博多ざ・んまい 博多ざ・んまい 博多ざ・んまい

金門五山桐 -石川五右衛門-【国立劇場】

今回の遠征は、まず劇団☆新感線のチケットありき!から他の観劇日程を組んだというもので、気が付けば偶然にも…歌舞伎座で吉右衛門さん赤坂ACTシアターで古田新太さん、そしてこの国立劇場で橋之助さん、という“三者三様の石川五右衛門”を観ることになった次第。 天下の大悪党でありながら、この三月に五右衛門を主役とした舞台が三つも開いている人気ぶりに改めて事にビックリ☆(計らずも三つ制覇する自分にもビックリ)
国立劇場前の桜はチラホラと開花してて、もう少し経てば皇居沿いの桜も満開で、舞台の五右衛門よろしく「絶景かな、絶景かなぁ~♪」だったんだろうなぁ…と、ちと残念。
国立劇場では34年振りの通し上演だそうすが、私自身は多分、初観劇(多分)。 石川五右衛門の生い立ち、その背景と目的等が初めて解って「ガッテン!」な部分もあり、人物像や物語の背景が深く解って観劇出来た収穫もあり。 しかし、通しという事で端折った部分も多いようで『○○実は○○』が、あの人もこの人も~、となるとあまりにも唐突に感じる部分も多く混乱してくる~。
総括としては「歌舞伎座さよなら公演に役者を取られたゃったかなぁ」と個々の奮闘は見えるものの座組の薄さがいかんともし難い。 彦三郎さん×亀三郎さん×亀寿さんの親子三人を同じ舞台で拝見するのは久々。 亀寿さんの女形も久々(華奢なんだけど顔が完全に男顔なんだよなぁ…) 橋之助さんの長男・国生君と三男・宣生ちゃんもご出演でしたが…昨日、歌舞伎座で久々に観て驚いた鷹之資君しかり「御曹司ども、ちょっと太り過ぎなんじゃ…」 気温なのか?湿度なのか?舞台機構なのか?ツケの音が割れ気味で、えらく大きく耳障りに感じたのは珍しい。

橋之助さん@宋蘇卿が紅い庵(←凄く色がキレイ!)で琴を弾くと掛け軸から白い鷹が抜け出て、息子・五右衛門にしたためた遺言を渡しますが、あそこまで大胆に差し金で鷹を操る様は初めて観ました! まさか一羽で花道引っ込みとは~!! 橋之助さん@石川五右衛門の山門にてのあまりにも有名なセリフは、五右衛門自身が処刑される賀茂川の三条河原の方角を見て言ってるんですね。 “散り際の美学”でしょうか? 宙乗りは定番のつづら抜け~鳥屋口から花道へと戻って行く珍しい手法もあり
小田春長の下で共に働いていた真柴久吉と石川五右衛門…という事で、扇雀さん@真柴久吉が五右衛門に出会って、突然態度が砕けてガラッパチになるのが面白い♪ 脇息に腰掛けるとはなにごとぞ~! 扇雀さん、三役で奮闘するも、どれも今ひとつ強く印象として残るものがなく残念。
浅葱幕前での大薩摩の演奏が下手側とは珍しいですよね! いつも思うのは三味線の足台って…三味線弾きが自分で持ってくればイイじゃん(って、何か意味があるんでしょうね)
瑠璃灯の下での大詰め立廻りの殺陣師は橋也さんと橋吾さんだそう。 大入りで斬って、三段上ってキメ☆
“石川五右衛門の通し狂言”と決して地味ではナイ題材で、相応の大掛かりなセットの大芝居…のはずなのに、何故かしら地味な印象がぬぐえなかった観劇でした。

関連記事

国立劇場おぼえ書き

蓮絲恋慕曼荼羅【国立劇場】

国立劇場の【歌舞伎脚本入選作】の上演はココ数年?3月に続けて上演されていた印象でしたが…ご贔屓役者さ

記事を読む

国立劇場おぼえ書き

通し狂言・伊賀越道中双六【国立劇場】

秋の国立では…ほぼ毎年?鴈治郎さんが意欲的な試みの舞台を見せてくれますね。 今年は【通し狂言・伊賀越

記事を読む

国立劇場おぼえ書き

堀部彌兵衛・清水一角・松浦の太鼓【国立劇場】

こちらも計らずも初日観劇となりました。 昨年【元禄忠臣蔵】も初日明けて間もない観劇だった為、プロンプ

記事を読む

国立劇場おぼえ書き

通し狂言・梅初春五十三驛【国立劇場】

国立劇場開場40周年記念として166年振りの復活通し狂言の上演! 江戸後期から明治にかけて、東海道

記事を読む

国立劇場おぼえ書き

花形若手歌舞伎【国立劇場】

『国立劇場新作歌舞伎脚本入選作品』という事で、その上演に至るまでは数々のご苦労があったんだろうなぁ…

記事を読む

国立劇場おぼえ書き

當世流小栗判官・第二部【国立劇場】

乍憚口上 段治郎さんが口上(ナビゲーター)。 登場人物達が寸劇形式で一部の見せ場を断片的に紹介する

記事を読む

国立劇場おぼえ書き

初春文楽公演・国性爺合戦【国立文楽劇場】

国立文楽劇場デビューです♪ 「一度、本場の専用劇場で文楽を観てみたい」と思っていたところ、年末恒例と

記事を読む

国立劇場おぼえ書き

通し狂言・加賀見山旧錦絵【国立劇場】

3月の国立劇場は、ほぼ毎年新作歌舞伎がかかっていましたが、今年は違いましたね。 しかし!翫雀さんはご

記事を読む

国立劇場おぼえ書き

初春歌舞伎公演「通し狂言・しらぬい譚」国立劇場

国立の“新春☆菊五郎劇団”の公演を観るのは久し振り♪ 館内も初春の飾りが華やかで素敵なのは『国立劇場

記事を読む

国立劇場おぼえ書き

霊験亀山鉾【国立劇場】

劇場でパンフレットを手にとり、まじまじと読んでいると『~亀山の仇討ち~』と副題があり、“仁左衛門さん

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    • 2018 (8)
    • 2017 (36)
    • 2016 (21)
    • 2015 (19)
    • 2014 (59)
    • 2013 (19)
    • 2012 (27)
    • 2011 (30)
    • 2010 (32)
    • 2009 (28)
    • 2008 (64)
    • 2007 (71)
    • 2006 (49)
    • 2005 (59)
    • 2004 (47)
    • 2003 (10)
    • 2002 (18)
    • 2001 (15)
    • 2000 (4)
    • 1999 (1)
  • 1789-バスティーユの恋人たち-(2018.7.3〜30)
    ●昼の部
      【平日】13:00〜16:00
      【土日祝】12:00〜15:00
    ●夜の部
      【平日】18:00〜21:00 
      【土日祝】17:00〜20:00

  • akko-3(あっこさん)
    歌舞伎・ミュージカルを中心に舞台観劇好きな福岡市民でリゾートダイバー
    詳細はコチラ
PAGE TOP ↑