十二月大歌舞伎・夜の部【歌舞伎座】

神霊矢口渡
梅枝さん@娘お舟と松緑さん@渡し守頓兵衛は共に初役との事ですが、凄くイイ! 梅枝さんさんは『一見おとなしくて控えめそうなんだけど、強い意志をもって行動に移す女性』を演じたら凄くハマる方なんだな、と認識。 歌舞伎演目でありがちな「一目惚れでそこまでするかよ!」という突っ込みを弾き飛ばす行動力は、強欲非道な父親に立ち向かっていくには充分であり、人形ぶりも見事!

本朝白雪姫譚話
実は今回の遠征【歌舞伎版“風の谷のナウシカ”】観劇が目的だったものの…チケット取れずに断念。 そこへ『玉さんが白雪姫!』という朗報を得て、やっぱり遠征となった経緯が…。

継母は児太郎さん@野分の前(25才なのに69才の母親役って!その69才が16才役って!←そこが歌舞伎だ!)は、何度も自分の美しさを梅枝さん@鏡の精に尋ね、地団駄を踏む様は滑稽で笑いを誘い、また段々と狂気を増してくる様は解りやすかった。 対して梅枝さん@鏡の精の硬質な感じもまた良き◎ 二人の掛け合いと鏡写しの舞踏は美しい☆ 

玉三郎さん@白雪姫は、ちょっとこそばゆくなるほどのポワポワとした天然の可愛らしさを振りまき、そのちょっとズレされ感じられる受け答えの様に笑いも起こる…というキャラクター設定に驚く。 白雪姫のライティングが「かぐや姫か?!」と突っ込んでしまうほどのキラキラ具合で、そこは…ちょっと…なんだろう?“美少女戦士の変身もの”を連想してしまったのは何故だろう?

七人の小人は子役さんたちが大活躍! セリフや踊りやなかなかのボリュームで、おばちゃん、大変感心させられました!

演目として、ここまでメルヘンな演出とは思わず戸惑ったものの、児太郎さんの達者振りに感嘆した観劇となりました。
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