五月大歌舞伎・夜の部【新橋演舞場】

五月の演舞場が吉右衛門さんの責任公演になってから、おそらく欠かさず観ている(多分)私。 今年も楽しみに足を運びました♪
今回昼夜観て思った事は「年数を重ねて一座としてのチームワークが整った」って印象を強く受けました。

鬼平犯科帳【狐火】

歌舞伎版となった鬼平は上記の理由で全て観ているけど…今回はお頭の活躍が少ない印象なんですが…ご覧になった方、いかがでしたか? 「鬼平は皆さんすでにご存知でしょうから…」という事が大前提で話が進むような、ちょっと不親切な感じ受けました。
錦之助さん@兄・又五郎染五郎さん@弟・文吉は、父親が殺しはしない情けある盗み働きをする【狐火】。 その教えを受け継いでいる兄と、兄の存在を疎ましく思い、父の教えに背き殺しをもしてしまう盗み働きしてしまう弟の葛藤を中心に描いた世話物。 今回は染五郎さんの好演キラリ☆で、密偵の段四郎さん@彦十歌昇さん@粂八歌六さん@源七は安定。

お染の七役

久々…博多座以来の観劇。 正直、観るのダルイなぁ…汗(観るのも体力勝負だからね)と失礼な事を思っていたのですが(長時間だからね)と思っていたけど、やっぱり観てみると面白い。
早替わりは何処で変わって何処から登場…って全て知っているのに面白いし「おぉ~っ」と声が出てしまいますね♪ 特に後半でスレ違いざまに二人が入れ替わる“昆布巻き”は、恐ろしく鮮やかで客席がどよめきましたが、あまりにも早替わりが頻繁すぎる為から、途中から変わるたびにクスクスと笑いが起こるのが…気になりました汗
福助さんの奮闘振りには毎回拍手~☆…なんですが、明らかにやり過ぎ、クド過ぎ冷や汗 特にお六は気持ち悪い~。 あ~ゆ~お役は福助さんの得意とする所だけど、あまりにもニタ~リ、ニヤリともったいぶってて…とにかく生理的に受け付けられなかった。
染五郎さん@喜兵衛は…特に印象に残らず。 「タニシの木の芽和えさぁ~」ってセリフ、なんであんなに耳に残るんだろう? お気に入り☆
芝のぶさんは昼は歌舞伎座、夜は演舞場と今月はかけもち奮闘なんですね。 お七との“客席お散歩“は残念ながら一階席じゃなかったので客席後方の時は全く見えず、聴こえず~。
フグにあたって死ぬ丁稚どん(役者さんどなたでした?)の頑張りはすっごく伝わってきたけど…今ひとつ硬い。 もっとまぁ~るい大らかさがあった方が私は好みでした。
この演目、今度は他の役者さんでのお七で観てみたい!!!

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