コーラスライン【自由劇場】

映画も含めて…この作品、私は全くの初見でした。 【キリン一番搾り】のCMソングって、何故か【ニューヨーク・ニューヨーク】と混同してて(似てませんか?)、【ONE】がこの作品のフィナーレ曲というのは今回しっかりと認識した次第でございます。
なんとなくストーリーと、そしてラストの金ピカ衣裳のダンスくらいしか知識がなかったので、今回の観劇はとっても楽しみでした♪
加藤敬二さん@演出家ザックと、中山大豪さん@演出助手ラリーは置いといて…、オーディションの最終選考に残った17人のダンサー。 面白いです。
“人の数だけ人生はある”のでしょうけど、皆ひどくバラエティーに富んだ人生を歩んできてて、その語りは友達の悩みを立て続けに聞いている感じ
ブロードウェイが舞台で、いろんな人種がいる…という事からのキャラクター像なんでしょうけど、日本が舞台だったら…これほどバラエティーに富んだ17個の人生が語られたかな?と、ふと考えてしまいました。 これって各々の人物に注目して観たくなるし、役者さんが替われば、また観たくなるだろうし…という、ハマってしまったらとんでもなく通いそうな作品でした。 福岡での上演じゃなくて助かった~(お財布ピンチです!)
舞台は黒一色で床には、白いコーラスラインと番号が書かれているだけ。 セットはミラー板が様々な方向で回転したり、上下したり…とてもシンプルなもの。 それ故に、人物が舞台上により浮き彫りになって…とても感動!しながらも、スーパー歌舞伎の某作品の演出法を思い出したりしてました。
キャラクターで気になったのは、高城信江さん@コニー大平敦子さん@ヴァル
コニ-は中国系の小柄な女性で、その背丈ゆえに酉年(32才?)なのに今だに子供の役しか来ない事を気にしている。 身長151cmのチビっ子の私も若くみられがちですが、あんまり若く見られるのも考えものだったりするので、コニ-のように複雑です。
ヴァルは“ダンス10:ルックス3”の通り、ダンスの才能は抜群なのにルックスが原因でオーディション落選続きの女性。 美容整形で生まれ変わり今じゃイケイケよ!…という♪プリン~と ボイン~♪は笑いながらも「やっぱ見かけっちゃ大事なんやね~」と、しんみり思ったりしました。 だって、いくら美容整形したって151cmが170cmにはなりっこないもの! 要は元の良さも必要なのです。 う~ん…。
…と、こんな感じで観客はきっと自分の悩みに近いキャラクターに気持ちを寄せて観る舞台なのかしら?と思ったりもしました。
役者さんでは、八重沢真美さん@シーラのスタイルの良さに見とれてました! 綺麗、カッコイイ~♪
で…、結局ザックの選考基準って…何がポイントだったのでしょうか? 謎です~。

青い旗キャスト
ザック:加藤敬二 /ラリー:中山大豪/ダン:高 栄彬 /マギー:上田亜希子 /マイク:望月龍平/コニー:高城信江/グレッグ:武藤 寛 /キャシー:高久 舞/シーラ:八重沢真美/ボビー:荒川 務/ビビ:石倉康子/ジュディー:八田亜哉香/リチー:西尾健治/アル:川口雄二/クリスティン:村中ちえ/ヴァル:大平敦子/マーク:藤原大輔/ポール:田邊真也/ディアナ:木村花代/フランク:品川芳晃/ロイ:金田暢彦 /トム:内御堂 真/ブッチ:塚下兼吾/ビッキー:滝口律子/ロイス:宮内麻衣/トリシア:金井紗智子

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