一路真輝+内野聖陽+山口祐一郎=ブレミアムトークショー【メルパルク福岡】

10月の博多座【エリザベート】公演に先駆け、主演のお三方を迎えてのイベント
司会進行は地元のタレント?中島浩二さん(=ナカジー)でしたが、お三方の独特なリズムにナカジーの調子は最後まで狂いっぱなしで汗だくで司会進行のご様子。 特に山口さんの不思議なリズムに振り回されてました。
今日のトークショー、遠くからはなんと!北海道からご参加の方もいらっしゃったとか。 もちろん福岡以外の方もかなりの数いらっしゃってました。 お三方個人のファンなのか作品のファンなのか…。 昨日の台風の影響で遠征の方はもちろん、ご出演のお三方の足にも影響が出た
模様。 とにもかくにも皆様お疲れさまでした。
会場はまだ一度もエリザベートをご覧になった事がナイという方も結構多くて、舞台に関してはネタバレのような事は避けてのトーク。 最後はお客さんからの質問状に対して答える形。

さくらんぼ 衣装について
一路さんの衣装は皇后様なので豪華な素材を使ってあって…重いらしく、それを聞いた山口さんが「そうコレは重い」(鏡の間のドレス)って。 どうやら着たらしい、山口さん…。 一路さん&内野さんビックリ!
内野さんは動きが激しいので、動きやすい素材に…とか通気性がイイものを…とか衣装さんにお願いするらしい(汗っかきなので)

さくらんぼ 好きな食べ物
名古屋では?楽屋の冷蔵庫が内野さんと山口さん共有だったらしく冷凍庫には山口さんのアイスがぎっしり入っていたそう。 それで内野さんが山口さんに“アイスクリーム券”をプレゼントしたら山口さん大喜び。 でもその後に衣装さんから「山口さんにエサを与えないでください」と内野さんは怒られたそうです。

さくらんぼ 失敗談
一路さんは“エリザ300回”での挨拶を考えながら【私だけに】を唄っていたら…その日は禅さんと思っていたら綜馬さんで、それが予定外で動揺していたら、歌詞がトンでしまって♪鳥の、鳥が、鳥で~♪と唄ってしまい、後から舞台監督に「今日何回鳥飛んだ?」と。
内野さんは、よく一路さんのドレスの裾を踏むそうですが…一路さんは全く動じず「フンッ」て力強く引っ張って事なきを得るそう。 ちなみに山口さんには踏まれた事はなく「内野さんは動きまわりすぎるから踏むんだよ」と山口さん(ちょい得意気)

さくらんぼ オリンピックはみましたか?
山口さんは平泳ぎを見た日は影響されて、唄う時のブレスポイントが変わったそう。 手の動きも左右同じ動きをしてしまったとの事。 マラソンを見た日は、野口選手の腕フリを真似たそうです

さくらんぼ 犬と猫どっちが好き?(12才の子?の質問)
山口さんは、以前ずーっと猫だった時があって、稽古場でも言葉を交わさず?スキンシップで挨拶したり…で、今は家の隣の空き地に鈴を付けた黒い猫がいて(命名:クロスズ?)、会話が出来る。 好き…というよりは自分は猫、というようなコメント。
その後はプレゼント抽選会と、新聞掲載用の客席と一体となった記念撮影がありました。 最後のお一人つづの挨拶で、トークショーは苦手という内野さんが「あ…しっかりしなくっちゃ!」と自分で自分を励ましながらコメントしてたのが可笑しかったです。 トークショーなのに2回?カーテンコール…っていうのかな?があったのも面白かった~。

人間になりたがった猫(千穐楽)【福岡シティ劇場】

夏休み企画第2弾! 福岡シティ劇場では初登場のファミリーミュージカル。
劇団四季のファミリーミュージカルの中でも大変人気の高い作品だそうで、前回の【王様の耳はロバの耳】よりはちょっぴり大人向け?! この作品のテーマは【仲間の大切さ】【人間って素晴らしい】というもの。 ずっと人間になることに憧れていた猫のライオネルが、2日間だけ人間の姿になり、人間とふれあい…傷ついたり、恋をしたり…と人間の心に近づき成長していく、というストーリー。

よつばのクローバー 田邊さん@ライオネル
観れば観るほどほんとにニンに合ってて、「田邊さんご自身のお人柄がこのお役には滲み出てるんだろうなぁ…」と思わされました。 「僕、猫のライオネルです」「助けてください。目から水がもれるんです」「恋ってこんなに苦しいものなのですか?」…だなんて、いくらお芝居とはいえ30過ぎの男性が口にすると…ん~なんだかと、なるでしょうけど田邊さん、全く自然なんですね。 「ああ、そうなんだ」と、観ていて素直に納得してしまう説得力が彼にはありました!
私はなんとなく“田邊さん=ダンス系の役者さん”というイメージがあったので演技はもちろん、歌でもホロッとさせられてビックリな嬉しい収穫。

よつばのクローバー 服部良子さん@トリバー
劇団四季の大ベテラン! この方が出てこられただけで“芝居”って感じです。 とにかくと~っても細かい演技を丁寧にされていて…服部さんだけ注目で1回観劇したかったくらい! こんな素敵な役者さんが在籍されているとは改めて四季の役者さんの層の厚さを知りました。 表情を観ていると「舞台に立つ事が本当に好きな方なんだなぁ」と感じてしまうような、こらちまであの笑顔と演技にパワーをもらえるようでした。

よつばのクローバー 川原洋一郎さん@スワガード
このお役は川原さんのアタリ役だそうで、なるほどとっても魅力的なキャラクターとして生きているんですね。 町の嫌われ者だけど、憎めないチャーミングな部分は子供たちのハートをわし掴み! でっかい体で細やかな動きや表情、そしてダンスも軽やかなのに「さすが!」と思ってしまいます。
今日も客席の子供たちの反応は良く、一人ものすご~く楽しそうに大きな声で笑う子がいて(しかも笑う時間が長い)それにツラれて周りも笑う…みたいな感じで“笑いの連鎖反応”が起きてました。 ライオネルがキスの仕方を習うところは、もうキャッキャッって♪ そして、ジリアンのほっぺにチュッ-☆では「きゃ~っ♪」って。 可愛かったなぁ…。 私の隣の席の子(推定7才)は、ものすご~く感動しているようで、幕間に席を立ってロビーに移動する親御さんから離れて一人席に残り、一生懸命パンフレットを読んでいました。 歌も拍手も力いっぱいしてましたし…この舞台の感動が、きっと彼女に何かを残すんだろうなぁと思いました。
カーテンコールは、何度も何度も繰り返されて、舞台も客席も腕がダルくなるくらいお互いに手を振り合って、名残を惜しんでいました♪ 千穐楽って、やっぱり“特別感”があってイイですね 。

劇場 キャスト
ステファヌス:松下武史/ライオネル:田邊真也/ジリアン:木村花代/タドベリ:渋谷智也/トリバー:服部良子/スワガード:川原洋一郎

宝塚歌劇星組公演【博多座】

私にとって“年に一度の宝塚観劇”。 今年も行って参りました!
宝塚に関する知識はゼロに等しいのですが、歌舞伎公演では絶対にお目にかかることのナイ、客層や雰囲気、そしてスゴイ熱気が感じられるグッズ売り場やモニター周辺。 その独特な“ヅカワールド”を垣間みるのが楽しくて、ほぼ毎年行っています
博多座公演では各組がローテーションで来るのですが(現在はこの法則は崩れてマス)、今年は一巡して星組公演。 そして…去年に続き何故だか“中国もの”のお芝居がかかりました。 澤瀉屋さんの歌舞伎やお芝居といい…福岡という立地ゆえか?何故か中国ものがよくかかるような気がする、博多座
今公演のお芝居もショーも博多座が初お目見えらしく、トップのお二人もインタビューで熱く抱負を語っていらっしゃいました。

歌劇・花舞う長安 ~玄宗と楊貴妃~

湖月わたるさん@玄宗壇れいさん@楊貴妃。 そして宙組から客演の大和悠河さん@安禄山
ストーリーは玄宗が楊貴妃を見染めて政治をおろそかにし、安禄山が民衆と乱を起こし…という有名な部分のくだり。 お芝居的には、多分これから練られていくんだろうなぁ、という厳しい部分が目立ちました。 玄宗の見染めの強引さは納得が行くものの、楊貴妃の心の移り変わりや国が傾いていく危機感などは感じられず気がつけばいきなり反乱が起こって…。 どの人物に感情移入して観たらいいのか解りませんでした
しかしやはり衣装やセットはきらびやかで“ザ・ヅカ度100%”で満足! 今回は照明が素晴らしくって感動! 河村隆一が提供したテーマ曲での睡蓮のシーンは幻想的でとても美しくて素敵でした。

ロマンチカ宝塚’04 ~ドルチェ・ヴィータ!~

舞台は1940~60年代のヨーロッパ。 リゾート地の港を舞台に繰り広げられる華やかショー。 シャンソン、カンツォーネなどの曲調やユーロ・ポップなど次々とダンスや衣装が変わって楽しい。
ココでも感動したのは照明! 特にフロアーに当てる光のバリエーションが豊富で、一瞬にして『どういう場所か? シチュエーションか?』という事が判る感じで見入ってしまいました。
注目の方は大和悠河さん。 昨年の宙組公演で「カッコ綺麗な方だな」という印象が残ってて、今年唯一判るジェンヌさんでしたので。 ダンス、しなやかでキレがあって、とっても素敵! 船乗りの白いパンツでも「足長っ!」と思ったけれど、ラインダンスで網タイツで出てきた時は、その脚線美に釘づけ! 「足長っ! キレイ!」 女役の時のお顔は…なんとなく浅丘ルリ子を彷彿とさせましたけど。 しかし…歌が~、歌がぁ~っ!
いや~、ショーは楽しかった! “ヅカワールド”思いっきり堪能しました。

王様の耳はロバの耳【福岡シティ劇場】

この夏、福岡シティ劇場では“劇団四季のファミリーミュージカル”2作品が連続上演!…という事で観てきました。
私が子供の頃って、掲示板でも何度かお話しましたが、学校に劇団がやってきてお芝居をする(何故か毎回【安寿と厨子王】)…というタイプのものが多く、劇場に出かけて皆で観劇した、という事はありません。 でも先日、友達と話してて…どうやら四季の【嵐の中の子供たち】を観ていたようなんです。 最後に汽車が出てくる事しか覚えてナイけど。
…と、言う事で自分に子供がいる訳でもなく、付き添いとして連れて行くお子様が周りに居るわけでもない私は“ファミリーミュージカル”なるものに全く縁がなく、多分二十数年ぶりの観劇となったハズ。 会場は当然のごとくお子様がい~っぱい♪ 演出や衣装、舞台美術も子供たちを楽しませる工夫がいっぱいで、と~っても可愛らしい 目にもとっても楽しめました。
この作品のテーマは…
本当のことを言うことは時にはとても難しいけど、自分が損をしてしまうからと言って、周りの人のことを考えなくていいのか? 『真実の姿を見る目、真実の声を聞く耳、そしてなによりそれを語る勇気』 自分を犠牲にできる勇気。 そんな勇気をこの作品を通して子供たちに伝えたい…というもの。 役者さん達の大熱演で、きっと会場の子供たちには、そのメッセージはしっかりと伝わったはず!
『劇団四季って外国のヒットした作品を持ってきて日本で上演する劇団』という印象しか持っていなかった私。 前回上演されたオリジナルミュージカルや今回のファミリーミュージカルを拝見し、その守備範囲の広さに驚きました。 最近はストレートプレー作品も多いようですし。
もっと【劇団四季オリジナル作品】を観てみたいなぁ、と思いました♪
ところで…皆さん【王様の耳はロバの耳】ってお話、最後はどうなるかご存知ですか? 私、お話自体は漠然としか知らなくって、今回初めて結末を知った次第でございます~ 。

劇場 キャスト
王様:栗原英雄/ローストビーフ卿:吉谷昭雄/アブラハムハム公爵夫人:菅本烈子/黒い探偵:江上健二/詩人チキン:内海雅智/将軍ボイルドエッグ:神保幸由/床屋:佐野正幸/ニボシ:伴藤 武/ナタネ:真鍋奈津美

鉄輪【大濠能楽堂】

久々、能に行ってきました! 福岡出身で主に九州を拠点に活動する鷹尾兄弟の“鷹の会”主催によるものです。
今回は昨年に続き“納涼ゆかた会”という企画がありまして、浴衣で観劇するとプレゼントがもらえる、という事で浴衣をお召しになった方がチラホラと。 私は職場から直行でしたので残念ながら…皆さん、個性的に着こなしていらっしゃってて目に楽しめました。
さて構成は…といいますと【解説】→【仕舞】→【能】→【アフタートーク】とあって『気軽に能に楽しんでもらおう』という毎回工夫をこらしたものとなっています。 が…今回は難しかった!
【鉄輪】のあらすじは…夫に見捨てられた女が貴船神社にて、人形に五寸釘を打ち込む…という、納涼にピッタリな?!演目。 ゾゾ~ッ!
しかし、やっぱり能のルールというか作法というか…理解できていないうえ、イヤホンガイドもない訳ですし「今何をしているのか?」という…所作が全く理解不能で、かな~り厳しかったです。 きっと頭の上には「???」っていっぱい出ていたハズ! 今まで演奏していた人がいきなり後見になって小道具や大道具を運んでみたりとか、最初に解説を聞いているものの、謎だらけでした。
やっぱり手始めには以前観た【土蜘】とか、歌舞伎で馴染んでいる演目から入った方が、どうやら私は良さそうです。
でもって、今回も痛感しましたが『三味線やツケ』、これがやっぱりナイと!と思った次第です! …って能でしたね、コレ。