レディ・ベス(石川×吉野×平方×加藤)トークショー【博多座】

終演直後、扮装のまま上手から禅さん、加藤くん、平方くん、吉野さん。
質問の内容が『Q1.愛について』『Q2.運命について』という曖昧で壮大な2つのお題で「……一体、誰がそんな」 もっと“博多座ならでは”の事を聞いてくれ!

平方さん
【A1】実家で飼っているハムスターの桃太郎を愛してる。
【A2】小池先生との出逢い。 エリザベートで『汗で透けて乳首が見えるようなブラウス着用』→今舞台『完全に片乳首ポロリ』。 次回の演出時には『全乳首ポロリ』かも。 他の劇場でもやったらしい【クールヘッド】の決めポースを客席と一緒に披露。

加藤さん
【A1】飼っているモモンガを愛してます。 虫とか苦手なので日頃は“モモンガフード”なるものをあげているらしい。
【A2】山崎育三郎くんとの出逢い。 彼と共演してミュージカルに興味がわき今がある。

吉野さん
【A1】扱う小道具全般を愛します。 愛してあげないと舞台上で裏切られるんです!
【A2】役との出逢い。
平方さんが『次回は全ポロリかも』と怯えていたら、「僕なんかこの舞台でTバックで踊ったんだから!」 何故か禅さんが紹介される度に一緒におじぎをしていた。

禅さん
【A1】現在、寒天にハマっていて愛してる。 楽屋で作って食べていて4kg痩せた!
【A2】舞台における全ての出逢いに運命を感じる!
若者を暖かく見守りつつチャチャを入れる好々爺のようだった。

司会者の進行が下手で『20分間しかないのに〜!もっとチャッチャッと話を進めてよ!』とイライラした。 司会者本人がミュージカル好きで他作品を含めてよく見ていることは好ましいが、ファン目線で舞い上がっていたので、話の流れをプツ、プツッと止めてしまって…怒! 次回は違う人でお願いします。

アフタートークショー(高嶋×瀬名×平方)【博多座】

上手より高嶋政宏さん(普段着です、と紹介)、瀬名じゅんさん(バートイシュルの衣装)、平方元基さん(ルドルフ通常服)。
前回と同じくチビルドのお二人、今回は鈴木知憲くん+加藤清史郎くんからの質問に答える形で治田治さんが進行でしたが…終始、福岡出身の平方君が何かといじられていた印象。 彼は最初、稽古場ですご~く大人しかったそうでが、今では注意されるくらいよくしゃべる“いじられキャラ”?との事。
以下、質問内容から広がった話しが多かったので『どの質問にどの答えだったか』というのが、かなりあやふやです(こんなやり取りがあった…という雰囲気でお許しを)

Q 高嶋さんはシングルキャストですが、何が大変ですか? 怪我とかしませんか?
? = 帝劇公演で残り4回で千穐楽、となった公演時バートイシュルで荷台からシシィを抱えて下ろす際に肉離れした。 ステージ上の近くにいたキャスト各々に「肉離れした」「肉離れした」と耳打ちして回って袖に引っ込むと車椅子が用意されており…さすがのチームワークで感激!(今年の名古屋公演でルキーニ1000回だそう) 公演終了後タクシーで病院へ移動中、東宝のお偉いさんから電話で「痛いでしょ?あと少し頑張ってね」と非情なお言葉があったらしい。
= 別の作品でやはり足の筋系の怪我をしたらしく、その時も東宝の人から同じような電話あり。
= 今のところ名前の通り“げんき”です!

Q ラーメンは食べましたか?
? = 博多座に来る度に地元の有名ラーメン店を巡ってるが、今回は今更ながらあの一蘭に行った。 うどん屋も開拓中で…と、熱く語る。 情報は毎朝【ももち浜ストア】を見て仕入れてるとの事。 今回は雑誌の占いに“痛風に注意”と書いてあったので、もつ鍋は食べていない(瀬名さんからかなり突っ込まれてた)
= 実は…地元の人間ってもつ鍋ってあまり食べないし、屋台にも入らない(客席に同意を求めると多くの賛同が。私もそうです)観光客の方が盛り上げてくださって人気が出たイメージなんで、店とかあまり知らない。

Q 卵3個とオレンジ2つで暮らせますか?
= 絶対無理! でもマチネ~ソワレと続く公演時の時はプロテインしか飲まないことも有り。 博多にはペットの犬を連れてきているので、ワンコの食事作りの為に公演後はウィークリーマンションに直帰する為(ペットOKな物件は品薄で探すのが大変だったらしい)博多の美味しい食事処に行けていない。
? = 今滞在しているウィークリーマンションは奥様シルビアさんチョイスの物件との事で、屋上にジャグジー付き、1階にはミネラルウォーターの給水所があり快適生活♪だそう。
= 三食付きの自宅通勤。 「博多の美味しい食事処ならお任せください!」 平方くんのお父様が明太子パンとガーリックパンを楽屋差し入れた事があり、高嶋さん+瀬名さんに大好評。「また宜しく♪」「父に言うときます(←博多弁)」

Q 一番重い衣装と鬘はどれですか?
= 衣装は一幕ラスト、鏡の間のシーンでの白いドレス。 鬘は戴冠式での王冠+鬘でかな~り重いとのこと。
三択クイズです。 マダムヴォルフの館でマリーはなんと叫んでるでしょう?
答えはフランス語で「いらっしゃいませ」の意味。 出題者の清志郎くんは「べっこう飴」と聞こえるそうです。
最後にお一人づつご挨拶があり、平方くんが…これはトークショー全般においてなんですが「とにかく地元で公演出来る嬉しさ爆発!といった…ちょっと舞い上がってて会話が上手くまとまらない感じがほほえましかった」です。

アフタートークショー(春野×石丸×石川)【博多座】

夜の部終演後、治田敦さん(@グリュンネ伯爵)の司会で、春野寿美礼さん石丸幹二さん石川禅さんが登壇。
冒頭の挨拶では、博多っ子の血湧き肉踊る夏祭り【博多祇園山笠】(この日は“追い山ならし”)を横目に来場した観客に御礼。 私はお櫛田さんで4番山まで見届けてから博多座に行ったんだけどね。 やはり他県の方には、締め込み姿の群衆が奇異に映るんでしょうね? 必ず「尻・尻・尻がぁ~」という言葉を耳にしますが、治田さんも。 でも“ふんどし”というと山男衆に怒られますばい。 あれは“締め込み”と言います。 子供の頃から祭りに親しんでいる地元民は、な~んの抵抗もありませんが…だって、綺麗やろ?
博多座サブちゃん公演に触れるなど前置きが長くなっていると、下手ドアから禅さんがヒッョコリ顔を出してニッコリ。 タドタドと上手席に進み出て…春野さん、石丸さんが続いて着席。 春野さん、石丸さんはお二人とも寝室のシーンの衣装に、禅さんは一幕最後の衣装で「二人とも仲イイね!」と一人だけ違うのでスネてるご様子。
ちびルドの山田瑛瑠くん坂口湧久くんからの質問に答えるという形で進行

Q 犬と猫、どっちが好きですか?
春・丸・禅 = 犬(自宅又は実家で飼っている)
Q お休みの日は何をしてますか?
= 先日の休演日に自分で調べて温泉地に行ったが、地元民の為のスーパー銭湯みたいな所で失敗した~(私らしいとの事)。
= 美味しい食材を求めて街を徘徊。 象印“おかゆメーカー”をホテルに持ち込んで炊いてる。
= 太宰府天満宮に行って梅が枝餅を食し満足♪
Q 俳優になりたいと思ったのはいつですか? 辞めたいと思ったことはありますか?
= 【志】中3?で初めて宝塚に接し「私はあの舞台に立ちたい」と思った。 【辞】2番手、3番手を経験せずにトップになったので「周囲に認めてもらえるように5年間はやってみよう!」と自分の中で決めて務めた為、宝塚時代に辞めたいと思ったことはナイ。
= 【志】声優になるつもりが当時は専門の養成所がなかった為、新劇系の劇団に入団。 ミュージカルはミスサイゴンが初めてで、人前で歌う快感に目覚めてそれから研鑽を積んで今に至る。 【辞】5年前と同じダメ出しをされた時。 その間成長をしていなかったのかと酷く落ち込んだ。
= 【志】歌を唄う仕事に就きたくて劇団四季へ。 【辞】歌しかやってこなかったので、とにかくダンスが大変で苦労した時。(CAT’Sが顕著だった様子)
Q 舞台で困ったことはありますか?
= 書類にハンコを押すシーンで勢いよく飛ばしてしまい、皇帝である事を忘れて“石川禅として”慌ててスタコラ拾いに行ってしまい、家来から注意された事。
グリュンネ伯爵が「バート・イシュル行きの“バス”がお待ち申し上げております」とミスった時、笑いをこらえるのが大変だった。 彼を“将軍”と呼んだ事もあり。
Q お化粧にはどのくらい時間がかかりますか?
= 劇団四季【美女と野獣】で野獣を演じた時に匹敵する1時間くらい。 「あれも大変でしたからねぇ~」 マニキュアを2回重ね塗りして…手の甲にキラキラを描いて…パタパタして乾かす(女の人は大変ですね~)
個人的には、丸ちゃんと治パパの伏せたところで明白な「すぐ近くのあちらの劇場」の劇団四季時代の辛口な話しが聞けたのが楽しかったです♪(【美女と野獣】治パパ@ルフウで共演) 「いろいろありましたね~」「大変でしたね~」(爆!)
2回公演後のトークショーとは演者には大変お疲れのところでの楽しい時間ではありましたが、これが販促に繋がっているのかは謎。 とは言え、お三方の穏や~かな空気感に触れ、俳優さんも作品も更に応援したくなったトークショーでした。

三銃士+トークショー【博多座】

実は私、三銃士のお話を全く知りません。 NHK人形劇を何回か観た事はあるのですが…トータルでど~ゆ~物語なのか?が全く分かっておりません。 …のくせに、先月までの帝国劇場での情報を一切入れず、本日観劇(実は配役さえ、観ながら確認する有様) 唯一確認して認識して楽しみにしていた吉野圭吾さん@ロシュフォールが怪我のため降板。 原慎一郎さんの代役が発表され、今ひとつ士気があがらず博多座に足を運んだものの、新作ミュージカルを観劇するのは久々なうえ、劇場の入りも上々な様子を目にして「お♪期待して良さそう☆」
たまたま取っていた本日ソワレですが、後にトークショーが追加されてラッキー♪(吉野さんも参加予定だったのに…と、ココでも残念!)
舞台美術、すごく大掛かりですね~! …ってこれはオリジナルそのままですか?(パンフレットを購入していないので情報不足です) 随所に三銃士の三本の剣が象徴的に使われているアイデアが面白かった! 街の奥行き間とか、宮廷の空間とか魅入ってしまいました(が、王妃の部屋のつい立ショボ!と場面によって落差が激しいのは何故?) 船のシーンでは「ここは北島丸(サブちゃん歌唱【北の漁場】参照)のローリング手法を伝授してもらえば良かったのに~」と思ったり。 宝塚みたいに銀橋があるのには驚いた!(博多座のヅカ公演でも銀橋ってナイのに)
衣装は殆どが白っぽい淡い色味でフワフワしたものが多いので、悪チームの黒とシャープなラインが際立ち対照的でイイですね。 瀬名じゅんさん@ミレディのキャラがすごく立ってました。

曲はメインテーマ以外耳に残るものがなかったなぁ…という印象。 「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」、何度も発せられるキャッチフレーズですが、劇中それが体現されている感が薄い印象で「ん?どこが?」「え?何が?」とモヤモヤ感が残りました(このフレーズはやっぱ【ユタとゆかいな仲間たち】のものだよな!うん!)
井上芳雄さん@ダルタニアンが主人公なんですよね?(カーテンコール、最後に一人で出てくるほどのもの?) きっと彼の成長物語が軸となっているんでしょうけど、いろいろな“いきなり感”が雑すぎて終始全く共感出来ず
橋本さとしさん@アトス石井一孝さん@アラミス岸祐二さん@ポルトスという三銃士はミュージカルファンには魅力的なキャスティングかと思うのですが、な~んか各々のしどころがなく残念…ってのは全体に感じた事でした。 これは私が【三銃士】という物語に馴染みがナイからそう思うのか?というのは謎ですが「なんか…いろいろ残念」というのが観劇を終えての全体の感想です。 海外でヒットしたミュージカルを日本人キャストで上演する際の作品選びって…何が決定のポイントなんでしょうね?
アフタートークショー松澤重雄さん進行で、井上芳雄さん瀬奈じゅんさんシルビア・グラブさん今拓哉さんが登壇。 博多、博多座の印象や舞台での失敗談等ありがちな質疑応答は割愛して…公演期間中、瀬名さんは悪チームなのに一日警察署長をするとの事。 すでに敬礼ポーズが決まってました☆  あ!王妃は博多では芋焼酎をたしなんでいらっしゃるそうです。 松澤×井上の博多弁による「あ~ら、奥様!」的な博多座公演チケット販促コントを…横目に水分補給する他三人の対比が笑えました。

團十郎が語る 歌舞伎の世界【アクロス福岡】

九州市民大学、2月の公開講座の講師として十二代目・市川團十郎さんが登壇。 昼夜2回講演のうち、会場となったアクロス福岡のシンフォニーホール、私が参加した夜の部では1階はほぼ満席。 以前、福助さんが講師の時に行って以来二回目の参加となりました。
薄いうぐいす色?のお着物をお召しで登壇の團十郎さん。 「成田屋~!」と聴講生から大向うもかかりニッコリ♪「この度は息子の海老蔵が婚約をしまして…」という挨拶で会場より拍手でまたしてもニッコリ。 やっぱりなんだか多らかな愛嬌がある…というと失礼ですが、なんか暖かい感じのするお人柄が好きなんだよなぁ~、團十郎さん。
團十郎が語る 歌舞伎の世界】と題したものでしたが…市川團十郎家を初代~当代まで『どういう人物でどういう役を得意とした役者だったか』という事を延々と語って終わった…という印象のモノでした~冷や汗
…なので、公演内容は成田屋の公式サイトに記されている通りなので省略。
要は『役者自身の事を知って歌舞伎を観るとより面白い』って事をおっしゃりたかったのかと汗
とりあえず参加の記録として。