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レベッカ 【シアタークリエ】

ヒッチコック作品の中でも特に好きな作品なので、あのサスペンス作品がミュージカルってどんなになるんだ?!と興味津々。 “カラーで観れる”ってだけでも新鮮なのに、曲が付いて歌い踊っちゃうって…全く想像が付きません! 初のシアタークリエ観劇となりました。
開幕前から客席にさざ波がBGMで響いていて…ボリュームUPし幕開き~という導入がすごく好きでした(幕間も流れていたような?) 「狭い、狭い汗」と聞いていた舞台ですが、その空間を上手く切り取り、転換し…最大限有効利用していた印象で舞台美術とセットもまた然り。 あのボリュームで充分ではないかと。 ただレベッカの肖像画は真っ黒てはなく、きちんと描いていて欲しかったです~(そうすると仮想舞踏会のドレスの驚きが薄れるから?) 映画では、肖像画の顔が見えそうで見えない→レベッカってどんな女性?…って想像がもすごく膨らむ効果があったので、ちょっと残念でした。
全篇通して、とにかく大塚ちひろさん@わたしが可愛い! そしてこんなに歌も演技も上手かったんだ~と驚かされっぱなしでした。 まずあの金髪ヅラがこんなにも違和感似合う日本人も珍しいし、衣装がどれも可愛くてとってもお似合い。 おどおどした自信無さげな女の子から、マキシム・ド・ウィンターの妻として凛とした成長を見せる様は、背筋の伸びっぷりから眼の表情までその変化は見事でした。 今後のご活躍が更に楽しみになった好演!
シルビア@ダンヴァース
対してシルビア・グラブさん@ダンヴァース夫人は想像通りでしたが、不気味な威圧感と存在感を表すのが終始目を見開いてばかりの単調なものに感じました。 歌はさすがの迫力と上手さで好演だったのでなおさら演技はちょっと残念汗 脚本でのキャクターの描かれ方かと思いますが、もう少し『何故彼女がこれほどまでにレベッカを崇拝しているのか』という部分を見せた方が良かったのに~と思いました。 【何者にも負けない】だけでは、恋愛感情を抱いていたかのようにだけ聴こえてしまい迫力はあるものの説得力が今ひとつに感じたので。 ファヴェルとのシーンは意外でしたので面白かったです。
そして特に驚かれたのは伊藤弘美さん@ベアトリス。【何を悩む】では弟を想う姉の心境がズシ~ンと心に響き打たれホロリと来ました! 失礼ながら、こんなにも歌が上手い方がったとは~!という新たな驚きと、深い演技に感嘆。 どうやら私、今まで役不足での配役でしか拝見していなかったようで悔しいっ! 伊藤さん良かった~♪
その他キャストは…
寿ひずるさん@ヴァン・ホッパー夫人がと~ってもチャーミングで好きでした♪ 吉野圭吾さん@ジャック・ファヴェルは“これぞ吉野さん”って感じのハマり役…だけど、彼が歌うとどの曲も同じに聴こえちゃうのは不思議。 治田敦さん@ベンは難しい役回りなので「治田さんは…」という感じではナイのですが、サスペンスの部分にもっと強く食い込んで欲しかったな、と。 石川禅さん@フランク・クロウリーは、そもそも存在の必要性に「?」で、「イイ人に見せかけて実は…」な展開があるかと思いきやそれもナシ(WIW後遺症か?!) 山口裕一郎さん@マキシム・ド・ウィンターは…正直、違う人で観たかった。
総括的にはサスペンスの部分は弱まったものの【“わたし”の成長物語】としてて面白く観れました。 ミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイのコンビの最新作ではありますが…そこかしこに“お馴染みの曲調”が伺えた事は、逆に安心感があったようにも感じました。

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