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博多座文楽公演・夜の部【博多座】

待ってましたぁ~☆ 2年振り、5回目の【博多座文楽公演】です。

【解説:文楽を楽しもう】

「昨年は舞台にヘリコプターを入れる工事をする(←ミス・サイゴンの仕込み)…というので公演がなく、もうこのまま博多座公演はなくなってしまうかも~、と危機感を持っておりましたが、こうして無事…」と桐竹勘十郎さん。 やはり演者の皆さんもそう思われていたとは。 「お帰りなさいませ!」 今までは“人形遣い”→“太夫”→“三味線”のリレーで各々の方が道具を手に解説をされていましたが、今回は勘十郎さんがお一人スックと立って小道具は皆無のままトークのみ。 何度も観ている人はイイけど…ちょっと不親切な、物足りない感じがしました。

義経千本桜【 道行初音旅 】

2005年公演時に続いて二度目。 …ですが、前回は私“文楽を観るのは二回目”という事もあり、ただただ驚いていた印象が強く、今ひとつ記憶がクリアではありません。 博多座文楽公演5回目にして二度目の上演とは…どんだけ人気演目なのさ!と、改めて義経千本桜の人気っぷりに驚きます(歌舞伎公演では正直辟易汗
太夫さんが6名、三味線さんが6名のギュウギュウ状態で床からこぼれ落ちちゃうんじゃ…という豪華さ☆ 音に厚みがあってお腹の底に響く感じで耳に心地イイ♪ 「義太夫節って日本人のDNAに好きな音として刷り込まれてに違いナイ!」と確信。
勘十郎さん@佐藤忠信実は源九郎狐は鼓の音を耳にすると随所に出てしまう狐仕草のメリハリが効いていて、しかも細かく惹き付けられました。 人形でもあの“狐手”って言うんでしょうか? 指を手中に巻き折る形で首をカクカクと振ると“獣味”が増して、狐の本来の姿を表してしまうまでの間にテンション↑↑↑
吉田簑助さん@静御前は赤姫(ホントは姫じゃナイけどネ)らしい品のある愛らしさが素晴らしく、戸惑いながらも恐る恐る忠信の正体を試そうとする戸惑いが印象的でした。

義経千本桜【 河連法眼館の段 】

今公演、この四の切を一番楽しみにしていました! 鼓を得て喜びいさんで故郷の森へ戻って行く子狐の様子は、人形遣いさんが宙乗りで表現する…という映像を観たことがあったので、博多座でこの段の上演を知った時に「いゃったぁ~!!」とHEROESのマシ・オカなみに叫びましたよ、私。
まず、愛しい人にようやく会えた嬉しさに御簾内にテテテ~と大胆にかけよる静御前にビックリ! 「ちょっ汗人目があるだろ!」と照れを隠すように彼女をあしらう吉田玉志さん@九郎判官源義経のちょっとした慌てぶりが面白い♪
下手に鼓の望月太明勝さんがお一人で登場。 静の動きに合わせて鼓を打つ手法に「面白い見せ方だなぁ」と感心していたら…傍らに置いた鼓がバリバリと音を立てて破れ、狐忠信が出現! スゴイ!凄い!ビックリ~! “鼓抜け”という定番手法だそうですが、初めて観たものだから大拍手~☆
四の切ばかりは猿之助さんのケレン味には勝てナイだろう…」と思っていましたが、ごめんなさい! 凄いよ、文楽! 勘十郎さん@佐藤忠信実は源九郎狐の額に浮かぶ大粒の汗の奮闘ぶりと、左手遣い、足遣いさんのブンブンと振り回されながらも1つの自然な動きとして統制が取れている様に感動。 「猿之助さんは、この人形で表現している超人的な、非人間の動きを表現したかったんじゃないかなぁ…」と逆に思った次第。
楽しみにしていたラストの宙乗りは絵的にとても美しく、定式幕が引かれてからも拍手はなかなか鳴り止まなかったほど、客席は大興奮の四の切でした!!!

<h5″>新版歌祭文【 野崎村の段 】

とにかく「“おみつ”が激烈に可愛い~っときめき」 歌舞伎では人間国宝クラスの方が演じる事が多い大きな役の為“おぼこい村娘”というような初々しさがヴィジュアル的にど~にも苦しく「それらしく見える演技はスゴイなぁ…」と劇歴に裏打ちされた演技に無理矢理感動していたような~。 …だもんで「おみつがカワイイ!」ってこんなにも思ったのは初めてでしたし、彼女の可愛らしい健気さに「おみっちゃん、頑張れ!頑張れ!」と応援しながら観てしまった自分にもビックリでした。
桐竹紋寿さん@娘おみつ。 紋寿さんは博多座初お目見えで、最初目力の強さにご自身のお顔の方に意識が行きがちでしたが、そのいかついお顔(失礼!)とは対照的な愛らしい仕草のおみつに次第に釘付け! 大根は本物を使うんですね~。 スパッと葉の方を切り落とすとポーンと勢いよく放り投げる様に客席大爆笑。 また娘お染に対してあからさまに嫌がらせをしたり、対抗意識をむき出しにしたり…と、とにかく可愛くて可愛くてニッコリ。 化粧をしながら鏡で様子を伺う様の動きは…もう生きているかのよう。 引き戸の開閉バトルに疲れ肩でゼイゼイと息をする様には感嘆しました~☆
豊松清十郎さん@娘お染は育ちの良い、イイとこの娘さん風情が出ていておみつとの対比がハッキリと判って良かったです。
歌舞伎ではラストは大道具の素晴らしさに感嘆し、おみつの悲しみに心を寄せてしんみりと幕引き…なので、“船頭さんオンステージ”という、まさかこんなに楽しい演出が用意されているとは思わず驚きました。 楽しい♪楽しい♪
桐竹紋臣さん@船頭は勢いあまって川に落ちたり、ようやく舟にたどり着いて身を繕う様がいちいちチャーミング。 特に脇を手ぬぐいで拭く様が細かくて大爆笑☆
いや~、野崎村ってこんなに楽しい演目だったっけ?

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    • 1999 (1)
  • 市民檜舞台の月(5〜19日)

    ●昼の部/公演内容毎に異なる
    ●夜の部/公演内容毎に異なる

  • akko-3(あっこさん)
    歌舞伎・ミュージカルを中心に舞台観劇好きな福岡市民でリゾートダイバー
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