの人の事が心配な~のでぇ~す』っていうナンバー、すごく耳に残ってたので「あ~♪コレコレ!」という嬉しさが。 でも紀保さん、ちょっと喉が不調のようで残念。 上条恒彦さん@牢名主、2008年公演時にはポリープの為、降板されていたので今博多座公演での御出演は嬉しい♪
終演後は音楽監督、指揮の塩田明弘さん+福井貴一さん@カラスコのトークショー。 お二人とも博多座の法被を着て登場。 舞台中央にセッティングされた椅子に座って、ダラダラとなんとな~く大阪のおっちゃんトークが続いていた所に、パーカッションの長谷川友紀さん(こちらも博多座法被着用)登場! 俄然“ミュージカル講義”っぽくなって前のめりで聴き入りました。 スネアドラムの華麗な演奏と技に驚愕! ラ・マンチャは奇数拍が多く不安定な緊迫感がある感じを出していて、対してサンチョのナンバーは偶数拍でゆったり安心感のあるような工夫がされているそうで、音楽的な知識が皆無の私、感嘆! この知識を踏まえて再度観劇してみたくなりました。

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    歌舞伎・ミュージカルを中心に舞台観劇好きな福岡市民でリゾートダイバー
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