ヤマトタケル(初日) 【博多座】

今公演のように主演が右近さん×段治郎さんのWキャストとなったのは2005年公演時からであり、今回はその再演。 博多座で【新・三国志シリーズ】以外のスーパー歌舞伎作品がかかるのも、猿之助さんのご出演がナイのも今回が初めて。 そもそも博多座でスーパー歌舞伎が上演されるのは実に5年振り!…って、もうそんなに経っていたとは驚きです。 私は2005年4月以来の観劇となりました♪
え~っと…「ここまで覚えていなかったとは~冷や汗」と自分の記憶力のなさにほとほと悲しくなった初日観劇となった訳ではありますが、前公演時とは変更になった箇所や追加や削除になったシーン…なんてのもあるんでしょうか?(2005年は初観劇にして1回のみの観劇) ま、初観劇のごとく楽しめてラッキ~♪と思う事にしよう汗 オープニングの廻り舞台~大セリの出のシルエットはどエライ格好良くて鳥肌が立ちました!
全体の印象としては前回と大差はナイものの、段治郎さん@ヤマトタケルは、より繊細で純な感じになっていた印象。 ひたすら父親の愛と故郷を求め、笑三郎さん@倭姫にすがって泣きじゃくる様は子供のようで「なんて真っすぐな心を持った素直な人なんだ…」と嫌味なく納得させられ、自分を慕う女性を次々と受け入れる可笑し味(これは今回顕著☆)も併せ持つ、という魅力的なヤマトタケルとなっていました。 ただ…やっぱり“やたら若者ぶった爽やか口跡”に耳が慣れるまで時間がかかります! 白鳥姿で宙乗りとなる前の「さようなら~」って、なんだか…なんか…あの~、ちょっと間抜けな感じなんですけど~汗 墳墓上に登場時は「ダンジロさん、顔ちっちゃ!」「一体、何頭身なんだよっ?」ってな驚きもありました。
よつばのクローバー右近さん@タケヒコのご活躍を拝見し「タケヒコってイイ役じゃ~ん!」と気付かされ、まだ観ぬ段治郎さん@タケヒコを一日も早く拝見したくなりまして、予定外のチケット追加してしもうたぁ~汗(千穐楽しか手持ちがなかったので)
よつばのクローバー猿紫さん@ヘタルベは、可愛いですね♪ 動きも表情も愛くるしいですね♪ ひたすらヤマトタケルを慕い付き添う様は健気で、その死を悼む様は好演。
よつばのクローバー門之助さん@皇后/伊吹山の姥神は、どちらも女性なのに…やたら勇ましくてドスが効いているのは何故?
よつばのクローバー笑也さん@兄橘姫/みやず姫を拝見し「笑也さんってスーパー歌舞伎の人だな」と改めて思いました。 スーパーだと古典でどうしても…となる所は気にならず、ただあの容姿の美しさと女性にしか聞こえない美しい声を楽しめるな…と。
よつばのクローバーカニ&タコ兄弟・猿四郎さん@熊襲兄タケル喜猿さん@熊襲弟タケル。 客席多いに湧きましたね~♪ 喜猿さんは初めて拝見でしたが、タケルという名前を託して絶命する様は好演でした!
よつばのクローバーみやず姫の父母・猿三郎さん@尾張の国造寿猿さん@妻って…あんなにコミカルでしたっけ? 同じく、門之助さん@伊吹山の姥神猿弥さん@ 伊吹山の山神(+鬼’s)も! 大いに笑いました~☆
改めて附け打ちさん、大変です! 特にヤイレポ&ヤイラム兄弟vsタケル&タケヒコの一戦まみえるフラッシュライトでの立ち廻りは…腕に相当な負担となりそうな~汗
そしてカーテンコール。 「もしかしたら…」という淡い期待をしていたのですが、叶いました! 二度目のカーテンコールで舞台中央に猿之助さんが! 私、ブワッと目から涙が溢れ出てしまって…ボロボロ泣いてしまいました悲しい 猿之助さんが舞台から遠ざかったのは、ここ博多座での【西太后】(2003年11月)でお倒れになってから…だったので、博多座には何かしらのトラウマがあるんじゃないかしら?もう博多座には来ていただけないのではないかしら?と勝手に思い心配していたし、“生・猿之助さん”を拝見したのは、ホントにその公演以来でしたから…涙腺決壊!でした。 いつまでもいつまでも猿之助さんの舞台復帰、楽しみにお待ちしております!
しかし…気が付けば手元にはまだ3枚のチケットが汗 ちょっとヤバイかも~冷や汗
だってやっぱり衣装が豪華で目に楽しくて、あれは舞台近くのお席で観たいと思うもの~。 スーパー歌舞伎って、舞台セットは黒一色とかシンプルだから3階席だとちょっと寂しくて疎外感があるのよね…(←激しい言い訳)

劇場 キャスト
ヤマトタケル:段治郎/タケヒコ:右近/ヘタルベ:猿紫/:金田龍之介

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