ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ【Zepp福岡】

三上博史さん→山本耕史さん→森山未來さんと再演を重ねて、4代目のヘドウィグはミュージカル界から浦井健治さんの登板にビックリ! 映画作品もきちんと観たことがなく、おおよその筋をなんとなく知っている程度の私ながら、日本初演時から『舞台は観てみたいな…』と思っていたところに、浦井君の登板。 しかも福岡公演の会場はZepp福岡(地方公演は全てZeppってトコが♪) 絶対行く!

私、新しくなったZepp福岡に入るのも今回が初めてだし、1階フロアーに座席が並んでる状態の会場に入るのも初めてでワクワク。 本上演前には舞台上にバラバラとバンドメンバーやアブちゃんが登場し、観客に『今は撮影OK〜SNSへのUPもOK』アピール。

公演のポスター等のヴィジュアルで「何?!この浦井君の可愛さ!」と驚き、ゲネプロの写真を見て「あ、やっぱり可愛いと言えどもゴツいわ。男だわ浦井君」と思っていたら…舞台センターより飛び出た浦井くん@ヘドヴィクの可愛さにビックリ!(あれは舞台写真が悪い!ってか、メイクを変えたのかな?眉の印象が〜)ミュージカルと全く違うロックな唄い方にひとしきり驚き、「そうだ!メタルマクベス演ってたっけ」と納得(浦井×長澤Ver観てナイけど)。 めっちゃシャウトしてるのに、歌詞が明確に聴き取れるってスゴイ。 そして更に驚くのは、ほぼ一人でしゃべり続ける膨大なセリフ量、なのにすごく丁寧な芝居で、何様な感想ですが「浦井君、芝居上手くなったなぁ…」と感嘆しきり。 【笑う男】から、ジャンプアップで上手くなってませんか? でもってメイクがぐちゃぐちゃになっても可愛くて、綺麗な事の奇跡☆ 半裸は色白!しまってるんだけど、何故か柔らかそうな印象。 4代目のヘドウィグとしてキャスティングした人は凄いな!

終始イライラして、ふてくされて、不機嫌な様なのでアブちゃん@イツァークの役所が今ひとつ判りにくく、過去の演者ではどうだったのか?知りたくなった。カーテンコールでは役ではなく各々が“素”で出て来た、って事で良いのかな? いきなりドレス姿で主役の半裸メイクぐちゃぐちゃ健ちゃんよりも目立っていたのはアリなのか?(脚めっちゃ綺麗で眼福だったけど)

初めて接した形態の舞台だったので、いろいろと新鮮な印象だった☆

キャスト
ヘドウィグ:浦井健治/イツァーク:アブちゃん(女王蜂)
BAND(THE ANGRY INCH)
Guitar:DURAN/Bass:YUTARO/Drums:楠瀬タクヤ/Guitar:大橋英之/Keyboard:大塚 茜
劇場
Zepp福岡
日時
2019.9.11(水曜日)/19:00〜

私、新しくなったZepp福岡に入るのも今回が初めてだし、1階フロアーに座席が並んでる状態の会場に入るのも初めてでワクワク。 本上演前には舞台上にバラバラとバンドメンバーやアブちゃんが登場し、観客に『今は撮影OK〜SNSへのUPもOK』アピール。

路線なき戦い 2019年版 空に消えたロープウエー【西鉄ホール】

久々にギンギラ太陽’sを観劇。

劇団ショーマンシップからも客演を迎えた今公演は、台風5号の影響で一部交通機関がスップし、開演が少し遅れて始まる。完売だったはずの客席は残念ながら空席もチラホラ。
 
2017年に高島福岡市長がぶち挙げた『福岡スカイウェイ構想』。博多駅と博多港をロープウェーで結ぶ構想だったが、2019年の統一地方選挙を目前にあっさりと断念…と、この出来事が主軸の本作。 かなりの期待感をもって観劇に臨んだが、馴染みのレギュラー役者がちらほら不参加だったり、個人的には“今ひとつ”乗り切れなかった印象。 
しかしながら、福岡市内における昭和バスの冷遇具合には涙をそそる部分もあり?やっぱり“地元民にしか解らないあるある”が、満載なのは流石。
 
“天神ビッグバン”が続々と控えている福岡市内。 今後の作品に更なる期待大☆ やっぱり流通戦争ネタが好きだわ。

 

劇場
西鉄ホール
日時
2019.7.21(日曜日)/12:00〜

舞台「黒子のバスケ」 ULTIMATE BLAZE【福岡市民会館】

舞台「黒子のバスケは」2016年春から始まって、今作がラストの4作目!!(【1】2016年春=THE ENCOUTER/【2】2017年夏=OVER-DRIVE/【3】2018年春=IGNITE-ZONE) アニメ化の時も思ったけど、原作の最後までやり遂げる…って作品なかなかナイですよね? 舞台化、しかも黒子テツヤがアニメの声優・小野賢章さんが演じるって時点で、すっごく驚いたけど、まさかその後毎年舞台化され、原作の最後までやり遂げるとは!
【2】【3】は、ライブビューイングで我慢したけど、完結篇で…しかも大千穐楽が福岡で! これは行くでしょう!(小野賢章さんは福岡出身だし〜) 私【2.5次元ミュージカル】的なものは、黒ステしか経験がナイけど、いつもは「きっと観客の最高齢は私だわ〜」という感じだったけど、今回は先輩方が沢山なのも驚いた!

毎回思うことだけど「2.5次元役者の皆さんの再現率は凄い!!」 橋本全一さん@灰崎祥吾は完璧でしょう!!(客席でいじられてた人はなかなか厳しいよね〜) そして今回は青峰+桃井と共にほぼ解説役だったけど、鮎川太陽さん@紫原敦も改めて「ムッ君そのもの〜」。各々ご本人のキャラクターへの寄せ方も凄いけど、キャスティングの人、凄いなぁ…と。 黒羽麻璃央さん@黄瀬涼太の復活も嬉しく、「きーちゃんピッタリ♪」

今回は【ゾーンvsゾーン】や【赤司征十郎は二人いる】の表現を楽しみにしていたけど、照明デザインが素晴らしく「なるほど〜」と感嘆しきり! ゾーンに入った試合での演者のフォーメーションはまるで精密な殺陣を観ているようで、殺陣師?振り付け師?の凄さに感動☆

カーテンコールの挨拶では演者の皆さんは『やり遂げた!』という満足感と、『終わってしまった!』という虚脱感がないまぜの表情で、涙ぐんでいる方も多数。 小野賢章さんの挨拶で「舞台化のお話をいただいた当初は一度お断りした」「自分より黒子にふさわしいピッタリな役者さんが他に居るだろう」「怖かった」…という事を聞いて、凄いプレッシャーの中で戦ってたんだなぁ…。

黒子のバスケ、これで本当に全てが終わってしまったんだなぁ…という寂しさが〜。 バスケットボールに何も興味がナイ私が、ここまで引き付けられて見届けた原因は未だに自分でも解らないけど、とにかく楽しませてもらいました! 有難う!黒子のバスケ!

劇場
福岡市民会館
日時
2019.5.19(日曜日)/17:30〜

キンキーブーツ【シアターオーブ】

2016年の初演時には遠征の都合がどうしてもつかず、観劇を見送っていたら…案の定、大評判で主演のお二人は各々演劇賞を受賞。 首を長くして再演を待ち望んでいた所に朗報! 今作の観劇をメインに遠征計画を立てて、満を持しての観劇。 シアターオーブ観劇は【メリー・ポピンズ】以来、1年振り♪

「ハイ、ここは手拍子をする所」「ハイ、ここは笑う所」という客席の空気がかなり煩わしく感じるほどの、一体感に居心地が悪く思う事も多々あり。 ま、それほど皆さん今回の再演を思いっきり楽しんでいらっしゃるんでしょうけど…ねぇ。うん。

主演のお二人は前作の評価が『納得!』と膝打つ好演で感嘆する事しきり。 実はこの作品、映画も観た事がなかったので、三浦春馬さん@ローラがスーツや半裸になるシーンがあるとは知らず、そのヴィジュアルの落差も楽しめた。(色、白っ!)ドラァグクイーンの化粧を一旦落として、ラストでまたフルメイクで登場!とは、お肌酷使だわ…と要らぬ心配。 三浦さんは他のミュージカル作品でも是非とも拝見したい!

エンジェルスの皆さんも完璧な美しさとキレのあるダンスで魅了されました♪ そして…ラスト、ひのあらたさん@ジョージのロングブーツ姿に「ひのさん、足、長っ!」 私の中では『ひのさん=ムファサ(LK)』のイメージなんで、強烈なギャップ萌え☆

対して女性キャラがどちらも共感出来ず、キンキンと五月蝿い感じで残念に思うのは、その設定なのか?演出なのか?

キャスト
チャーリー:小池徹平/ローラ:三浦春馬/ニコラ:玉置成実/ローレン:ソニン/ドン:勝矢/ジョージ:ひのあらた/エンジェルス:穴沢裕介・森 雄基・風間由次郎・森川次朗・遠山裕介・浅川文也・佐久間雄生
劇場
シアターオーブ
日時
2019.4.23(火曜日)/14:00〜

『銀河鉄道999』さよならメーテル~僕の永遠【明治座】

銀河鉄道999 劇場版公開40周年記念作品 舞台『銀河鉄道999』の第二弾。 今作は松本零士先生誕生の地、北九州公演はナイため(『ライブin北九州2019』が開催)、私、初の明治座遠征! 浅野温子さんのプロメシュームに期待していたけど、体調不良で残念ながら降板。 代役で松下由樹さん
4月11日にお披露目されたばかりのteamLab作の“明治座創業145周年記念企画・新緞帳【四季喜昇座-時を紡ぐ緞帳】”が見れる事も、すっごく楽しみにしていたけど…、今公演は開幕前から緞帳が上がってて、幕間〜終演まで緞帳が一度も降りることはなく、見れずに涙。 見たかった! 見たかった! 見たかった〜!! だって次、いつ明治座観劇の機会があるのよっ! 見たかった〜!!

今回の観劇を経て「あ!これはミュージカルではなく“音楽劇”なんだな」と。 どの曲を聴いても難しくて、一緒に口ずさめるような耳に心地良いメロディーが皆無。 唯一は映画でも唄われていたリューズの曲くらい。 ほぼ一緒に口ずさめる自分にもビックリしたけど、改めて聴くと『めっちゃ演歌っぽい!』 う〜ん、第二弾にしても曲が難解過ぎるよ…(なのでライブin北九州はパス)

今回の照明デザインは良かった! 少ないセットの中で、照明デザインで様々な空間を造り出して、あの機械化帝国まで表現。 プロの仕事って凄いなぁ〜と感嘆!

前作から変わったキャストは前山剛久さん@機械伯爵/ハミル木下晴香さん(伊波杏樹さんとW)@メーテル。 ハミルは舞台オリジナルのキャラクターだけど、 その役所がよく解らなかったのは…私だけ? メーテルは前回よりはお芝居と声のトーンが良く、メーテルの背負わされた辛い使命みたいなものが感じられた…けど、やっぱりこのお芝居におていは脇役っぽい扱いなのは不満だなぁ〜。 

で…総括な感想としては「よく、第二弾まで舞台化出来たなぁ…」と。 興行的にはどうなんだろうか?

終演後【ヤング・アフタートークショー】開催。 木下晴香さん、前山剛久さん、美山加恋さんが登壇で、途中からお宮の松さんも。 とにかく衝撃的だったのは皆さん「出演が決まってから999を観た」って事! 999ファンとしては心底驚いたけど“劇場版公開40周年記念作品”だもの、観客も含めて生まれてナイも多いよね、うん…。 かなりショックだった。

キャスト
星野鉄郎:中川晃教/クイーン・エメラルダス:凰稀かなめ/機械伯爵・ハミル:前山剛久/メーテル:木下晴香/クレア:美山加恋/車掌:お宮の松/プロメシューム:松下由樹/キャプテン・ハーロック:平方元基
劇場
明治座
日時
2019.4.21(日曜日)/17:00〜