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秀山祭九月大歌舞伎・昼の部【歌舞伎座】

初代吉右衛門さんの俳名の“秀山”からその名を取った【秀山祭】。 昨年の9月に続いて今年で二回目となりまして、当代吉右衛門さんの奮闘公演を楽しみに今年もお江戸上がりとなりました。
今回も都合上、昼夜1日通し観劇…だったのですが、つ、疲れた~汗 いつも以上にヘヴィでした~汗 …というのも1つ1つの演目の上演時間が長い上、集中力を要する狂言立てだったからかと。 出演役者は豪華!演目も見応え充分!…なのに、何故かしら地味な印象だった(私は!)のは、不思議~。

竜馬がゆく

ニヤリ歌江さん司馬遼太郎のベストセラー小説をベースに、坂本竜馬が勝海舟に出逢う迄を描いた新作歌舞伎。 染五郎さん@龍馬は3年前にテレビ時代劇でも演じていらっゃる上、新作という事で…昼の一演目ながら、ズシンと見応えのある「日本の夜明けが見えるぜよ!」というような爽やかでスケール感のある幕切れが印象的に好演。
染五郎さん@竜馬は、ヒョウヒョウとして人懐っこく真っすぐな夢見る若武者、という感じがとても良く出ていて、コミカルなやりとりでは客席の笑いを存分に取る楽しさ。 ただ、いつも思うのが、声をツブシやすい方のようで?今日もいささか聴き辛かったのが残念。
武士の格好をさせたら歌舞伎役者の中ではNo.1じゃないかしら?と個人的には思っている歌昇さん@桂小五郎、そして、最近次々と大きなお役で好演を重ねていらっしゃる歌六さん@勝海舟がどっしりと構えて、これから大きく動きだす日本の未来の船出を感じされる…またこの続きを観てみたい!と期待させる幕切れとなっていて面白かった♪
他には歌江さん@すぎの細かい演技にクスッと笑わされ、宗之助さん@池田寅之進の立役に驚く! 宗之助さん自体を久々に拝見したのですが、立役でも前髪と四天王、所化くらいしか拝見した事がなかったので、こんなタイプの若武者のハマりっぷりと、その声の良さに感動~! 種太郎くん@中平忠一郎の儚い感じも◎
特筆すべきはラストの舞台美術。 勝海舟の屋敷~桂浜~夜明け…というこの居所変わりは素晴らしかった~拍手

熊谷陣屋

残念ながら見所のひとつである、花道の出が見えるお席ではなかったのですが…ズッシリとドッシリと拝見。 印象としては吉右衛門さん@熊谷直実人情厚い人物像が滲み出ているような。 表情の下に感情をグッと押さえてポーカーフェイス…な直実を演じる方が多いと思うのですが、吉右衛門さん@直実は、わりと気持ちが表情に出ていて解り易い。 陣谷に押しかけてきた福助さん@相模に対する反応と対応とか、我が子を犠牲にしてしまった悲しみとか。 僧形となっての花道の引込み「十六年はひと昔…。夢だ…」とその場で泣き伏してしまいそうな表情と絞り出す声で、胸が締めつけられました~悲しい
福助さん@相模は、今まで拝見したどの相模よりもかなり積極的な…この当時の武将の奥方としてはかなりアクティブな印象を受けました。

二人汐汲

私、実は【汐汲】って観たことナイんです~。 写真などでは頻繁に目にする機会があるのに、何故だか…で、今回を通常版と比較は出来ないのですが、目に美しく楽しめる舞踏ですね。
今回は玉三郎さん@松風福助さん@村雨の海女姉妹。 どちらも腰ミノと塩汲み桶がなかったら白拍子のような美しさで、とても海女には~汗
この美人姉妹に愛された在原行平って一体どんなに魅力的プレイボーイだったんだろう?と想像しながら観るのが楽しかったです♪

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  • マリー・アントワネット(2018.9.14〜30)
    ●昼の部
    12:00〜15:00
    ●夜の部
    17:00〜20:00

  • akko-3(あっこさん)
    歌舞伎・ミュージカルを中心に舞台観劇好きな福岡市民でリゾートダイバー
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