髑髏城の七人 Season鳥【ライブビューイング】

Tジョイ博多にて夜の部を鑑賞。 あいにくこの日は天候が悪く、開演前には『天候の都合で映像に乱れが生じる場合が…』と再三告知が流れて危惧するも、結局無問題! 昼の部は当日券もあったようだけど、夜の部は完売の人気ぶり!ビックリ! Sesaon鳥のメンバーが発表されて『歌と踊りあり!』と耳にした時、どれほど遠征したかった事か! そして泣く泣く諦めた事か〜!(すでにSesaon花で遠征が決定していた) 「夏でなければ遠征出来たのに〜」と悔やんでいたら、花でライブビューイングが行われたんで「これは!もしや♪」と期待して待機。 有難う!そして有難う!ライブビューイング!

総じての感想は「思ってたよりも歌と踊り成分は少なかった」という事と、Season花を観た時の印象とガラッ大きく変わるものはなかった、という感じ。 実はもっと漫画【ガラスの仮面】の『狼少女ジェーン』の黒沼龍三演出のように、同じ脚本で“悲劇→コメディ”くらいの変化があるのかと勝手に思っていたので…(例え解りにくい?) 松雪泰子さん@極楽大夫福田転球さん@兵庫の関係性が解りやすかったのと、毎度おなじみのカッコイイ!タイトルを背景にズラリ7人が居並ぶシルエットは震えるほどカッコ良かった! 「おぉ〜!七人だ!」
しょっぱな大好きな右近健一さん@斬馬の雄叫びソングだったけど「ん?微妙にズレて耳心地悪っ!」 そして粟根まことさん@渡京の登場で、観客としての“新感線モード”スイッチON☆

楽しみにしていた森山未來さん@天魔王は二幕からの登場なのは、もったいない!(それでも、強烈な印象を残すけど)。 早乙女太一さん@蘭兵衛との高速殺陣は、CG処理された映像を観ているくらい凄まじいスピードで迫力があり、固唾をのんで見入ってしまった!(お二人とも2011年版にも同役出演ですね) 白い二人は思いっきりヴィジュアル系で、目の下、ちょっと“うさぎメイク”入ってます。未来さん、あの衣裳でガシガシ躍るのは無理そうだったけど、彼のダンスがもっと観たかったなぁ…。
阿部サダヲさん@捨之介は、いつも不思議に思うけど阿部さんの声って普通にしゃべっているようで、すごく聴き取りやすい! 『今迄にはない捨之介の描かれ方』に期待して拝見。 うん!Sesaon鳥の捨之介は阿部さんで正解。 そして池田成志さん@贋鉄斎は、もう居るだけで満足。 改めて“福岡の宝だよ!あんた!”

残念ながら劇場まで足を運ぶことが叶わなかったので、あの芝居の演出全てを体感出来た訳ではなかったけど、楽しめた♪

キャスト
捨之介:阿部サダヲ/無界屋蘭兵衛役:早乙女太一/天魔王:森山未來/極楽太夫:松雪泰子/渡京:粟根まこと/兵庫:福田転球/少吉:少路勇介/沙霧:清水葉月/狸穴二郎衛門:梶原善/贋鉄斎:池田成志
劇場
Tジョイ博多(IHIステージアラウンド東京のLV)
日時
2017.7.31(月曜日)/18:30~

グレート・ギャツビー【博多座】

『全く好みではなかった』という、その一言に尽きる作品だった…。
小池修一郎さんが宝塚歌劇で世界初の“ミュージカル化”に成功したものを脚本・演出を新たに再び!という触れ込みだったが、宝塚だから成立したように思う(観た事ナイけど)。 
カッコいい男と可愛く美しい女が出会い、お互いの環境が変わっても一途にお互いを想い続け…という“ラブロマンス”という表現が相応しいような、各々が自分のことしか見ていない人物像にイラつく為か、とにかくモヤモヤする観賞後の心持ちがよろしくナイ! 登場人物で唯一心を寄せて観れたのは、畠中洋さん@ジョージ・ウィルソンのみ。 みんな自分勝手! 特に夢咲ねねさん@デイジー・ブキャナンに魅力がなく、キャラクター設定だとしても…なぁ〜。蒼乃夕妃さん@マートル・ウィルソンは佐藤仁美さんが演じそうな役だった!
曲はリチャード・オベラッカーによる全曲書き下ろし!だそうだが、個人的には印象に残るフレーズやメロディがひとつもなく…(ヅカ版はどうなの?)

…なので、楽しめた衣裳についての感想を。
映画1974年版では、ラフル・ローレンが、映画2013年版ではプラダやミュウミュウがコラボしてて、アカデミー賞の衣装デザイン賞も受賞しているだけに、舞台版もアール・デコ様式?の衣裳がとっても素敵☆ AKANE LIVさん@ジョーダン・ベイカーがその象徴的なアイコンとして登場していてお洒落♪

今公演って『去年好評だった舞台の再演!地方都市公演も!』ですよね? どの辺りが好評で、再演ではどの部分がブラッシュアップされていたのか教えて欲しい。 まずは宝塚版の映像を探して観てみなくては(観劇前に予習しておくべきだった!)

キャスト
ジェイ・ギャツビー:井上芳雄/デイジー・ブキャナン:夢咲ねね/トム・ブキャナン:広瀬友祐/ジョージ・ウィルソン:畠中洋/マートル・ウィルソン:蒼乃夕妃/ジョーダン・ベイカー:AKANE LIV/ニック・キャラウェイ:田代万里生
劇場
博多座
日時
2017.7.22(土曜日)/17:00〜

舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVE【ライブビューイング】

舞台「黒子のバスケ」待望の第2弾が、東京+大阪で上演!! 本日は大阪公演での大千穐楽のライブビューイングに参加。 なんとな〜く久し振りに中州大洋に行きたかったので、こちらでゆったり鑑賞。 この映画館は変わらない安心感があるわぁ〜♪(催事では指定席になるのネ)
昨年の第一弾【THE ENCOUNTER】は遠征観劇したけど、今年はこの時期の上演の為ハナから遠征を諦めて、ライブビューイングがあるであろう事に賭けていたので…有難う!そして有難う! ライブビューイング決定の発表って、結構間際なんでドキドキするわ…。

演出方法は前回を踏襲していたので、特に目新しいもののはなかったも印象(ダンスシーンは減ったかな)、畠山遼さん@緑間真太郎+山田ジェームス武さん@高尾和成河合龍之介さん@木吉鉄平+牧田哲也さん@日向順平のお風呂シーンがあったのにはビックリ!笑った! サービスシーンですか?これは!! 真ちゃんは完全にお笑い要員になってしまってた!(VSあひる、VSたぬき)

今舞台のストーリーは、休部していた木吉鉄平が復帰して、花宮真率いる霧崎第一と激突!!というパートで、私の好きな名セリフが多いので、これを生で聴けるのはテンション↑ 私、木吉先輩は大好きなキャラなので思い入れも強く、前のめりに鑑賞。 河合龍之介さん@木吉鉄平は…う〜ん、ちょっと、かなりヴィジュアルイメージが違うんだけど、台詞回しとか、高校生ながらに驚きの包容力とか、どっしり構えている「楽しんでこーぜ」 という、頼れるセンター感じがとても良く出ていたかと。 自己紹介「この~木何の木〜♪」が聴けなかったのは残念! 名セリフ「もし1年の心が折れそうになったら俺が添え木になってやる。もし2年の心が傷つけられそうになったら俺が盾になってやる。誠凛を守る…俺はそのために戻ってきたんだ!!」は、やっぱりウルッとキターーーッ!
対して、ヒール役・太田基裕さん@花宮真は、ヴィジュアルも表情もイメージ通りのうえ、キャラクターのイメージを全く壊す事のないイヤな奴振りが完璧でビックリ! ライブビューイングだから、細かな表情の演技とかも、素晴らしく再現されていた! 演じているご本人はココまで吹っ切れたヒールは演じてて楽しそう?キツそう? 田中穂先さん@原一哉、キャラの再現だから仕方ないけど、終始目が隠れてて…ちょっと気の毒(イヤな奴だけど)
小野賢章さん@黒子テツヤ名セリフ「ふざけるな!僕は、キセキの世代のバスケットが間違っていると思って戦うことを選びました。けど、彼らは決してお前のような卑怯なことはしない。そんなやり方で、僕らの、先輩達の、みんなの夢の邪魔をするな!」、こちらは誌面やアニメの迫力には及ぶことが出来ず残念!…と言っても、心の中で一緒に「邪魔するな!」って叫んだけどね。

お話の構成上、仕方がないけど、前作でメインだったキセキの世代たちが総じて解説キャラになっていたのは、非常にもったいない感じだし、役者ファンの方は消化不良だったのでは?(第3弾があれば、その傾向が更に!) あと気になったのは、田野アサミさん@相田リコは、前回も思ったけど、あんなに急いでしゃべる必要があるの?(ちゃんとセリフが聞き取れるのは凄いけど)。 そして改めて、Spiさん@大坪泰介、ピッタリだ!(ん?複雑?) そして鍛治本大樹さん@土田聡史が、ちょいちょい面白ナイスキャラになって、イイ味出てたのが印象的☆
舞台のライブビューイングは初参加だったけど、充分に堪能出来た♪ 地方もんにはホント有り難い!

キャスト
黒子テツヤ:小野賢章/火神大我:安里勇哉/木吉鉄平:河合龍之介/花宮真:太田基裕/日向順平:牧田哲也/相田リコ:田野アサミ/黄瀬涼太:黒羽麻璃央/緑間真太郎:畠山遼/山田ジェームス武/青峰大輝:小沼将太/桃井さつき:杉ありさ
劇場
中州大洋(森ノ宮ピロティホールのLV)
日時
2017.7.17(祝・月曜日)/17:00~

新版 喜劇 売らいでか!〜亭主売ります〜【博多座】

博多座では、2005年の3月以来の再演。 その公演期間の20日“福岡県西方沖地震”が発生して…はて?その時の博多座の対応はどうだったのかは…記録になし。 ちなみに私はその公演時にも観劇を予定していたのですが、これまた思わぬ交通事故に遭い、長時間同じ体勢での観劇がどうしても困難だったので観劇叶わず…、で“初・売らいでか!”です。 ちなみに浜木綿子さんは今公演中に『公演回数通算550回』を迎えたとのことで、博多座では特別カーテーンコールが♪

『泣いて 笑って 3分に一度は大爆笑!!』というコピーは嘘じゃなかった! いや〜、面白かった〜!!! 博多座の客席の反応も、元気なおばちゃんたちの笑い声が大きく響いて、つられてまた笑ってしまう。 浜木綿子さん×左とん平さんのコンビを楽しみにチケットを確保していたけれど、残念ながらとん平さんは病気療養で降板。 代役は井上順さんだったけど、役柄的には二人の女性の間をフラフラと行ったり来たりする色男振りは、結果的に順さんの方が説得力があったかと♪

一幕目、浜木綿子さん@なつ枝は、井上順さん@杉雄に連れ添う貞淑でおとなしい妻ぶりで、正司花江さん@姑にいびられ(でも痛烈な口応えはする)で、表情も暗くて冴えないファッション。 故に夫を売った金を元手に、株式会社伊賀組紐商会を設立し社長となった二幕目の変わり様が激しく、痛快で面白い! ティアラを頭に乗っけてのキンキラキンの振袖は“オーロラ輝子”かと思ったよ(古っ!)正司花江さんの変化も爆笑。『売って売って売りまくれ。売れるものなら亭主でも』の社訓は、女性のたくましさ全開で笑える! …けど、ご夫婦で観劇されたご主人はいろいろと居心地が悪い演目かも?

他キャストは…
空眞弓さん@神代産業当主・里子は、役だからなのか?終始厳しい表情が固まったままで変化がなく、激しく違和感。 しかも私の印象にあった大空さんより遥かに太ってて別人のようだったのも驚き。 杉雄を寝屋に誘う様はちょっとホラー入ってた! 加藤茶さん@支配人・石上はクシャミだけで笑いが取れる事が改めてスゴイぜ、カトちゃん! 大和悠河さん@きく子は、一人だけ姿形が異形で、お辞儀姿が素晴らしくキレイ! ドライに世の中を渡っていく女を痛快に演じて好演。

キャスト
なつ枝:浜木綿子/杉雄:井上 順/姑ぎん:正司花江/神代産業の当主・里子:大空眞弓/支配人・石上:加藤 茶/敬子:山田まりや/きく子:大和悠河
劇場
博多座
日時
2017.7.5(水)/16:00~