宝塚歌劇宙組公演【博多座】

『8月の博多座はタカラヅカ』は、もはや定番ですが…以前は各組がローテーションで来ていたはずが、いつの間にやら崩れて「あれ?また宙組?」な印象(って、私のヅカに対する記憶はかなり怪しいですが)
今公演は、貴城けいさん&紫城るいさん(Wキャッスル←私、命名)…と新主演コンビ博多座で初お披露目公演!という事で、遠征組も多いのではナイでしょうか?
ヅカ知識が乏しい私、実は貴城けいさんというジェンヌさんの存在は前から知っていました! なぁ~んでか?っていうと、某育毛剤の新聞広告にずっと以前から出ていて「なんで現役ジェンヌがこの商品に?!」と激しく気になっていたのです。 何かの付き合いか? はたまた創業者の孫か?…とかいろいろ考えたりして。 そんな気になっていた人が、まさか男役トップスターで博多座に、おらが街にやって来るとは~! ここ2年の博多座公演を観て「私、やっぱヅカは合わない」と思っていたのですが「今年は観たい!」と珍しく意欲的に観劇。
いつもは一部【お芝居】+二部【ショー】の構成の博多座ヅカ公演でしたが、今回は通しで1本のミュージカル。 私的にはたっぷりと芝居が観れて楽しかったのですが…せっかく初めてのトップお披露目公演なのに、大階段で羽背負って出てくる例のフィナーレがナイのはWキャッスルご自身も、ファンの方も、ちょっと物足りないのではないでしょうか?
実際、ヅカ素人な私はアレを観て「嗚呼、タカラヅカを観ているわ~☆」と実感するもの♪
さて芝居。 あのアメリカン・ポップスのシンガーソングライター・バリー・マニロウ自身が、自分の曲【コパカバーナ】をベースに創り上げたミュージカル・コメディ。
「ヅカって…ショーは綺麗で楽しいけど、芝居が苦手」だった私。 今回、ヅカのコメディって初めて拝見で…ヅカの芝居の見方がちょっと変わりました! 皆さん、芸達者!! 私が苦手とする歯の浮くような乙女ちっくなセリフの数々も、今回は“コメディ”というカラーで彩られていて楽しく、アドリブも含めて客席の笑いを自然にバンバンと取っていて、愉快♪
ショービジネスの世界を描いているだけに、劇中劇ならぬ劇中ショーが観られるうえ、演奏は生ビッグ・バンドでお得な気分
最初、下手からビンスポットを浴びて登場の指揮者さん。 生バンドを見て「おぉ~♪サブちゃんバンドみたい」と思っていたので、その人がてっきり「歌は世につれ、世は歌につれ…」というショーの司会者かと思ってしまいましたがなぁ~汗
貴城けいさん@スティーブン/トニー・フォルテは、歌に安定感があり、それでいて繊細な感じ。
紫城るいさん@サマンサ/ローラ・マールは私的にはちょっと苦手なブリブリの可愛さでしたが、度胸がすわった笑いを取っていらっしゃいまして(チューリップの布バックはツボ☆)、今後のWキャッスルのご活躍が更に楽しみなった方も多いのではないでしょうか?
そして…大和悠河さん@リコ・カステッリ。 大和さんは、もう何度目の博多座ですか? 私が唯一、顔と名前とニックネームを覚えてしまったジェンヌさんとなってしまいましたもの。 今年もようこそ、博多座へ~♪
“少女マンガで出てくる超美形の悪役”そのもののギャングで、役ぶりは大袈裟すぎる部分はあるものの…素直にカッコイイ! 「ヅカのファン心理が少し解ったような気がする」という印象で不覚にもクラッ☆と?! 歌がちょっと不安定で…違う意味でドキドキも。
遠野あすかさん@コンチータ・アルヴェレスは…芸能人・社交ダンス部の“杉本彩”か?!ってな拵え。 流暢になったり、突然たどたどしくなる言葉がかなりツボでしたが、コンチータという女性のもつプライドと悲哀が強く感じられて共感できました。 えっ?特に「おばさん」「年をとりすきだ」ですか?
蘭寿とむさん@サムJr.は絶妙のコメディセンス! 上手い方ですね~! 面白いキャラクター設定ではあるものの、単純に可愛くて面白くて嫌味なく演じていらっしゃって好感。
また機会があればヅカの別のコメディ作品を観てみたい!と思える楽しい舞台でした。
リコ&コンチータ
コンチータ リコ~、何か甘いものが食べたいわぁ
リコ さっき【鶴乃子】と【博多通りもん】食っただろ!まだ何か食べたいのか?
コンチータ 川端ぜんざい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください