大ギンギラ博覧会2007 流通戦争スペシャル【西鉄ホール】

昨年秋に続いての【ギンギラ大陽’s 10周年記念公演】第二弾。 今回は天神~博多の流通30年史と今後の展望が題材。 当初90分の予定が内容を盛りに盛り込んでの4部構成120分の上演時間に!
恒例の上演前撮影大会では、今度北天神に大阪のダイエーが鳴り物入りで出店する!という事でそれを迎え打つ新天町の老舗店舗キャラがズラリ登場。 「私は○○です」と店舗名を名乗ってくれなきゃ…正直判らないのはご愛嬌。 私、ランドセルは祖父にこの新天町の大隈カバン店で買ってもらったので、ランドセルを背負ったピンクのウサギ・大隈カバン店さんを懐かしくパチリ☆
以下の4部構成タイトルは私が適当に付けたもので、構成内容の記憶も前後していると思いますが「おおよそ、こんな感じの構成だった」という事で、悪しからず!

第1部【迎え打つ!ダイエー】

1973年4月1日、大阪商人ダイエーさん北天神に進出。 前進が呉服店の福岡松屋さんはマツヤレディスという女ビルとしてダイエーさんに寄り添って再出発。
迎え撃つ天神の老舗商業店舗は郷土愛を強調しながら対抗するが、ダイエーさんは必死に福岡に溶け込もうと「球団が欲しいといえば買ってやり、球場が欲しいといえば作ってやり…」と涙ぐましい努力と投資で福岡の地に根を張っていく…が、しかしそれが経営母体の体力を奪う結果になり、今現在では、という気の毒な現状を披露。

第2部【博多から天神へ。そして博多で新たな誕生】

博多から天神へ意を決して進出した博多大丸さん。 天神とはいえ、賑わう北天神を横目に南の端に居を構えたうえ、ターゲット設定に難ありで苦戦を強いられる。
しかしかつて博多で一緒にしのぎを削った玉屋さん井筒屋さんの叱咤激励を受け…今では『天神の中心は南へ移動』という時流にも乗り、エルガーラという娘も出来、“マダム大丸”という勝ち組へ。
一方、博多では女ビルの鏡・玉屋姐さんの廃業と悲しいニュースもあるものの1996年にキャナルシティ博多のオープン、1999年に博多リバレインオープンとニューフェイスの誕生も。
大塚ムネト@福岡シティ劇場

第3部【負け組から勝ち組へ、勝ち組から負け組へ】

福岡一の老舗百貨店・岩田屋さん。 三越さん福岡進出に備えてZサイドを誕生させるも、大誤算により本体の経営に大きな打撃を与える結果となる。 そこで西新岩田屋くん、久留米岩田屋くんの兄弟が本店の兄さんを助ける為に尽力し、今現在の再生までの軌跡を辿る。
また一方では、エレデ博多寿屋さんユニードさんもダイエー帝国に潰される悲劇が訪れるが、そのダイエー帝国もまた外資系からの攻撃を受け弱り行く現状の悲哀を描く。

第4部【これからの流通戦争】

博多駅の建て替えに伴い、駅ビルから撤退する事になった井筒屋さん。 新たに入居が決定した阪急百貨店さん東急ハンズさん
『天神に秋葉原を!』をキャッチコピーに1989年にオープンしたユーテクプラザさん。 その後ジークス天神と名前を変えながら、自身のキャラ設定に迷走するも、LOFTさんの進出が決まりようやく安泰となるか?!
…という今現在発表されている流通業界のニュースを紹介
ギンギラ大陽’sで好きなのは…もちろん『地元民にしか判らない地域ギャグネタ満載』なんですが、いつもならそこに“ホロリ”とさせられる、先人の苦労や頑張りを教え伝え、郷土愛を強く感じさせてくれる事に私は大きな魅力を感じていたのです。 が、今回は『ここ30年くらいの福岡流通戦争』という事に絞っている為か「すでに知っている」という部分が多いうえ、「へぇ~っ」という新たな気付きがなく、お笑いに徹した感があり…4部構成にした意味、緩急がなくちょっと途中から飽きてしまったのは残念(私は)。 次回に期待!!
パソコン ギンギラ太陽’s OFFICIAL WEB SITE
カメラ 観客全員で“IMS”記念撮影!(私、ちゃんと写ってマス)

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