ウィケッド(USJ特別版)【USJ】

ブロードウェイミュージカル【WICKED (ウィケッド)】は、あの“オズの魔法使い”よりずっと昔のお話。 “良い魔女(北の白い魔女)”と“悪い魔女(西の黒い魔女)”は以前は友情で結ばれていたが、いつしか相反する別々の道へ…という過程を辿る、二人の魔女の友情をベースにした物語(原作【オズの魔女記】)
2003年10月30日から上演され現在もなお大ヒットしているミュージカルで、今年7月12日からそのダイジェスト版とでもいうべき【USJ特別版・ウィケッド】がUSJで上演されています(BW版=約2時間30分・19曲、USJ版=約30分・4曲)
★【ウィケッド公式サイト】 こちら
私【オズの魔法使い】は高校生の時に所属していたESS部の英語劇で上演した過去がありまして、人一倍思い入れが強いお話なんです(部員全員で脚本から書き起こしたのだっ!) ですから、そのもっと前のお話が再びミュージカルで!とあらば、観たくて、観たくて、観たくて~「頑張ってブロードウェイに観に行こうかな?」って密かに本気で思っていたら…この夏からなんとUSJで特別版が上演開始とあって嬉々☆
わずか30分ながら、作品のイイとこ取りで雰囲気を堪能でき「全編通しで是非とも観てみたいっ!」と思わされるものでした。
私が観た時はエルファバは英語圏の方、グリンダは日本人が演じてて…歌詞やセリフは英語と日本語がミックス(電光掲示板で字幕表示あり)されていて不思議な感じ。 曲はどれも耳に心地良く残り印象的(CDお買い上げ~♪)
特にエルファバが熱唱する【The Wizard And I】には、一気に彼女の気持ちに引き込まれ、こんなにイイ子がこれからどんな事に遭って“悪い魔女”となってしまうのか?という辛い気持ちになってしまいました。
なんか…ちょっと映画【キャリー】を彷彿とさせるものが? 大人しく、引っ込み思案な女の子の感情が爆発してかけてしまう魔法が恐ろしく強大なものであり、最後はコントロールが効かなくなってしまうあたりとか…。
セットも歌もダンスも…「これ別料金払わなくてイイの?」と思ってしまうくらいの、思いがけない満足度♪ 特にラスト演出の迫力は圧巻!
早く全編通しで観劇出来る機会が訪れますように~。
WICKED
後に西の悪い魔女となってしまうエルファバは肌が緑という理由で人々に避けられてしまう。 ちょっと引っ込み思案で真面目な性格の女の子。 実は強力な魔法の力を持っており、その能力が故に後の姿となってしまう。
後に北の良い魔女となるグリンダは、ブロンドヘアと容姿が自信満々でオシャレ命!な女の子。 ちょっと我がままで自己中心的な性格もその容姿で許され人気者。 しかし皆から避けられるエルファバを放っておけない優しさも。

染模様恩愛御書【松竹座】

幻の傑作狂言・三世河竹新七作【蔦模様血染御書】を基として、この度染五郎さん×愛之助さん主演により復活上演(外題に“染”と“愛”を入魂!)
まだ発表されたばかり時のヴィジュアルはファイヤーな写真に二人の公式写真と【蔦模様血染御書】と興味をそそられる演目名が気になるけど…と、思っていたところに澤瀉屋一門からの出演も発表。 遠征決定!!
この度の上演は昭和10年1月以来だそうで、筋書きの上演記録一覧表はことのほか興味深く面白い! 今では全く馴染みのナイ劇場名や欠番?となっている役者名がズラリ並んでいて、外題もその時々でいろいろと変わっていて楽しい。
事前の広報活動ではノベライズとのコラボ企画もあり、いささかBL(ボーイズラブ)を強調したものではありましたが、観劇を終えて一言『“細川の男敵討”だった』
敵討ちをきちんと本筋に添え、武士道と忠義、愛情と友情、そこに陰謀を織り交ぜ、起承転結がテンポよく描かれていたうえ、ラストシーンには余韻も残る
座組も珍しいので目新しく新鮮な印象で楽しめた事も私的には大きな要因でした。
ちょっと疑問が残ったのが、敵役・横山図書(猿弥さん)の描かれ方。 “細川の男敵討”という主題になるほどの“大敵役”ではナイ印象で…。
不吉な刀を求めてしまった為に噂話を鵜呑みにし愛妻いよ(芝のぶさん)を手討ちにし、それを目撃してしまった印南十内(薪車さん)を斬ってしまう。その名字を名乗り(何故同じ名字を名乗るんだ?!)後添えに瓜二つの女性きく(芝のぶさん)を迎える…という図書。
講談では「彼はいささか短気なのがキズ」というような語りで片付けられますが、実はあの刀は妖刀であり、彼の意にはナイところで力が働いて…という事ではなかったのでしょうか? ですから、前半は“大敵役”という印象が薄く、悲しい運命に翻弄される男という印象(これはあえてそれが狙い?) 後添えのきくが大変慕っていた様から推察するに、それなりの人柄であったのではないかと思うのですが、だからこそ後半、いきなり“大敵役”な感じの演出にちょっと戸惑いました汗
染五郎さん@大川友右衛門に対して「本当なら私達こそ義兄弟」というような趣旨のセリフはとても効いていて好きでしたので、“計らずも敵方となってしまった運命のいたずらや哀しみ”を強調した方が私は好みかな。 でもお芝居としては“敵は悪者”とハッキリさせていた方が複雑にならず明快で良いのかもしれませんね。 猿弥さん、好演♪
セットは至ってシンプルな櫓仕立てで、表裏の二面をクルクルと廻り舞台で回転させ、スムーズに場面展開がなされテンポが良い♪
照明は従来の歌舞伎にはナイ斬新な使い方もあり印象的。 美術に関して色味を押さえているだけに、人物が際立ち、クライマックスの火事場では一気に劇場全体に色が染まった感じでその迫力が二倍増し! スチームや映像、火の粉などの迫力を全体に堪能するには…実は3階席の方があますところなく観れて面白かった♪
この演目のテーマ曲【愛の杜若】(←勝手にチープな命名)は…え~っと、ビミョ~汗
染模様恩愛御書
染五郎さん@大川友右衛門 この人となりが今イチ解りません。 これまでの身分を捨てて数馬と義兄弟の契りを結びその敵討ちに尽力する…というくだりは愛ゆえの事と納得ですが、その間(4年間?)実の妹と音信不通ってどういう事? ま、一番ビックリしたのは“長持の中で袴を履いた事”でしたが。 数馬に越中守を守護するように言い残して、火の海へ御朱印状を取りに向かう死を覚悟した去り際の気迫は素晴らしかったです!
愛之助さん@印南数馬 久々に女形を拝見したくなった!そんな印象でした。 友右衛門からの文にドギマギする様、返事を投げて階段から様子を伺う様などは“乙女”でした。 情けを交わした後に敵討ちの助太刀をねだる様は“女”でした。 殿様の前ながら、焼け焦げた友右衛門の亡骸に泣きじゃくりとりすがる様は“女房”でした。って、ココがすご~く良かったです! 彼の友右衛門に対する愛がどんな際どいシーンよりドキドキして、強く深く感じられてとても感動し、涙がそそられました! 「あんたぁ~、あんたぁ~!どうしてアタシを置いていっちまうんだよぉ~」って聞こえて…きそう…んな事はナイ汗
春猿さん@腰元あざみ 恋敵が男と知ってキリキリと苛立つ様、意地悪になる女心はすごくリアルで笑ってしまうほど。 数馬が好きで好きで…という気持ちからの愚かな行動に出る哀れさも共感でき、だからこそ最期は潔く自害させてあげたかったなぁと思ったのですが、これは同性ならではの意見でしょうか? 春猿さん、このお役と~っても合ってます♪
段治郎さん@細川越中守 出で…今まで感じた事のナイ“貫禄”が備わっていてビックリ!(少しお顔がふっくら…を差し引いても!) 意外なほど吉弥さん@照葉との夫婦ぶりも睦まじくこれまた驚き。 熱が入り過ぎて一本調子になるセリフが気になるところはあったものの、総じて爽やかな良き殿様像は成功では? 「大川も、元は細川~」って、あ~た…汗
芝のぶさん@横山妻いよ・大川妹きく 図書との婚姻は意に添ったものではない上、体調も思わしくない“いよ”。 そこへきて夫から不義の詮議をかけられ手討ちに…と、なんとも可哀想なことこの上なく、痛々しい儚さを好演。 一方、図書の後添えとなる“きく”は、いそいそと夫を想っている様が微笑ましく、だからこそ義兄弟となった数馬の敵と知った悲劇は際立った印象
他に印象に残った方は、紫若さん@茶店の女おせん(「娘さん」と茶屋客が言うたび客席がどよめく)、國矢さん@倅紫之助(つっころばしを初めて拝見!)
大奥消火隊
新しい試み、という事で一から皆で創り上げた作品なら、出来ればカーテンコールには全員出てきていただきたかったなぁ…と思いました。
ともあれ、まだまだこのように面白い狂言が上演されずに眠っていたりするんでしょうから…復活上演、これからも期待してます!!
※吉弥さん@照葉のイラストはフィクションです。 ホントは一人だけちゃっかりと防火服に身を包み(腰元衆よ、鉢巻きと長刀だけでは消火出来ないだろ!)スタコラと逃げて笑えます。 殿の分も用意してあげてよ~!

風と共に去りぬ【博多座】

1987年からスカーレットを舞台で演じている大地真央さん。 2001年にミュージカル版なってからも引き続き…という持ち役で今回は3年振りの再演との事。
大地さんの舞台は、博多座で【ローマの休日】【マイ・フェア・レディ】【サウンド・オブ・ミュージック】…といずれも主役で拝見しましたが、この【風と共に去りぬ】のスカレーットが一番合っていると思いました。
恥ずかしながら私は原作の読破は遠い過去に挫折したまま汗なのですが、映画では繰り返し観ていますので、スカーレット像の基準はやはりビビアン・リー。 それからしますと、キャラクターの持つ勝ち気さ、気丈さ、自由奔放さ、そして凛とした美しさはどれを取っても大地さんはピッタリで納得させられます。
けど…けど…、いつも通りやっぱり“大地真央”でした汗汗
♪マグノリアの花が咲いているわぁーーーーーっ♪ 耳から離れないっ冷や汗
作品としては、ご覧になった方からの評判はあまり芳しいものではなかったのですが、以下、自分の目で観て…の感想を。
映画をベースに観劇すると、実に忠実に再現してあり、感心させられました。 舞台美術も数々の名シーンとして印象的ものが形となっている事に驚き、特に【火の海の中から馬車で脱出】の迫力と【ラストシーン】再現は見事!
衣装は…さながら“大地真央ファッションショー”。 全部で何着なんでしょうか?! 同じ色でも微妙にデザインや髪型が違っていたり…と目に楽しい♪
スカーレット衣装
しかし…作品全体として観た時“ミュージカル”というよりは“音楽劇”という印象。 一曲として耳に残る曲が…なかったです。 『日本人が作った曲に、日本人が書いた詩で歌う』というセールスポイントでしたが、耳と心には…ス~ッと通り過ぎる感じで、引っかかりがナイんですよね。 ミュージカルを観た後って、大抵その曲が頭の中でグルグル回って、思わず口ずさんでしまうのですが…皆無汗
今井清隆さん@レット・バトラー
この作品に置いてのキャラクター描かれ方が弱いんだと思います。 ヴィジュアルはレット・バトラーではあるけれど…あるけれど、弱い。 その歌声は絶好調で聴かせてくれるものの…その楽曲のせいで、耳に残らない。 今井さんは悪くない、んだと思います、多分。
杜けあきさん@メラニー
博多座では【サウンド・オブ・ミュージック】で大地&今井さんと再度共演でご出演ですよね。 本当にお綺麗で見とれちゃいます。 宝塚時代にレットとアシュレーを演じた事があるだなんてビックリ! メラニーのもつ“清楚で控えめでありながら芯の強い女性”という像を好演。 今舞台で一番印象に残りました♪
岡幸二郎さん@アシュレー
臨終の床にあるメラニーに意気消沈する様が素晴らしかったです。 あの姿を見たら、そりゃスカーレットも目が醒めるわな、って感じの弱さで。 もっと歌を拝聴したかったな~。

元禄忠臣蔵・第一部【国立劇場】

国立劇場開場40周年記念”(緞帳も新調☆)で全10篇からなる壮大な昭和歌舞伎の傑作・真山青果作【元禄忠臣蔵】を、3ヶ月にわたる連続公演!史上初の全篇通し上演!、そして大石内蔵助は月替わりという嬉しい企画。
10月・第一部(江戸城の刃傷・第二の使者・最後の大評定)=吉右衛門
11月・第二部(伏見撞木町・御浜御殿綱豊卿・南部坂雪の別れ)=坂田藤十郎
12月・第三部(吉良屋敷裏門・泉岳寺・仙石屋敷・大石最後の一日)=幸四郎

私【元禄忠臣蔵】はこの度初めての観劇。 やはり忠臣蔵モノは人気なんですねぇ~。 国立劇場の客席がこんなに賑わっているのに遭遇したのは久し振りかも(しかも平日の昼間なのに)
とにかく舞台美術の立派さとセットの使い方に感嘆! まず幕開きがたった今、松の廊下にて刃傷が起こり大騒ぎになっている様子。 舞台奥の廊下には大名が走り回り、負傷した吉良上野介を抱えながら駆け抜けていく…。
江戸城のスケール感が見事に表現されていて、一気にお芝居の中へ気持ちがグッと入りました。前半は舞台というより、映像作品を観ているような…そんな感じでした。
歌昇さん@多門伝八郎 歌昇さんって…武士姿が歌舞伎役者の中でも特に似合う役者さんだと思っている私ですが(鬼平で見慣れているせい?)今回もキリリと力強く『天下御大政の為の喧嘩両成敗』と主張する様はいつにも増して、りりしい武士ぶりで説得力がありました。 信二郎さん@片岡源五右衛門へ、梅玉さん@浅野内匠頭への“主従今生の暇乞い”を許し、庭で控える源五右衛門の存在を、それとなく内匠頭に気付かせる計らいは、正義に情に厚い伝八郎その人そのものであるかのようで心を掴まれました。
主従二人が無言で見つめ合い、泣き伏す源五右衛門と共に涙がとまらず…実に感動的なシーン。 セットも両袖に満開の桜がしつらえ、屋根上にも散った花びらが数枚…という細かい演出で、絶命の時ハラハラと散る花びらにまたしても涙。 照明も悲劇を演出する暗さというか、そんな空間でした。 涙、涙。
私の中では大石内蔵助=吉右衛門さんなので拝見するだけで満たさせるものがあるのですが、最大の見せ場【最後の大評定】では…残念ながら汗
初日開けて間もない上、全編通して膨大なセリフの応酬劇である事を差し引いても…ちょっと…プロンプ付きすぎで、萎える汗 最後に残った56人のうちの一人として、内蔵助の決断に命預けます!という思いで気持ちを寄せて聞き入りたかったのに…悲しい
出来ることなら、公演期間後半に観劇したかった(吉右衛門さんに限らず)
ま、しかしながら3ヶ月連続公演のスタートとして実に見応えがある幕開き公演で「続きが観たい!」と思わさせるものでありました。
今回はお子様方が印象に残りました拍手 セリフもしっかり入ってたし(毒舌)汗
種太郎くん@大石松之丞 最近意欲的に舞台にご出演されている成果が出ている、というと何様な感想ですが…セリフの量に負ける事なく松之丞となっていました。 今後のご活躍が本当に楽しみ。
隼人くん@井関紋左衛門 変声期で不安定な為ちょっと気の毒ではありました。 というのは、必死になればなるほど“軟弱で聞き分けのナイ男子”のように見えてしまって、観客の笑いが起こってしまって…。 本人はコミカルな笑いを取る演技をているつもりは、ナイのでしょうから。 しかしだからこそ父親・富十郎さん@井関徳兵衛に殺されて(心中)しまった悲劇は際立った印象も。 全編通して重~い舞台が続く中、笑いの提供は私的には有り難かったです。
芦村瑞樹くん@吉千代 けなげ! 幼いながらも内蔵助の次男としてのきちんとした自覚があり、懸命に仇討ちに加わりたいと願う熱意に涙が誘われました。 心が洗われるような感じ。 上手いっ!
そしてこの枠に入れるのはもはや…ですが、亀寿さん@磯貝十郎左衛門。 心情を絶叫し泣き伏す様は、城内が人々が今どういう状況であるかがハッキリ解り、一緒に内蔵助の判断を一刻もあおぎたい!という心持ちにさせられます。 好演!
観終わってひと言「ちょんまげオンパレード」。 城内での出来事に終始するのでとにかくひたすら、侍、侍、侍。 ですので芝雀さん@妻おりくの登場でどれだけホッとさせられたか~♪ 私、歌舞伎が好きな要素として“色彩美”の比重が大きく占めているのですが…それはこの演目には望めないんですね汗
ちょんまげ大集合

コーラスライン【四季劇場・秋】

もう…今回のACL東京凱旋公演は観ないつもりでした。 観ないつもりでした。
が、開幕キャストを観て「!」 遠征時のキャストを観て「!!!」 そして何故だか遠征期間中に観る事が出来る公演日時が自分のスケジュールの中にポッカリと空いていたのです汗
2004年11月の自由劇場公演時にわずか数回だけ登板して幻と化していた“道口グレッグ”が、この度登板!とくれば「是非とも観たーーーい!」
「これは観る運命なんだ」と「観る事が決まっていたんだ」と…またまた自分の都合の良いように解釈して突発してきました。
もう一度この人でこの役を観てみたい!と思っていた八重沢さん@シーラ(笑いポイントが絶妙♪)、大平さん@ヴァル(整形美人が一番ハマって説得力あり)、八田さん@ジュディ(大袈裟なトボケっぷりに愛嬌)に大満足♪ 坂田さん@キャシーは演技が深くなった(エラそうですみません汗)上、色気UPでせつなさが増した印象が。
この凱旋公演で衣装も多少変更があってましたが…これがなんともビミョ~で謎汗
この度、初めて拝見のキャストは大口さん@コニー西田さん@マギー道口さん@グレッグ。 大口コニーは至って真面目な感じで全く笑えず残念。 西田マギーは特筆すべき印象は残らず。
そして…以下、武藤グレッグと道口グレッグの比較考察とあいなります~down
二人のグレッグ
武藤グレッグは、ゲイでも女の子の友達も沢山いそうだし、誰とでも上手に付き合っていける社交的な感じ。 “”。
道口グレッグは、異性を忌み嫌っていて軽蔑している感じ。 「ネッキングですよ」って冷たく吐き捨てるように言う様は、まるで汚い愚かな行為と思っているようでそうした事を自嘲しているかのようで…ちょっと恐い(サリーのセリフ、ちょっとヒノデロ入ってます?!) 周りに壁を作っていて取っ付きにくく神経質な感じ。 終始笑顔も殆どなく“”。 よって、武藤グレッグでクスッと笑えていた笑いポイントでは、笑いは起こらずシ~ン…と聞き入る感じで「イケない事を聞いてしまって固まっちゃった」というような客席の反応だった…かも。
ヴィジュアルは、衣装がまるでザックかのような全身黒仕様に変わっていて、パーマ+髭(口&顎)の道口さんは…カッコいい~っ☆(痛くてすみません汗) これで片耳にピアスをしてると、かなりソレっぽくって“お洒落にこだわるナルシスト”ぶりもUPすると思うんだけど~♪
しかし、改めてグレッグに注目してみると、意外にもしどころが少なくて物足りない。 けど…これから役が深まって進化していくんでしょうから、きっとこの印象も変わっていくんだろうなぁ~。 変化の様子が観る事叶わず残念~。

青い旗キャスト
ザック:加藤敬二/ラリー:横山清崇/ダン:朱 涛/マギー:西田ゆりあ/マイク:藤原大輔/コニー:大口朋子/グレッグ:道口瑞之 /キャシー:坂田加奈子/シーラ:八重沢真美/ボビー:荒川 務/ビビ:荻原亮子/ジュディー:八田亜哉香/リチー:松島勇気/アル:羽根渕章洋/クリスティン:石塚智子/ヴァル:大平敦子/マーク:鎌滝健太/ポール:望月龍平/ディアナ:木村花代