風と共に去りぬ【博多座】

1987年からスカーレットを舞台で演じている大地真央さん。 2001年にミュージカル版なってからも引き続き…という持ち役で今回は3年振りの再演との事。
大地さんの舞台は、博多座で【ローマの休日】【マイ・フェア・レディ】【サウンド・オブ・ミュージック】…といずれも主役で拝見しましたが、この【風と共に去りぬ】のスカレーットが一番合っていると思いました。
恥ずかしながら私は原作の読破は遠い過去に挫折したまま汗なのですが、映画では繰り返し観ていますので、スカーレット像の基準はやはりビビアン・リー。 それからしますと、キャラクターの持つ勝ち気さ、気丈さ、自由奔放さ、そして凛とした美しさはどれを取っても大地さんはピッタリで納得させられます。
けど…けど…、いつも通りやっぱり“大地真央”でした汗汗
♪マグノリアの花が咲いているわぁーーーーーっ♪ 耳から離れないっ冷や汗
作品としては、ご覧になった方からの評判はあまり芳しいものではなかったのですが、以下、自分の目で観て…の感想を。
映画をベースに観劇すると、実に忠実に再現してあり、感心させられました。 舞台美術も数々の名シーンとして印象的ものが形となっている事に驚き、特に【火の海の中から馬車で脱出】の迫力と【ラストシーン】再現は見事!
衣装は…さながら“大地真央ファッションショー”。 全部で何着なんでしょうか?! 同じ色でも微妙にデザインや髪型が違っていたり…と目に楽しい♪
スカーレット衣装
しかし…作品全体として観た時“ミュージカル”というよりは“音楽劇”という印象。 一曲として耳に残る曲が…なかったです。 『日本人が作った曲に、日本人が書いた詩で歌う』というセールスポイントでしたが、耳と心には…ス~ッと通り過ぎる感じで、引っかかりがナイんですよね。 ミュージカルを観た後って、大抵その曲が頭の中でグルグル回って、思わず口ずさんでしまうのですが…皆無汗
今井清隆さん@レット・バトラー
この作品に置いてのキャラクター描かれ方が弱いんだと思います。 ヴィジュアルはレット・バトラーではあるけれど…あるけれど、弱い。 その歌声は絶好調で聴かせてくれるものの…その楽曲のせいで、耳に残らない。 今井さんは悪くない、んだと思います、多分。
杜けあきさん@メラニー
博多座では【サウンド・オブ・ミュージック】で大地&今井さんと再度共演でご出演ですよね。 本当にお綺麗で見とれちゃいます。 宝塚時代にレットとアシュレーを演じた事があるだなんてビックリ! メラニーのもつ“清楚で控えめでありながら芯の強い女性”という像を好演。 今舞台で一番印象に残りました♪
岡幸二郎さん@アシュレー
臨終の床にあるメラニーに意気消沈する様が素晴らしかったです。 あの姿を見たら、そりゃスカーレットも目が醒めるわな、って感じの弱さで。 もっと歌を拝聴したかったな~。

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