夢から醒めた夢【福岡シティ劇場】

初日は自分でビックリするくらいボロボロ泣いてしまいました悲しい 今までこの作品を観て、もちろんウルッとくる事はあれど、ココまで泣いた事は皆無だったので事前の心構えもなく…軽く動揺。 何が、どこが…そんなに涙に作用したのか?すごく謎。 自分の身辺や環境を振り返ってみても今回特別に共感する部分があった訳ではナイんですが。 でも、何故か遊園地のシーンでピコの周りをローラースケートチームがぐるぐると回る、あの楽しくて華やかなシーンで何故だか早くも涙腺決壊。 ビックリ。
吉沢梨絵さん@ピコは以前拝見した時よりも格段に上達されている印象で『吉沢さんはピコを演じる為に劇団四季に入団したんだろうなぁ』と思ってしまうハマりっぷり。 前回は過去に演じた方の演技をなぞっている感がすご~く感じられて、コミカルな部分も「あ、○○さんっぽい」と、どうしても感じてしまったのですが、今回は“吉沢ピコ”でした。
【誰でもないあたし】なんて、すっごくドスがきいていてコミカルでキュート☆ マコの為に、メソの為に、皆の為になんとかしてあげたい!(私は『○○してあげる』というおごった言い方が大嫌いなのですが)という「どっから来るんだ?その奉仕精神は?!」と、ピコのあまりのイイ子ちゃんぶりが、私、この作品でちょっと引いちゃう部分だったのですが、嫌味なく“心優しく元気で明るい女の子”でした!
花沢えりかさん@マコは幽霊感た~っぶりの登場が◎! 歌がウマ~なので織笠里佳子さん@ママとのデュエットは本当に心地良く耳に届いてきて、別れのシーンでは覚悟していたとはいえダダ泣きでした。
マコとママの歌の上手さは感動に比例するなぁ~と、すごく感じた今公演でしたが… この母娘、歌ではものすっごく情感溢れるものの、表情が乏しいのはなんとも残念!
そして予想外の登板に嬉しい驚きだったのは野中万寿夫さん@デビル! この作品を知り尽くしている野中さんならではの工夫が随所に…というと何様な言い方ですが、独自のデビル像で「あぁ~、そういう切り口があるんだ~」という楽しさがあり、歌はもちろん聴かせてくださいますし、なんてったってビジュアルが綺麗?! 役者さんって、スゴイ…。
吉原光夫さん@ヤクザは今公演で初めて拝見。 すごく涙もろくて根は優しい男なんだろうなぁ…と思わせられるヤクザ。 見た目若くてカッコいいですから、生前はさぞ格好つけて世間にイキがって…という様がよく理解できる好演。 演歌調、かなり頑張っていただきたいっ!!
今公演を拝見して、改めて良く出来た素敵な作品だなぁ…と思いました。 全ての世代に対して重要なメッセージが込められているなぁ、と。

観劇した日のキャストを自分の記録の為に以下↓

青い旗3/1・初日キャスト
ピコ:吉沢梨絵/マコ:花田えりか/マコの母:織笠里佳子/メソ:飯村和也/デビル:野中万寿夫/エンジェル:有賀光一/ヤクザ:吉原光夫/暴走族:西尾健治/部長:田中廣臣/老人:維田修二/老婦人:北村昌子/夢の配達人荒川 務

青い旗3/20・キャスト(リハーサル見学会)
ピコ:吉沢梨絵/マコ
花田えりか/マコの母織笠里佳子/メソ:飯村和也/デビル:野中万寿夫/エンジェル:有賀光一/ヤクザ:吉原光夫/暴走族:西尾健治/部長:田中廣臣/老人:維田修二/老婦人:北村昌子/夢の配達人:下村尊則
※カーテンコールのリハーサルを見せるって…どうよ?

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