大人のけんがが終わるまで【博多座】

久し振りにストレートプレイを観た。 「うん、そうストレートプレイってこんなんだったよね」って感想(何ソレ?)突然始まって、突然終わり「あれ?これでお終い?」ってなる、アレですよ。 うん。
本当はもっと小さな小屋で上演されるであろう作品で、各々が激しく自己主張し、バタバタと畳み掛けるセリフの応酬は聞き逃すとストーリーの背景が?となる危険性あり。 舞台美術もこじんまりながらも、最低限で観客にそのイメージを伝えるのには十分。 洗面所の使い方は面白かった! しかし、博多座で上演されなければ観なかったであろう作品だな。

以下、キャストの感想。

鈴木京香さん@アンドレアは、声が低くてこもっている印象だったけど、舞台でもハッキリ聞き取れるセリフまわし。 さすがデビュー当時はモデルさんだったというプロポーションで立ち姿も、生足美脚も美しい。
北村有起哉さん@ボリスは“男の色気”どうだ!ってな感じで、大人のどうしようないグダグダ感と“でも放っておけなくて惹かれちゃう”、不倫は間違いなくしてるだろう…な、男性を好演。
麻実れいさん@イヴォンヌは、いつもキリリと“舞台女優”然としたお姿の印象が強いだけに軽い認知症の白髪老女で衝撃的な怪演! 全員を振り回しちゃう困ったさんながらもチャーミングで素敵。
藤井隆さん@エリックは、マザコン設定だけど…どうやっても“藤井隆”だった。
板谷由夏さん@フランソワーズはスパスパ煙草をふかす様が印象的でストレスの塊って感じ。それがいつ爆発するのかハラハラさせられるのはさすがの空気。 髪型のせいか?フランソーワーズ感がなく“純日本人”たった(見た目ね)

キャスト
アンドレア:鈴木京香/ボリス:北村有起哉/イヴォンヌ:麻実れい/エリック:藤井隆/フランソワーズ:板谷由夏
劇場
博多座
日時
2018.8.5(日曜日)/16:00〜