笑う門には福来たる ~女興行師 吉本せい~【博多座】

直美さん、博多座は3年振り7度目の公演だそうで…毎年登場だった印象だったので久々〜と楽しみに観劇。 しかも!今舞台は思いがけずも月乃助さんも共演。 配役の並びでいえば、結構重要な役のようで♪

お話は“吉本興業の創始者、吉本せいの波瀾万丈の人生を描いたもの”。 今現在、お笑い界を席巻している“笑いの王国・吉本”を築いていくさまを舞台化したもので、『女性って強いなぁ』と、直美さん出演のドラマではありませんが『おんなは度胸』と思わされました。 彼女の息子と笠置シズ子の悲恋など知らなかったエピソードにも驚きながら“吉本せい”の、逞しい人となりに感心。 “藤山直美”という舞台女優が活かされた舞台だったか?と問われれば、う〜ん。

月乃助さんのお役は、せいの弟・林正之助で、時代を感じされる型や柄のスーツながら格好良く見える(贔屓目)不思議。 せいの晩年は彼女に変わって吉本の舵取りをする頼もしさもありも、セリフの通りはすごく良かったです。 けど、表情が一辺倒なのが気になりました。 あの〜、月乃助さん、歌舞伎で観たいよ〜! 出てよ〜!

あおい輝彦さん、林与一さん、石倉三郎さん、仁支川峰子さん、川崎麻世さん…とテレビでもよく拝見する役者さんがズラリとご出演で、客席は埋まっていた模様。 演目としては…う〜ん、どうでしょう? 再演があったとしても、もう一度観たい!というほどには心は動かされませんでした。

そして…私、この舞台が【2014年観劇おさめ】となってしまいました。