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ウィキッド【電通四季劇場・海】

昨年10月に【ウィケッド・USJ特別版】を観たのですが、こんなにも早く本編が日本で上演されるとは嬉しい驚きでした。 劇団四季での日本語表記は【ウィキッド】になるんですね。 BW版のCDをUSJで購入してずっと聴いていたので、まず日本語の歌詞に衝撃が~! 自分のつたない和訳では理解できていなかった部分も「なるほど~、合点!」な部分もあり、「その訳はあんまりなんじゃ~」な部分もあり…で、そういう発見も楽しかったです。
結局、観劇前に原作【オズの魔女記】を読まなかったので、ストーリーに関してはいくつもの驚きがあり、中でもエルファバとフィエロの愛が悲しく印象的でラストに繋がっていく運びの…物語の余韻は素敵。 根底には異質なモノへの排他的な感情、権力への恐れ、人間の屈折した心や野心…など、物語の主幹である“二人の魔女の友情物語”に付随する様々なテーマが絡んでいる奥深い作品という印象を受け、『イイ事をすればイイ事が起こる』『イイ人には幸せが訪れる』という単純明快なものではナイ、人としてのあり方・考え方を問われる大人な向きの作品ではないかと思われました。 また観劇回数を重ねたり、観劇した時の自分のその時の心理状態によって、心に響いてくるテーマが違ってくるような…そんな印象を受けました。フィエロ&エルファバ
初見の今回は、全体を把握したかったので2階最前列センターで観劇したのですが…これが大正解☆ ステージ上部のドラゴンは目の前で豪快に動くし、両サイドの柱からの登場も見逃さす事なく、床に当たる照明の美しさも余す所なく堪能。 今回は四季の演目では珍しくセリを使っての登場があったり、殆ど暗転がなく次々と場面が展開する様は違和感なくスムースで見事! エルファバも目の前をフライングして迫力満点~♪
USJで観ていてお気に入りだった各キャラクターの衣装は“左右非対象なデザイン”である事は今回初めて気が付きました。 これは観客に非現実な世界に居る事を連想させる意図があるらしい…。 改めてシズ大学の制服、それぞれビミョ~に違っていてすっごくお洒落で大好き☆ グリンダの靴コレクションも、ひとつひとつじっくりデザインチェック、したかったなぁ~。 小物のひとつひとつ細部にまでこだわったデザインセンスが◎な演目ですね。 キー・カラーであるエメラルド色がベースになって、お伽噺の世界に誘ってくれる素敵な空間☆

俳優さんについて以下…
沼尾みゆきさん@グリンダ
劇団四季での上演が発表された時、一番謎だったのは「グリンダは誰が演じるの?」でした。 歌の実力から言えば納得のキャスティングでしたが、正直舞台を拝見するまでは…。 しかしさすがプロ! キュートさ全開でグリンダを嫌味なく演じ、近年大役に抜擢され続けている沼尾さんの実力をみた!という驚きがありました。 ただセリフは開口を重視する為か、棒読みチックな…あの四季独特のセリフまわしの違和感が拭えず残念。
濱田めぐみさん@エルファバ
対して「エルファバは間違いなく濱田さんがくるだろうな」と確信していたキャスティング。 歌はやっぱりこの人は本当に上手いなぁ…と改めて感心し、そしてそれ以上に芝居の上手さに感動。 歌にキャラクターの心情がちゃんと乗っている…とイイますか、歌がちゃんとセリフになっている…とイイますか。 今、すでにこの完成度なのにこれからまだまだ進化するのでしょうから、恐ろしい子…(白目)。 生まれた事から差別を受け続けて心を閉ざした少女、自分の感情の変化に戸惑いながらも友情や愛に揺れる女性、再び迫害に遇う怒りと哀しみにさいなまれる魔女。 感情の変化が表情でも絶妙に表現されていて素晴らしかったです。
小粥真由美さん@ネッサローズ
エルファバの人生を左右する重要なキャラクターなのに…弱い。 表情と演技が平坦な印象なので、エルファバのネッサへの反応が大袈裟に思えるほど。 終始車椅子上での芝居なのでもっと感情豊に喜怒哀楽を表現した方が…という印象。 このキャラクターは歌よりも芝居重視でお願いしたい!…とは言い過ぎですか?
李涛さん@フィエロ
チャラチャラしたプレイボーイ…という感じは薄く、最初から真面目で誠実な印象が~。 なのでエルファバとの愛を知って成長していく過程が今イチ弱いものの、ラストの包容力には涙、涙。 セリフも歌も安定していて、カッコイイ王子キャラはヴィジュアル面でもハマってます。 前半の軽薄さをもう一息!
この演目、好きです! 通える環境なら通っちゃうだろうな…と思います。 次回の観劇がまた楽しみです~♪

青い旗キャスト
グリンダ:沼尾みゆき/エルファバ:濱田めぐみ/ネッサローズ:小粥真由美/マダム・モリブル:森 以鶴美/フィエロ:李 涛/ボック:金田暢彦/ディラモンド教授:武見龍磨/ オズの魔法使い:松下武史

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    ●夜の部/17:00〜20:15

  • akko-3(あっこさん)
    歌舞伎・ミュージカルを中心に舞台観劇好きな福岡市民でリゾートダイバー
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