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ルドルフ【帝国劇場】

宮本亜門さん演出のミュージカル作品を観るのはこれで三作目。 【スウィーニー・トッド】があまりにも好きだった為、【 トゥーランドット】にも期待したのですが…「あらぁ~」だったもんで汗(これは脚本やキャストにも問題が~)、今作品も一体どうなる事やら~と危惧しながらの観劇でしたがコレは○なのではナイでしょうか。 周囲の観劇の友に聞くと亜門さんって“イイか悪いか…の振りが大きい”らしいですが。 ウィーンものを亜門さんがどのように演出するのか、ものすご~く興味があったので観劇に至ったのですが観て良かったです。
印象的だったのは大きな舞台空間をセットや照明で巧みに切り取り、ものすごく奥行きとスケールを感じさせる舞台美術だった事。 特に城内の大広間は果てしない大きさと重厚さ、威圧感を感じました。 また帯状のライティングにより道や廊下を浮き上がらせ、馬車に注ぎ浴びせる流れるライトはスピードと焦燥感を感じさせ巧み。 オープニングとラストシーンにリンクするルドルフの額縁に入っての自殺シーンは、【ルドルフの自殺】というようなタイトルの有名絵画が存在するのでしょうか?(勉強不足ですんまっせん汗) 有名西洋絵画を室内壁装飾にあしらった工夫も面白かったです。 今作品と【トゥーランドット】で思ったのは巨大セットと舞台空間の使い方の上手さでした。 空間デザインが…立体的なデザインが出来る人って憧れます(二次元デザインで限界な私汗
人を使った表現では、床から“モグラ叩き”のように人が出てくるとか、足長竹馬&半身スケボー?(ひのあらたさん、長い脚が更に長~く)とか…悪夢や強迫観念にうなされている妄想部分の表現が新鮮でしたが…浦井健治さん@ヨハン・ファイファーの必要性は「?」でした(本家の演出でも登場キャラですか?) ストーリーテーラーとしては弱く、夢先案内人のような雰囲気でしたけど…「?」でした。 あの動きなら森山開次さんで観てみたかったなぁ~(歌がなければネ)
ストーリーは個人的には【エリザベート】を観た事があるから楽しめた…という部分が多分にあり、この作品単独で観たら果たして楽しめたか?というのは謎でした。 各々のキャラクターの描かれ方が今ひとつ魅力的でなく、特に主人公の二人には嫌悪感を抱いてしまった事は致命的。 …ってコレは私の井上芳雄さんと笹本玲奈さんに対する苦手意識が大きく作用している事も要因だと思うのですが汗 しかしお二人とも…特に井上くんは歌も演技も格段に上達されていたのには驚かれました。 キャラクターとして唯一好印象だったのは香寿たつきさん@ラリッシュ。 楽しみにしていた壤晴彦さん@フランツ・ヨーゼフは、ことごとく自分の意に添わない息子に対してのイライラ感の表現が巧みで感嘆(どうしても六平直政さんに見えて困った!)
曲は…多分、回数聴くとリフレインするナンバーもあるかと思うのですが、印象に残ったのは井上芳雄さん@ルドルフが民衆に対して演説する曲。 [井上くん、歌ウマ~…」と素直に感動。 改めて貴公子然としてたヴィジュアルと帝劇ロビーでのグッズの充実ぶりの人気に「彼はプリンスなのね~」と思った次第(苦手だけど今回は素直にそれを認めざるおえなかった)

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